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概要編集

所属国アメリカ合衆国
出生日(年齢は2024年11月時点)1946年6月14日(78歳)
出生地アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
所属政党(2024年11月時点)共和党
出身校ペンシルベニア大学ウォートン・スクール
宗教キリスト教プロテスタント長老派
配偶者(2024年11月時点)メラニア・クナウス
子女5人(以前の妻たちとの間に誕生した子供も含む)

ドナルド・ジョン・トランプ(英語:Donald John Trump、1946年6月14日 – 存命中)は、アメリカ合衆国の政治家・実業家。第45・47代アメリカ合衆国大統領。不動産業で成功を収め、アプレンティスというリアリティ番組では司会として活躍した。2016年アメリカ合衆国大統領選挙に共和党から出馬・当選したが、再選を目指した2020年アメリカ合衆国大統領選挙ではジョー・バイデンに敗北した。返り咲きを狙った2024年アメリカ合衆国大統領選挙で2度銃撃された後、グロバー・クリーブランド以来132年振りに再選し、2025年1月に大統領に就任する予定である。


来歴編集

初期編集

1946年6月14日にニューヨーク州ニューヨークのクイーンズ区にて、5人姉弟の第4子として誕生した。1968年5月にペンシルベニア大学ウォートン・スクールで経済学理学士号を取得して卒業した後、父のフレッドが経営するエリザベス・トランプ・アンド・サンに就職した。2004年1月から2015年6月までアプレンティスというリアリティ番組を共同制作して司会を務め、自身とその企業は6件の企業破産を含む4000件を超える州と連邦の法的訴訟の原告又は原告となっている。


2016年アメリカ合衆国大統領選挙編集

2016年アメリカ合衆国大統領選挙に共和党から出馬して大統領候補に正式指名され、副大統領候補にインディアナ州のマイク・ペンス州知事を選択し、民主党ヒラリー・クリントン国務長官とティム・ケイン連邦上院議員のペアに一般投票の次点候補でありながら勝利した。トランプは軍事・政治経験が無い初の大統領で、選挙期間での政治的な立場はポピュリスト・保護主義者・孤立主義者・国家主義者であると言われ、その選挙と政策は多くの抗議活動を引き起こした。


大統領編集

1期目編集

2017年1月に大統領に就任した後、中東・アフリカ諸国からの一部の国民がアメリカに入国する事を禁止する大統領令に署名し、アメリカの国境で拘束されている移民に対して家族離散政策を実施した。連邦最高裁判所に保守派の判事を3人も任命し、2020年3月に新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなった際は対応が遅れ、保健当局からの多くの勧告を無視・否定した。更に政治的な圧力を利用して検査活動を妨害し、証明されていない治療法についての誤った情報を広めた。


2020年アメリカ合衆国大統領選挙編集

2020年アメリカ合衆国大統領選挙では再選を目指して出馬し、民主党のジョー・バイデン前副大統領とカマラ・ハリス連邦上院議員のペアに敗北した後も、広範な不正があったと主張して政府関係者に圧力をかけた。加えて多数の法的な異議を申し立てるも失敗し、大統領の移行を妨害して結果を転覆しようとした。2021年1月に自身の支持者たちに連邦議会議事堂に行進するように促した後は多くの支持者が議事堂を占拠し、複数の死者が出て選挙人の投票を集計する作業が中断されたが、事前に旧ツイッター(現在はX)で支持者に帰宅するように促す投稿もしていた。


大統領退任後編集

2021年1月に大統領を退任した後はマー・ア・ラーゴに居住し、元大統領法の規定に従って事務所を設立した。2023年3月にニューヨーク州で業務記録を改竄した34件の重罪・同年6月にフロリダ州で機密文書の取り扱いに関連した40件の重罪・同年8月にワシントンD.C.で憲法を覆す為の取り組みに対する共謀と妨害の4件の重罪で起訴された。2024年5月に不倫の口止め料をめぐって業務記録を改竄した罪に問われた裁判で有罪となり、大統領経験者としては初の事例となった。


2024年アメリカ合衆国大統領選挙編集

2022年11月にマー・ア・ラーゴで2024年アメリカ合衆国大統領選挙に出馬すると表明し、演説の中で「アメリカをかつてないほど偉大な国にするまで決して諦めない。」・「アメリカを再び豊かに・強く・誇り高く・安全で・輝かしく・偉大な国にする。」と強調した。2024年7月に共和党の大統領候補に正式指名され、副大統領候補にジェームズ・ヴァンス連邦上院議員を選択した。同年11月に本選挙で民主党のカマラ・ハリス副大統領とミネソタ州のティム・ウォルズ州知事のペアと一戦を交え、312人の選挙人を獲得して当選を果たし、こうしてグロバー・クリーブランド元大統領以来132年ぶりに1度大統領を経験した者が当選した事例となった。


暗殺未遂事件編集

2024年7月13日にペンシルベニア州バトラーで選挙の演説中に狙撃され右耳を負傷したが、その直後に拳を高々と突き上げて自身の無事と力強さをアピールした。犯人シークレットサービスが射殺したが、流れ弾が傍聴者に当たって1人が死亡・2人が重傷を負った。同年9月にフロリダ州ウェストパームビーチでゴルフをしていた時にライフルを持った男性に狙われていたが、この事件では発砲する前に犯人(ライアン・ウェスリー・ルース)が逮捕されて未遂に終わった。


外交編集

日本編集

人脈形成編集

2016年アメリカ合衆国大統領選挙に当選した時、外務省はヒラリー・クリントンが勝利する前提で動いていた為、トランプとの関係を構築する作業を急いで進める羽目となった。ここで鍵を握ったのが安倍晋三元総理の行動で、周辺では2015年6月に出馬を宣言した時から独自にトランプとの人脈を形成するのに尽力し、2016年11月に世界最速で首脳会談を開催した。


その後編集

トランプ自身は名指しで在日アメリカ軍の撤退や輸出品の規制を強化する事などを訴えており、日本に対しては必ずしも好意的では無かったが、こうした取り組みが功を奏して総理個人とは良く打ち解けていった。2020年1月に日米安保条約が改定されて丁度60年となるのに合わせて声明を発表し、「この間の世界の平和と安全・繁栄には偉大な両国の盤石な同盟関係が不可欠だった。」と指摘した上で、両国の同盟関係を更に強化・深化させる事の重要性を強調した。


中華人民共和国編集

元々中国に対する嫌悪感があったようで、世界の工場としてブルーカラーの雇用を奪うだけでは無く、近年では技術力・外交力・軍事力も備えて超大国の立場まで脅かして来るようになったからである。中国との関係はオバマ政権の後期には既に悪化し始めていたが、自身はそれを煽って意図的に貿易摩擦を増大させた。同時に一帯一路からファーウェイ・果てはティックトックに至るまで多くの事象を踏み絵のように扱い、同盟関係にある国にアメリカ・中国かの選択を迫り続けた。


称賛・評価編集

同年12月にトランプを支援したロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「内外で尊敬されている人物。」・「オバマと違って少なくともリーダーだ。」と度々称賛しており、同月にプーチンも年末の記者会見でトランプを「トランプ氏には才能がある。」と評価している。ただしトランプは「ロシアとは関係は良くなると思うが、もしかしたらそうでも無いかもしれない。私をプーチン大統領が褒めたと言ってもこれは交渉の助けにならない。」とも発言している。


敵対国編集

オバマ政権ではイランキューバのような伝統的にアメリカと敵対している国に接近する動きがあり、態度を軟化させる事に成功した事例が多かったが、トランプはそれらを元の状態に戻す事を望んだ。軟化したといっても完全に友好的な姿勢に転じた訳では無い上に経済的な利益も微々たるもので、ディールという面から考えても到底割に合わないと考えたためであり、反共・反イスラムの立場からも現実的にそうした国々との外交関係を継続するのは困難であった。


イラン編集

2020年1月にイスラム革命防衛隊のガーセム・スレイマニ司令官を、イラクに駐留していたアメリカ軍に小型ドローンを用いて爆殺させており、かつてないほどにアメリカに対する感情を悪化させている。そのイラクからも撤退を決めた上に本格的に戦争で打倒するつもりは毛頭無く、得にならない事からはとことん手を引いて損切りして行くというのがトランプ流であった。


パレスチナ編集

長年仲裁者としての立場を取って来たが、トランプはジャレッド・クシュナー大統領上級顧問(娘であるイヴァンカの夫)がユダヤ人であるということもあり、明確にイスラエルを支持する立場に転換させ、その結果として2017年12月6日に帰属を巡って争われているエルサレムをイスラエルの首都と承認する声明を発出した。この一方的とも言える声明を支持したのはイスラエルとチェコの2か国のみで、その他の多くの国から困惑・批判の声が挙がった。


同月22日に国際連合が首都撤回決議を採択した際、賛成に回った国が128か国というかなりの多数であった事に対し、金融支援を打ち切る事などを盾に取って決議に賛成した国に圧力を強めた。その他の領土問題に対しても一貫してイスラエルを支持する考えを表明しており、イスラエル側は返礼としてゴラン高原に建設した入植地に「トランプ」と命名するといった一幕も見られた。


語録編集

政治的発言編集

  • オバマ大統領はケニア人。大統領の資格が無い
  • オバマとヒラリーがISILを作った
  • イスラム教徒をデータベースに登録し、入国を禁止すべき
  • 彼らはドラッグを持ち込む。彼らは犯罪を持ち込む。彼らは強姦
  • メキシコとの国境に「万里の長城」を建設し、メキシコにその費用を払わせる
  • 我々は同盟国に対して莫大な支援をしているが、これらの国が負担する費用は極めて一部
  • やつ(安倍元総理)は凄い。地獄の円安でアメリカが日本と競争出来ないようにした
  • アメリカ以外は糞みたいな国しかない
  • あんなもの地球温暖化は嘘っぱちだ。あれはただの「良い天気」だ
  • もしそう(自分が大統領)であったらあなた(ヒラリー)は監獄に入っている
  • を所持する権利を支持する人なら(ヒラリーに)何か出来るであろう
  • 余りにも多くの都市が腐敗していて、不正投票が当たり前となっている
  • 例え私がニューヨーク5番街の真ん中で誰かを撃っても、選挙の票は失わない
  • メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン

それ以外編集

  • 仕事に対する情熱が大き過ぎるため、私は1日に3 - 4時間しか眠れない
  • 余りにも仕事を愛しているため、私は朝起きて仕事に行くのが待ち遠しい
  • どんな夢でも大き過ぎることはないし、どんな挑戦でも素晴らし過ぎることはない
  • 品質と誠実さを基盤にビジネスを築くと、黙っていても売れる様になる
  • 自立した人が増えれば増える程、国全体が強くなる
  • 最高の仕事をする人々は自発的で、生来の好奇心があり、次は何をしろと教えられる必要がない人々である。そういう人となれるよう努力しよう
  • 人生は些事ではない。だからこれ程大切なものに自分を出し惜しみしてはいけない

経営編集

名言編集

真面目に経営を語らせると普通に名言を連発しており、そもそも経営者としてのトランプは非常に謙虚で、気配りが出来る人として彼を長年追った記者(民主党支持者)からも評判が良かった。実際にビジネスの場ではカメラ前で繰出しているような言動は鳴りを潜め、労使関係に問題があるといった話も聞かれない。


自伝編集

自伝で「人と違ったり、少々出しゃばったり、大胆な事や物議を醸す様な事をすれば、マスコミが取上げてくれるという事。」と述べているように、若手時代に受けたバッシングの経験から「話題にされないくらいなら叩かれて宣伝される方が何倍も良い。」と開き直ったらしい。つまり自身にとっては「マスコミに叩かれる=無料で宣伝して貰える」という訳で、「悪名は無名に勝る。」を忠実に実行しているようなのである。


余談編集

ヅラ編集

毛髪は長年に渡ってカツラ疑惑が囁かれているが真偽の程は不明であったが、集会で女性支持者に毛髪を触らせて地毛と証明した。2007年4月に「You're fired!(お前はクビ!)」の元祖で同じカツラ疑惑があったビンス・マクマホンと、自身の毛髪をかけたプロレスの試合を実施してトランプの代理レスラーが勝利し、ビンスは丸刈りとされて毛髪はオークションに掛けられたそうである。


奔放な結婚生活編集

交際関係はトロフィー・ワイフを地で行く淫奔振りで、3回の結婚で5人の子供を儲けている。いずれもファッションモデル女優経験がある美女ばかりで、特に今のメラニア夫人とは24年も年齢が離れている。2回目の結婚自体は不倫からの乗換で、そのスキャンダルでも当時の芸能ニュースを大いに賑わせている。そうしたスキャンダルは数知れずながらも一切悪びれる事は無く、己の欲望を隠さない姿は保守的なマッチョイズムから見れば好ましいとすら映ったという。


婚前契約書編集

トランプは結婚する際に法的拘束力を有した婚前契約書を作成しており、内容は言ってしまえば離婚する際の財産分与と言った取り決めである。ちなみに離婚裁判での他の事例では、ポール・マッカートニーはヘザー・ミルズと離婚した際に彼女からかなりの大金を請求されており、このような契約書は彼にとって非常に大切なものであったと言える。


子供たちとの親子関係編集

子供たちとの親子関係は悪い訳では無く、5人居る子供の中でバロン以外の4人が成人している。しかもアルコール・違法薬物などで不祥事を起こした者は誰1人としておらず、長女のイヴァンカ(イヴァナ夫人の娘)はモデルとして母譲りの才能を見せた。イヴァンカは母のイヴァナが離婚した後も父の下に付いて女優・実業家としての手腕を磨き、後の選挙戦では夫と共に父のフォローに奔走した。


信仰編集

積極的な活動はしていないが、「好きな本は聖書。」と公言している。少年時代はノーマン・ヴィンセント・ピールの積極志向の影響を強く受けた様で、宗派はプロテスタントの長老派教会としている。上で述べた通りユダヤ教との結び付きも強く、2016年アメリカ合衆国大統領選挙ではギリシャ正教のアメリカ人主教から祝福を受けた。やはり自身の口からはさほど言及していないものの、ブレーンに進化論の反対論者を置いていたりもする。これらは共和党の基本理念を忠実に守った態度で、その点だけを取って投票した保守派も少なくなかったようである。


しかしながら上記の言動に加えて、歴代の大統領と比べても全くと言って良いほど聖書の言葉を引用しない・引用しても正確では無い・聖書を逆さに持ったままで写真を撮るなど、実際は敬虔とは言い難い所も多々見られた。それらを嫌う派閥が今までトランプを支持して来た中心人物をセックススキャンダルを口実に追い落とした為、福音派は2020年アメリカ合衆国大統領選挙で強力な応援活動が出来ず、自身が敗北する遠因となったとも言われる。


社会認識編集

差別主義者との批判は終始付き纏ったが、イヴァナ(最初の妻)とメラニア(現在の妻)はどちらも移民でもある。トランプ自身はあくまで不法移民を排斥したいだけであり、支持者が勝手に意味を拡大解釈して人種差別しているというスタンスでいるらしい。このスタンスはQアノンを始めとした支持者との付き合いにも応用され、乱入事件が発生した後にトランプが彼らを庇う事は無かった。中国に対しても同じくトランプ・ブランドには中国系の取り引き先やテナントも当たり前に含まれ、資本主義に則って自身に利益をもたらす相手ならば拒む事は無いのである。


2000年アメリカ合衆国大統領選挙編集

2000年アメリカ合衆国大統領選挙の際に売名目的で改革党という第3党から立候補しようとした事があり、この時はホワイトハウスのパット・ブキャナン元広報部長と党の大統領候補としての正式指名を争っていた。ブキャナンは「キリスト教徒の白人の権利を守れ。」と主張したのに対し、トランプは「差別的な発言は不快だね。」と移民に関して寛容姿勢を取っていたが、結果としてブキャナンが勝利して終わった。この一件でアメリカ国内に広がる差別の根深さを知り、逆に利用する事に思い至ったのでは無いかとも言われている。


金持ち候補と貧乏候補編集

トランプと言えば大富豪という事で選挙資金も豊富だったのかと言うと、一般的な政治家と比べれば全くそうでは事は無かった。ヒラリー・クリントンと比較すると、2016年10月27日に連邦選挙委員会が公開した資料では、それぞれの候補が予備選挙が始まる前から10月19日までに集めた資金はヒラリーが5億1300万ドルであったのに対し、トランプが2億5400万ドル(20パーセントはトランプ自身の献金)であった。コマーシャルなどの費用もヒラリーが9月までに2億400万ドル・トランプが4870万ドルという圧倒的な大差であり、トランプは本当に大衆の力を頼りに選挙を戦っていたのである。


「でっかく考えて、でっかく儲けろ。」編集

ビル・ザンカーという人物は教育と娯楽の融合であるエデュテイメントを提唱しており、自分のセミナー&イベント会社であるラーニング・アネックスに、講師として大富豪のトランプを呼ぼうとした。ザンカーはお金だけでは無く、その熱意をもってハリソン・フォードやバーバラ・ブッシュといった有名人を講師として登壇させる事に成功してきた。


しかし当時としては破格の1万ドルをトランプ側に提示しても秘書は取り次いでくれない上に、最終的に10万ドルをザンカーが提示しても秘書は動かず、年間売上550万ドル足らずのラーニング・アネックスに於いて破格の額である100万ドルを提示して初めてトランプからの連絡があった。トランプから受講者の数を聞かれて、ザンカーは集めた事も無い「1000人集める。」と答えたところ、トランプの返答は「1万人集めるなら応じる。」だった。


ザンカーはこのスケールの大きさを経験して「あの瞬間、私の人生は変わった。」と語っている。少し増やすだけならザンカーは多少無理をしただろうが、スケールが変わりすぎてザンカーは大きく発想を変えるきっかけになり、トランプが初登場を果たした2004年2月のラーニング・アネックスには3万人以上が参加する大イベントになる。


嗜好・健康編集

祖父アルコール依存絡みの病気で失った過去から、煙草ドラッグなどは一切嗜まないという真摯な側面もある。ただし、ステーキハンバーガーフライドチキンなどのジャンクフードが大好物で、運動に関しては趣味のゴルフ以外は全くやろうとせず、1日の公務の後はテレビを見ながらそれらの料理を食するという極めて不摂生な食生活を送っていたという見た目通りの側面もあった。そうした生活習慣がどう転ぶか注目されていたが、2018年1月時点での健康診断の結果は認知能力を含めて「極めて良好」との事である。


言えなかった「You're fired!」編集

末期癌を患った子供の願いを叶える番組で、子供から決め台詞「『You're fired!』と言われたい。」とお願いされた。トランプはその子が入院している病院まで行ったが、どうしても「You're fired!」が言えず、「頑張れ。人生を楽しんでくれ。」といって帰って行った。


放射能デマ編集

2024年8月12日には彼の熱心な支持者とされるイーロン・マスクとX(旧ツイッター)のスペースで対談したが、福島第1原発事故について「現地民が住めるようになるまで2000年掛かる。」と発言した。イーロン・マスクが思わず「事故の後に福島に行き、地元の野菜も食べた。」と反論するも、トランプはチェルノブイリ原発事故を引き合いに出しつつ「原子力発電という名称自体が問題。」・「(マスク氏の)最近の気分が悪そう。心配している。」と面白半分の軽口を叩く一幕があった。


関連動画編集

  • 2016年11月に大統領選挙で勝利演説を開催した。


  • 2017年1月に大統領就任演説を開催した。



  • “Golden Dump:Donald Trump performed by Klemen Slakonja”




家族編集

  • イヴァナ・マリエ・ゼルニーチコヴァー(結婚期間:1977年4月 – 1992年3月)
    • トランプ・ジュニア(1977年12月 – 存命)
    • イヴァンカ(1981年10月 – 存命)
    • エリック(1984年1月 – 存命)
  • マーラ・メープルズ(結婚期間:1993年12月 – 1999年8月)
    • ティファニー(1993年10月 – 存命)
  • メラニア・クナウス(結婚期間:2005年1月 – 継続)
    • バロン(2006年3月 – 存命)

参考文献編集

  • 藤井厳喜著「トランプ革命で復活するアメリカ 日本はどう対応すべきか」
  • 平睦夫著「ドナルド・トランプ 奇跡を起こす10倍思考」
  • ドナルド・トランプ&ビル・ザンカー著「大富豪トランプのでっかく考えて、でっかく儲けろ」
  • 晋遊舎「ドナルド・トランプ演説集」

関連タグ編集

アメリカ合衆国米国) パンデミック


外国の指導者編集

第2・4代ロシア連邦大統領。トランプとの直接的な関係は明らかにはならなかったものの、オバマ政権時代に受けた経済制裁が解除されるのを期待して大統領選挙で裏工作を実行し、当選に大いに寄与した事が判明している。ロシアは強いリーダーが好まれるお国柄である為、国民感情としても一貫してトランプ支持が優勢であったという。

第5代中華人民共和国最高指導者。非難を受けた場面もあったものの、アメリカがアジアから手を引けば領土問題などで有利に立ち回れるようになるという判断から歓迎ムードであり、トランプ側も習近平個人の手腕は評価している点もあったようである。

フランスの女性政治家で国民戦線の党首。移民の扱いなどで共通する政策が多い事から支持を表明し、彼女曰く「プーチンらと新しい世界秩序が作れる。」との事である。

フィリピン共和国大統領。過激な言動から「フィリピンのトランプ」と揶揄された。米国に関する暴言・誹謗中傷を繰り返していたことから一触即発も危惧されていたが、シンパシーを感じたのかトランプが大統領に就任することが決定後は自重した。

ブラジル連邦共和国大統領。同じく過激な言動で「トロピカル・トランプ」などと揶揄された。こちらは元々米国に友好的であったことからより忠実なフォロワーとして活動しており、特に温暖化や新型コロナ対応を巡って世界的に名を馳せた。

第77代イギリス首相。やはり言動や彼の場合は風貌も通じるものがあり、「イギリスのトランプ」と揶揄された。EUヨーロッパ連合)からの離脱を進め、両国関係を基本とした外交に再構築する方針はオリジナルからも高く評価されたが、次第に齟齬が生じる様になり、比例して溝も広がって行った。

第3代北朝鮮最高指導者。オバマ時代から変わらずミサイル発射を繰返し、トランプも「チビの気狂いロケットマン」と呼んで応えるという最悪の関係であった。しかし、2回の首脳会談を経て急速に接近、最終的に友人ということで落ち着いている。

日本維新の会所属衆議院議員。民進党(現在は民進党から分党した立憲民主党)に対する当たりが強い発言をするため、「維新のトランプ」と揶揄された。2021年10月に4期目を迎え、維新の代表選挙を実施する方向となった場合は立候補する趣旨をしている。


映画・漫画編集

作中の登場人物にして主人公の敵役であるビフ・タネンはトランプがモデルと言われている。このシリーズにはトランプほどでは無いが、タカ派で知られたロナルド・レーガンが大統領になったと聞いて衝撃を受けるシーンもある。

シーズン20にてギャリソン先生をトランプ本人として見立てた。元々はヒラリー優勢で話を進めて最終的には元の教師に落ち着かせるはずが、まさかの逆転当選で途中からプロットを作り変えて大統領として続投する形になってしまった。

2001年7月に発表された「殺人劇の夜」で、ゴルゴの狙撃依頼の対象としてトランプをモデルにしたと思われる「アメリカの不動産王のロナルド・クランプ」なる人物が登場し、ゴルゴに殺害されている。ちなみに2016年アメリカ合衆国大統領選挙で交戦したヒラリー・クリントン(これをモデルとする人物)も夫が大統領時代に何度か登場しており、1度はゴルゴに狙撃依頼が出されかけるところまで行っていたが、この時はある陰謀からゴルゴまで依頼が届かなかった。

さらに後に2024年7月発売の単行本収録「夢の国」では、外見がそっくりなプラント大統領が手にしたスマホを撃たれるという時期まで予言の様な話も(この時は支持率UPのための狂言という設定)。

2作目にトランプがカメオ出演しており、ホテルに着いた主人公がフロントの場所を尋ねた通行人がトランプで、これはロケ地となったプラザホテルが撮影された当時は彼の所有であった縁である。

直接トランプ氏をモデルにした人物がいるわけではないが、本編に大統領が銃撃されて負傷する描写があり、予告編の公開された直後にトランプ氏の銃撃事件が起きたことが一部で大きな話題となった(撮影自体は事件の発生するかなり前に終了しているので、本当に偶然の一致である)。


彼の奇抜な容姿や過激な発言(「差別的な発言」と非難されても、一切スタンスを変えないスタイル)は、彼の影響を少なからず受けたものであるという。本人は「大統領就任前のトランプが演説で『世界には不幸な人達が沢山居る」と述べたのを聞いたことに感銘したのが殺害を思い立ったキッカケだと述べた他、過激派組織・ISILの活動もキッカケの1つであるとも語っていた。


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