用例
- 性格の二面性。ふるまいや本心を表す「豹変」「裏表が激しい」「腹黒」といったような言い回しに近い。精神疾患による性格の変化もありうるが、定義2や3と違い、意識や記憶を失うことではない。
- 『一人の人間がある時期から全くちがった性格を示し、過去の意識を失うこと』(広辞苑第5版より引用)。性格の二面性という意味の二重人格とは区別をされる。例えば記憶喪失がもとで別人のようになる状態が当てはまるだろうか。お酒に酔って性格が変わり、翌日には何も覚えていない例なども広義の二重人格と言えるかもしれない。
- 定義2の中でも特に、精神疾患の「解離性同一性障害」の俗称。解離性障害の一種。一人の人間に二人以上の人格が共存し、意識や記憶を共有しない(する場合もある)。「多重人格」とも呼ばれる。