概要
CV:トレイ・パーカー(原語版) / 田口トモロヲ(WOWOW版) / 佐藤せつじ(Netflix版) / 映画版:谷省吾 /
海外アニメ『サウスパーク』に登場するキャラクター。本名は「ハーバート・ギャリソン」。
サウスパーク小学校の教師で、スタンたちの担任。本人曰く専門は歴史である(しかし教科書通りのまともな勉強を教えているシーンは数少ない)。
自身をゲイと認めるまでの初期の話では、右手に「ハットくん(Mr. Hat)」という人形を使い、本音や罵倒を吐いていた。いわば、ハット君はギャリソンの人格そのものを表していた。
人物
カートマンと互角か、またはそれ以上の差別主義者(極右である)。たとえば毎年のクリスマス集会時には必ず「メキシコ人を追い出すのはどうでしょうか?」と発言したり、(正確に言えばハットくんが)白人至上主義団体であるKKKに入会していたりすることが挙げられる。しかしカートマンとは違い、生徒や身近な人に対しては極端な差別をせず、特に黒人やアラブ系の子どもを避けるという行動は全くしていない。
また、小学校(又は幼稚園)の教師であるにもかかわらず、課外授業の際に強盗団から襲撃されたときには「お願いだから私のことはほっといて子どもを先に殺してくださいね」と頼むという小物ぶりを露呈し、性教育の授業の時には幼稚園児に四十八手を仕込み、「とある教師がゲイだからという理由で解雇されたので抗議して裁判になり、退職金を学校側が払った」というニュースを聞くや否やクビにしてもらって退職金をせしめるためにスレイブ君と組んで学校で公然猥褻を行うなど、その教師にあるまじき行為には枚挙に暇がない。
クラスのこどもたちからも「あんなクズほっとけ」と言われるほどだが、その大人っぽくない行動が良いのか生徒の受けは悪くない。結局、ゲイであることを認識してからはあまりにも自分に素直且つ正直すぎる性格になってしまったということである。
歴史が専門であるが、実はデンバー市民カレッジ卒で機械工学修士号の保持者。飛行機会社にしびれを切らした際には、自身のアイディアから「IT」という時速300㎞で走行するスーパーマシンを発明し、その後特許を取ったこともある。
一見するとただのクズな人間であるのに変わりはないが、実は客観的に物事を考えて行動できる性格でもある。
シーズン20ではまた教員を辞め大統領となっており、容貌・仕草と彼そっくりである。
交友関係
同性愛者である。それもスーパーハードなゲイである。
シーズン初期には自分はバイ(整形して若い女性にモテようとするなど、女性も好きである)であるにも拘らずそれを頑として認めようとしなかった(他の人や生徒からはゲイとバレており、シェフからは「ゲイと認めた方が楽だぜ」と言われたこともある)。自身をゲイと認めるまでは「ハット君」という指人形に「ゲイ人格」を宿しており、完璧な二重人格者であった。
s04e07「腎臓移植で鼻から牛乳」ではハードなゲイ向けの小説(当人は官能小説のつもりだったが、主人公の股間に関する描写をうっかり超細かく書いた)を書き、それがバカ売れしたことにより教師を辞職。しかしその小説がゲイ受けしたことがきっかけとなり、山に籠ってしまったが..
一時期、女性化手術を受けたことがある。最初のおホモだちであるスレイブ君には性転換したせいで避けられたが、これは真性のゲイであるスレイブくんにとっては当たり前のことである。スレイブくんも、そのことを理由に「男としてはあなたと付き合えないのだ」ということを真摯にギャリソンに伝えたが、ギャリソンは逆ギレし、しまいには「このオカマのホモやろう!」とヒステリックに怒鳴り付けてしまった。
性転換手術で女性に転じてからも同性愛者になっていた。
シーズン9初頭に、女性の身体に飽きてしまったためまた男性に戻っている。