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概要

多重人格が一個体に2つ以上の精神が存在する状態を指すのに対し、集合精神はその逆で複数の個体に1つの精神が宿る事。英語では「グループマインド」または「グループエゴ」と言う。

架空の概念であり、現実にはそのような生命体は存在しないとされる。

各個体の個性が残っているものと完全に失われているものの二種類があり、後者はハイヴマインドと呼ばれる。ハイヴは「社会性生物の巣」の意味で、「個は全、全は個」のシステムを蟻や蜂に例えている。

集合精神に該当する存在

50音順。

現実の科学での扱い

超個体の概念

1911年、米国の昆虫学者ウィリアム・モートン・ウィーラーがアリの巣という群体を一つの個体として捉える超個体の概念を提唱し、この頃から群体生命や集合精神という考え方が広まったとされている。

How insect 'civilisations' recast our place in the Universe

意識的経験の速度と全体と部分の両立

理論物理学者でAI研究者のマックス・テグマークは、もしも地球銀河サイズの超知能が存在した場合の想定を行なっている。たとえ光の速度で信号をやり取りできるとしても通信速度の限界のため地球サイズなら1秒間に約10回、銀河サイズなら10万年にたった1回しか意識的な経験をできないと推定している。

上記の遅延を避けるために分散されたサブシステム同士が計算を行う場合、システム全体だけでなく、サブシステムという一部分が意識的経験を持つことができるのか?という疑問を生じさせる。意識の有力な仮説の一つである統合情報理論の予測によればこれは不可能であるのだという。

LIFE 3.0―人工知能時代に人間であるということ

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