ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

二重人格

にじゅうじんかく

「二重人格」は、一人の人間が二つの人格を持つように思えること。または、普段とはまったく異なる性格の一面を持っていることを指す。
目次 [非表示]

概要編集

人格は通常、一人の人に一つしかない。人格とは、ある人が持つ、固有の人間性を指すからである。 人間は誰でも一つの固有の人格を持っている。

このことから、「あの人は人格を持つ」というような、自明なことを述べている場合、この人格は、「特に優れた人格」のことを指す場合がある。このような人を「人格者」と読んだりする。


他方、人間は、言葉行動、考えや記憶に一貫性がある、「統一した全体的な特徴」を持っていると考えられ、これを心理学では、パーソナリティと呼ぶ。

このパーソナリティの「一貫性」や「統一性」が疑わしいような事例があり、これを二重人格と呼ぶ。


具体的な例編集

  1. 性格はパーソナリティの一部であるが、普段見せている性格と、まったく異なる性格の一面を持つ場合、このような人を二重人格と呼ぶことがある。これはパーソナリティの二面性を指す。「人格が豹変する」、「裏表が激しい人」、「腹黒い人」というような言い回しは、このようなパーソナリティや性格の二面性を指している。を飲むと、普段とまったく違う性格を示す人がいるが、これはパーソナリティの二面性によっている。
  2. 一方、何らかの理由により、パーソナリティの一貫性や統一性が失われる場合がある。一人の人間が、ある時期から全く違った性格を示し、過去の記憶を失うことがある(広辞苑第5版よりの引用)。二重人格は、このような場合を指すことがある。
  3. 上の 2)の「何らかの理由」が精神疾患による場合。例えば、解離性同一性障害による場合は、言葉や行動、更に記憶の一貫性や統一性が失われ、あたかも一人の人のなかに、二つの異なる人格が共存しているように見えることがある。

2)や 3)の場合は、人格が複数あるのではなく、パーソナリティの統一性が失われていると考えられる。そのため、二つの異なる人格(と見える状態)のあいだで、意識や記憶の連続性が失われている場合がある。

その場合、A)一方の状態は、他方の状態の記憶を持っているが、その反対では記憶を持たないことがあり、B)どちらの状態でも、違った状態のときの記憶を持たないことがある。


多重人格編集

パーソナリティの統一性が失われている場合、意識や記憶の連続性に疑問のある状態が、二つでなく、もっと多数あるように現象することがある。このような場合は、多重人格と呼ばれる。(多重人格は、精神疾患などで、パーソナリティの統一性が喪失している場合以外に、普段示しているパーソナリティとは異なる一面が、複数ある場合も、このように呼ぶことがある)。


参考サイト編集

https://www.weblio.jp/content/人格


関連タグ編集

人格 パーソナリティ 解離性同一性障害 多重人格 精神病 健忘 退行 (幼児退行)人格 同一人物 ジキルとハイド ヒャクニチソウ(花騎士)

関連記事

親記事

人格 じんかく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 4930743

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました