概要
テレビ東京版『遊戯王』アニメシリーズの第8弾。
2022年4月3日より毎週日曜朝7時30分に放送中。
前作『遊戯王SEVENS』に続いて遊戯王ラッシュデュエルを題材にしている。
登場人物や舞台が大きく一新されているものの、主な制作スタッフは全員前作から続投であり、多くの登場人物に前作との繋がりを感じさせる要素がある(特に苗字の一致)。
キャスティングにも前作を含めた過去作のレギュラー経験者の再登板も多い。
世界観としては、ドロ-ン技術やAIの普及、更には月面等の宇宙開拓など近未来的だった前作に対し、今作は一昔前の古い時代を彷彿とさせる。
六葉町の街並みを筆頭にブラウン管テレビ(それもかなりの初期型)・黒電話・ラジカセ・VHSといった今では全く見られない懐かしい機械が多く出ており、さながら昭和後期から平成最初期のような感じに。
その一方で本作のキーポイントである宇宙人達のSF要素が加わることにより、過去と未来の要素が絶妙に交じり合った独特かつ個性的な世界観となっている。
ちなみに今作のデュエルディスクは、ごく一部を除いて初めからラッシュデュエル専用かつ、上から見ると数字の6の形になっている。
前作同様コミカルな作風であるが、宇宙における戦争やデュエルの兵器利用を巡る対立など背景ストーリーは重く描かれている。
また主人公がデュエル初心者であることからルール説明やプレイングに関する解説が多く、キャラクターの成長を描くと同時に新規層へのアプローチが目立つ傾向にある。
最強ジャンプで杉田尚、彦久保雅博両名による漫画版も2022年5月号から2024年4月号まで連載された。
2022年7月6日に遊戯王の原作者である高橋和希氏が逝去されたため、氏の存命中に放送されたアニメシリーズは本作が最後となった。
同年7月10日放送の第15話にて番組の最後に追悼テロップを出している。
前作との関係
※本作のネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください
本作では前述した通り前作との繋がりを感じさせる要素が多数盛り込まれているが、物語前半では特にそれらに触れられることはなく、所轄スターシステムと思われていた。
しかし本作の第38話にて衝撃的な事実が明かされた。
実は今作は前作SEVENSと世界観が共有されており、前作SEVENSが始まるよりも前の過去にあたる時代である。
前作の過去の時代なら前作に誕生したラッシュデュエルがあることは矛盾があるように思えるがこれには諸々の複雑な事情がある。
今作ゴーラッシュの物語が始まるよりも前、ある人物がトラブル(状況を見るに前作ラストでのオーティスとの決戦が原因)によって今作の世界に偶然来訪。
その後、諸々の事情から当時のゴーハ関係者の協力の元、ラッシュデュエルを開発し、世間に普及させた。
しかし本来は未来の世界であるSEVENSにてゴーハデュエルを元に開発されるはずだったラッシュデュエルをゴーハデュエルが生まれるよりも前に開発してしまった。
これによって世界線が分岐してしまったため今作のゴーラッシュの世界が誕生した。かと思いきや、王道兄妹とともに諸事情で一時的に自分の時代に戻った遊我が歴史を調べても全くといっていいほど変化は起きておらず、ゴーラッシュの時代に生まれたラッシュデュエルは長い時とともにゴーハ・デュエルに変化していったという事実が判明したのだった。
要するにゴーラッシュの時代で開発されたラッシュデュエルは、未来のSEVENS開始前の時点でゴーハデュエルに発展したが、間もなくラッシュデュエルに戻った、つまりSEVENSで原点回帰したと言える。
ストーリー
六葉町に住む双子の兄妹・王道遊飛と王道遊歩は、ちょっぴりアヤシイ宇宙人駆除業社・UTS(宇宙人トラブル相談所)を経営する小学生。遊飛が作った謎の装置で宇宙人を探しては、ムダに苦労する毎日を送っていた……そう、あの日までは!!
できたてほやほやのミステリーサークルで、ついにホンモノの宇宙船を見つけた遊飛と遊歩。おそるおそる宇宙船に足を踏み入れた2人は、その船の中ではるか彼方のベルギャー星団から来たという宇宙人・ユウディアスと遭遇!!
故郷の星団を追われた仲間を、新たな未来へ導くといわれる“ラッシュデュエル”を求めて地球までやってきたユウディアスだったが、それがどんなものかは知らない様子。そんな初心者のユウディアスにひと肌脱いでやろうとラッシュデュエルを挑む遊飛。こうして小学生と宇宙人による初めての異星間交流は、ラッシュデュエルで行われることに……!!
今、遠い銀河の果てから来た1人の宇宙戦士が、ラッシュデュエルという新たな戦場を駆け抜ける! 行くぞ、ゴーラッシュ!!
キャラクター:CV
宇宙人トラブル相談所「UTS」
迷惑異星人監視機構「MIK」
ズウィージョウ一派
ロヴィアン盗賊団
ホッキョキュー星雲
その他の地球人・宇宙人
2年後の世界で登場
3年目に登場
モンスター
※モンスターでは唯一担当声優が明示されており、鳴き声以外の台詞も存在する。
主題歌
OP
「蜃気楼」
作詞・作曲:三原康司 編曲:フレデリック
歌:フレデリック
作詞:真行寺貴秋 作曲:BRADIO 編曲:BRADIO / EFFY
歌:BRADIO
「デュエルしようぜ!」
作詞・作曲・編曲:大石昌良
歌:オーイシマサヨシ
ED
「One way」
作詞・作曲・編曲・歌:佐伯ユウスケ
「One way -Fresh Pop Rearrange-」
作詞・作曲・編曲:佐伯ユウスケ
歌:王道兄弟
「Cosmos」
作詞:向井太一, NOIZEWAVE 作曲:NOIZEWAVE, BalhallA(Konquest, NEUL, WHO$, U1) 編曲:Konquest
歌:向井太一
「旅立ちの唄」
作詞・作曲:shogo.k 編曲:akkin
歌:175R
「STAR RUSH」
作詞:こだまさおり 作曲・編曲:KOHTA YAMAMOTO
歌:七瀬彩夏
「サヨナラにはならない」
作詞・作曲・編曲:佐伯youthK
歌:七瀬彩夏
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