プロフィール
※アニメ78話での時
人物
ラッシュデュエルが大好きな小学5年生。発明が得意な元気少年。宇宙人を捕まえるための色々なアイテムを発明しているがいつも無駄骨を食らう。
有限会社UTSの平社員として積極的に行動する一方、重大な局面で弱腰になることが多く、妹であり上司でもある王道遊歩のサポートでどうにか成り立っている。
何かとつけて宇宙人を目の敵にしており、自分の大切な「アースダマー」なるものを奪った宇宙人を探している(具体的にそれがなんなのかは現時点で一切不明だが、チュパ太郎らもそれを追っている辺り相当重要な「何か」なのは確かである)。
お調子者な一面もあるようで、ユウディアスとの初デュエルの際、「呆気無く勝つのも何かカッコ悪いし、やはり最初はピンチで後で大逆転」と最初のターンで手札事故を起こした身にもかかわらず余裕をぶっこいてた(しかも罠カードは3枚もセットしていたのだが運悪くこの後も使用条件が整う事は無かった)。曰く「自分がラッシュデュエルで弱くなったのはアースダマーを奪われたのが原因」との事。
いくら初心者が相手とは言え、レベル1で攻撃力200のタマボットを表側攻撃表示はナメ過ぎである(守備力は0だが裏側守備表示ならば一回はダメージを免れる)。
宇宙人に対して髪が反応する体質だが本人に自覚がない為、遊歩が判断材料として利用している。
後にアースダマーを奪った張本人である合羽井テルからデュエルで取り返すことに成功するものの、それがおぞましい姿だったと分かると吐き気を催すようになり、ズウィージョウに横取りされたにもかかわらず、それまでの執着っぷりが嘘のように忌避するようになった。
不穏な謎
良くも悪くも小学生らしい性格だが、アースダマーの実態が明るみに出るにつれて遊飛自身の謎が深まっている。
特にソリッドビジョンのモンスターを意志を持った実体へと変化させ、物理的な攻撃を可能にする能力が発覚した時、その実体の中に自身のアースダマーが入っていることを感じとっており、見た目の気持ち悪さ以外で体調に悪影響を及ぼしている(実体化したモンスターが消滅すると体調は元通りになる)。
また遊歩が幼馴染である安立マニャについて話を振った際、「全く知らない」と発言している(遊歩や田崎の台詞から彼の幼少期時代は存在するようだが)。
アースダマーの詳細や危険性を知らなかったにもかかわらず名前を知っていたこと、宇宙人を探知する謎のレーダーなど、彼がただの人間ではないと思われる描写が数多く存在しており、アースダマーの危険性も相まって不穏な空気を漂わせている(宇宙人を識別できるニャンデスターが無反応であることから宇宙人でもないと思われる)。
一方、第51話でのズウィージョウの発言からアースダマーが宿る地球人は他にも存在するらしく、遊飛だけが特別ではない様子。
2年後の遊飛
服はUTSの社員服ではなく、学生服を着ている。
2年前にユウディアスと共に戦えずベルギャー星団の戦場を離れ、さらに地球へ帰還後竜宮フェイザーによる宇宙人と関係者の弾圧に対して何も出来ず己の無力さを痛感し、明るい性格は鳴りを潜め、ネガティブかつ皮肉屋な性格となってしまう。
同時にラッシュデュエルからも一時期離れてしまい遂にはデッキすらも手放してしまうが、地球へ帰還した際にユウディアスからデュエルを挑まれた際に未練があるような描写が見て取れ、後に遊歩からこの時期でもデッキ構築や戦術を考えるなど完全に心が離れ切っていた訳では無かった事が示されている。
その後MIKから裏切り者として追われる七星ランランに遭遇した際、成り行きで竜宮トレモロと激突する。
その際にダマムーより手放した己のデッキを再度託され、自分の心がラッシュデュエルへ強い未練を持っておりその思いを完全に捨てる事は出来ない事を認め、トレモロと2年ぶりのラッシュデュエルを行う。
結果としては敗北するも、デュエル中の言動から2年前とは比べ物にならない程精神的に成長している事がランランより指摘されており、フェイザーとアイツのデュエルの際にアイツより託された言葉の意味を理解し、敢えてカード化される道を選ぶ。
カード化された世界で遊歩とともにアイツこと王道遊我と接触し、デュエル中のトラブルで彼のいた未来の時代へ飛ばされた際、過去の時代へ来た経緯とラッシュデュエルが開発された理由を知らされる。
MIK騒動終息後のギャラクシーカップ編ではユウディアスと仲直りし、改めて友として決勝で戦う事を誓い合うなど良好な関係へと戻っている。
またギャラクシーカップ中、一連の騒動の黒幕の目的を行動から読み取って作戦を立てたり、敵の計画の要とされたユウディアスと戦う相手として名乗りを挙げるなど頼れる存在として描かれる場面が増えており、ズウィージョウからも自身の後を託すに足る仲間の1人として描かれている。
クァイドゥール時空では、いち早く周囲の違和感に気付き自分達が居る場所が仮想空間である事をユウディアスらに認知させ、時空内に囚われた全員で現実への帰還を目指す。
その際、ギャラクシーカップの決勝時に使ったカード『ジョインテック・ネストライダー・タンク』がクァイドゥールによってデッキに仕込まれ、自分達が仮想空間に囚われた原因である事にも思い至っている。
クァイドゥールの消滅後、ベルギャー人が種としての寿命を迎えつつある事実が明かされ、それを回避しようと奔走する中、MIKが管理している遺跡に隠されたロボットから、クァイドゥールがベルギャー人のために研究していたカード『死者蘇生』を発見する。
そのカードとデュエル制御システムを使ったベルギャー人復活作戦の実行直前に現われた遊我から死者蘇生の処分を要求され、デュエルへと発展する。
遊飛が死者蘇生を使った際に遊我の記憶が流入され、彼が死者蘇生を危険視する理由を知るも、ベルギャー人を見捨てられず遊我を追いつめるが、同じく遊我の記憶を知り、彼を見かねた遊歩が、不慮の事故で気絶した遊我からデュエルを引き継ぎ、双子同士の戦いとなる。
遊飛が『ロード・オブ・ギャラクティカ』を召喚した際の時空の裂け目によって負傷し、ユウディアスがデュエルを継いで、死者蘇生を巡るデュエルに終止符を打った。
そして遊我を元いた時代へ繋がる時空の裂け目へ送り、すべてが終わったと思われた直後、遊歩が行方をくらましてしまう。
その後、無気力な日々を送る中、ユウディアスがベルギャー人復活の方法と遊歩捜索で宇宙へ行くことを知り、ダマムーやエポックとともに同行する。
1年目は主人公であるユウディアスの影に隠れがちで情けない描写も多かったが、2年目以降は己の無力さを痛感する等の精神的な成長を経て、冷静に物事を分析して計画を立て周囲を引っ張る事が出来る頼れる中心人物の1人として成長している。
使用デッキ
工具や機器をモチーフとした機械族を中心としたデッキ。
切り札は召喚時に魔法・罠を破壊するジョインテック・レックス。
しかし本来のデッキは遊歩が現在使っているハイテク『ドラゴン族』デッキこそ元々使用していたデッキと判明する。テルに敗北してからは妹の『ジョインテック』デッキと交換してデュエルしている。
2年後は新たな切り札としてスパイクセンチピードとアークスコーピオのフュージョンモンスタージョインテック・キラースティンガーギャラクシーカップ編からはマキシマムモンスターになった新たなレックスメカジョインテック・フォートレックスを採用している。
ギャラクシーカップ決勝ではやや不規則な形でこれまで使ってきたデッキより難易度が高いフェイザーの闇属性アビスデッキを借りてユウディアス(クァイドゥール・ベルギャー)とデュエルを行っており、フェイザーとズウィージョウが残した手札と盤面をフルに使っている。
ダークマター帝国編からは行方不明になった遊歩のハイテクドラゴンとジョインテックを混ぜた『ハイブリッドライブ』デッキを使っている。
余談
- 苗字が前作の主人公の遊我と一緒であるが、関係性は不明であったが、第38、39話にて、遊我が未来からやってきた事が明かされた為、遊飛と遊歩は遊我の先祖である可能性が出てきた。
- 2話にてアドバンス召喚の解説にて、リリースモンスターのイメージ映像としてカードが登場。テキストは以下の通り。
地属性/有限会社UTS/平社員/ATK0/DEF0
ラッシュデュエルが大好きな小学5年生。工作や機械いじりが得意。
関連タグ
ユウディアス・ベルギャー:本物の宇宙人でUTSの新人。
王道遊歩:双子の妹で頭脳担当。
有限会社UTS:所属する会社。
上城龍久:どことなく似ている人物の一人。本物の宇宙人に遭遇した時の狼狽えぶりや、すぐに調子に乗り空回りする点が類似している。
龍亞:双子の兄繋がり。機械族メインのデッキ構成や性格などどことなく似ている。
※以下は遊戯王ゴーラッシュ‼ゴーラッシュ3年目以降の重大なネタバレが記されています。
遊歩とベルギャー人復活の方法を求め、ユウディアス達とともに宇宙へ飛び出したが、ダークマター帝国の幹部ダークメンとの遭遇、ダマムーの異変、消滅したはずのズウィージョウの復活など多くの謎に悩まされる中、バリベルギャーCPTにバリベルギャーを奪われ、ダークマター空間へ流れ着く。
急遽予定を変更してダークマター帝国の居城へ突入し、皇帝ダークマイスターと対峙する遊飛達。
全ての真相を暴く為、ユウディアスとダークマイスターのデュエルが始まるが、遊飛はダークマイスターにある悪い予感を抱く。
二人のデュエルの最中もその予感が続き、それが確信へと変わった瞬間、ユウディアスがエターナル・ギャラクティカ・オブリビオンの攻撃でダークマイスターを追いつめたところで露わとなった彼女の素顔に衝撃を受ける。
デュエル後、ダークマイスターの目的、ダークマター空間とベルギャー人復活に関わる事実を知らされたユウディアス一行。
そんななか、遊飛はなんとユウディアス達を裏切り、ダークマター帝国についてしまう。
ユウディアス達の説得も空しく、遊飛はダークマイスター――遊歩とともにバリベルギャーへ乗り込み、地球へと飛び立つ。
遊飛は本気でユウディアス達を裏切ったわけではなく、自身の記憶を封じてオーティスになろうとする遊歩を止めるべく、あえて彼女の下についた。
そこでズウィージョウと諍いを起こし、秘密主義を貫く彼へのこれまでの不満を晴らそうとデュエルをするが、遊飛の内にある焦りを見抜いたズウィージョウから遊歩の背負う覚悟の違いを指摘されて敗北。デュエル前に交わした約束に従い、ズウィージョウからダークメンに任命されてしまう。
だが遊飛は元から遊歩に従うつもりはなく、地球に到着した直後、出迎えに来ていた六葉アサカとUTSの面々に遊歩が死者蘇生を狙っている事を暴露し、遅れて地球へ帰還したユウディアス達とともに、死者蘇生を隠し持つダマムーを狙うダークメンを退けた。
子孫の未来の為に、全てを犠牲にしてでも己の定めたロードを邁進する遊歩。
このまま彼女が死者蘇生を手にすれば、自分達の知る王道遊歩がいなくなってしまう。
同じ血を分けた双子として、絶対に阻止しなければならない。
しかし、遊飛は遊歩の想いを理解しているだけに、自分の成すべき事に迷い結論を出せずにいた。
UTSへ戻り、遊飛は自身の悩みをユウディアスに打ち明けたところ、彼から「遊歩の傍にいてやってくれ」と励まされ、一旦彼女の下へ戻る事にした。