プロフィール
誕生日 | 9月12日(地球暦) |
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職業 | UTS宇宙人調査課課長 |
本籍 | ベルギャー星団 |
好きなもの | オンミディ・マンドゥ(ベルギャー星団銘菓) |
特技 | 目からビーム |
CV | ランズベリー・アーサー |
人物
銀河の彼方に存在する「ベルギャー星団」から888万の同胞と共にやって来た宇宙人の少年にしてシリーズ初の宇宙人の主人公でもある。一人称は「それがし」。
そして同時にシリーズ初の軍人の主人公でもあり、肩書は第一突撃部隊隊長。
みずからを「誇り高きベルギャーの戦士」と名乗り、普段はUTSの制服を身につけている(初登場時は紺色の帽子とロングコート)が、変身するとサーベル状の剣を携帯した軍服に似た服装に変化し、目から怪光線を放つなど宇宙人らしさを発揮する。
数々の戦場を駆け抜けた故かフィジカルは凄まじく、反物質地雷を走行で回避し、絶対零度以下の環境下でも生存可能。
また、チュパ太郎が遊飛からバリベルギャーを奪い、アースダマーについて教えないとバルベルギャーを溶鉱炉へ落とすと脅された際には「888万人の同胞が暑くて困るではないか」と返していたのである程度の熱でも耐えられる可能性もある。
ベルギャー星団は「ガヴィルチャージャー」と呼ばれるエメラルドに光る鎧のようなものを纏っており、上述のフィジカルさはこれに起因している模様。また僅かな間ではあるが、滑空も出来る。しかし強度限界はあるようで、ユウディアスの回想にてズウィージョウはガヴィルチャージャーの限界が近いからと爆撃地からユウディアスを逃がしている。
ラッシュデュエルが自分達を「新たなロード」へと導くモノとして認識しているが知っているのは名前とそれに関する伝説だけで、ラッシュデュエルの内容所かデュエルモンスターズその物を理解しておらず、未開封のパックで勝負をしようとしていた。
ラッシュデュエルについてより深く知る事が出来れば、故郷での争いを止められると考えている。
真面目で律儀な性格ではあるが、宇宙人故か地球の文化に疎く、電話対応の際に怪光線で破壊してしまう天然っぷりを早々に見せている。
故郷が戦時中だからか少々気が早く、早とちりで「バンビドゥ」しかけたり電話が鳴った時は警報と勘違いしていた。
ラッシュデュエルやモンスターカードに対して過剰とも取れる感情移入をしており、被ダメージの数値を自己申告するような叫び声をあげたり、実際に戦士として戦った事がある故に、「勝利の為とは言え、味方を犠牲にする事等」とモンスターのリリースを躊躇う事も。
また真偽に関わらず誠意を見せた相手を疑うことはせず、騙していた相手に対し、「やむを得ない事情があったのだろう」と解釈するほどのお人好しである。
その反面で人を見ている所があり、テレビ局を襲撃したチュパ太郎の迷惑行為の影に隠れた違和感にいち早く気付いていた。
故郷を追われた同胞達を束ねているだけあって彼らからの人望がかなり厚く、ラッシュデュエルと初めて出会った時は同胞と感動を分かち合った。
因みにその同胞達は透明化や小型化が可能な宇宙船、バリベルギャーの中に居る。
屋外にもかかわらず突然ユウディアスに照明が射したり、何処からともなくユウディアスコールが聞こえて来たりするのは、同胞達を乗せたまま小型化したバリベルギャーが、ユウディアスの近くに居るからである。
MIK「にゃんですとー!?」
また、彼らの正体が判明、さらに第71話では謎の遺跡による『ダークネス・ドワープ』の使用でも簡単に闇に飲まれなかった。これは何を意味しているのだろうか?
欠点
総論すれば「適応力の高い堅物」と言えるユウディアスだが、そんな彼の欠点は物事を深く考えるのが極端に苦手なことである。
特に一度信頼を置いた相手は徹底的に信じるという長所があるものの、これは裏を返せば信を置く、信頼に足ると判断した人間の言うことを鵜呑みにしてしまうという短所でもある。
クァイドゥール時空編ではこの欠点が思い切り足を引っ張っており、自分たちが虚構の時空に閉じ込められたこと、その中で認識改変を受けていることを理解はしているが自覚していないというややこしい状態に陥っていた。
これは、真っ先に認識改変に気づいた遊飛が現状を把握し方針を立てた後、「遊飛が言うのだから間違いない」とそこで思考を停止してしまったためであり、事実アサカが指摘するまでデッキケースのエンブレムが変わっていることに気付かなかったうえ、指摘されても改変が解けていない。
アサカ曰く「感覚で正解を導き出すために理屈で物事を理解するのが苦手」とのこと。
デュエルにおいても効果やコンボを考慮するのではなく、直感やイメージで最適解を選んでいる辺りにそれが現れている。
その本質
考えることが苦手で他人の意見にすぐ影響されるというユウディアスの特徴は、カルトゥマータとして生み出された際に「創造主」から与えられたものである。
ベルギャー星人は無限無数の銀河一つ一つと紐づけられているが、ユウディアスのそれは「創造主」の故郷である天の川銀河であり、ゆえにどんな特徴を与えて生み出すべきか「創造主」は大いに悩んだ。
その結果、ユウディアスにはあえて何も与えず、本来「それ」が備わるべき部分を丸ごと空けることで成長の余地を残すという結論に達し、かくしてユウディアス・ベルギャーは誕生した。
良くも悪くも完成されている他のベルギャー星人と異なり、ユウディアスだけは学習し、経験し、成長することができる。それを可能にする「大いなる空白」こそが彼の本質であった。
しかし成長するということは変化することと同義であり、図らずもそれはこれまでのユウディアスから少しずつ乖離していくことでもあった……。
容姿
宇宙人である事を隠す為の変装時の姿とベルギャー星人としての姿の2種類が存在する。
変装時と本来の姿の2種類が存在する主人公は藤木遊作以来である。
変装時
ユウディアスが地球における日常生活で常用する姿。
帽子とロングコートの上着が特徴で、一見すると昭和の番長の様な見た目をしている。
元々は青い服装であったがUTSに加入後はUTSの制服カラーであるオレンジ色に変化しており、恐らくユウディアスの意思で変化させられる模様。
本来の姿
『ベルギャリーヴァ!ユウディアス・ベルギャー!』
ユウディアスのベルギャー星人としての本来の姿。
上記の掛け声と共にこの姿へと変化し、変装時よりも髪が短くなり身長が伸びる。
軍服の様な白い服装で所々青い装甲を纏っており、頭から耳にかけてはヘッドギアの様な物が装着され腰には武器として機能する本物の剣を帯刀している。
目からビームする時もこの姿になる。ちなみにビームは溶接にも使える。
劇中では主にデュエルをする場合、あるいは危機に直面した場合や宇宙人と対面した際などにこの姿になる。
ユウディアス自身はこの姿を自身のエースモンスターであるトランザム・ライナックにそっくりであると述べているが、王道兄妹からは似てないと否定されている。
また第21~24話までの間に、Tシャツのような姿になっていたが、どうやらベルギャー星人は体力の消耗が激しすぎると仮死状態になることが可能で、仮死状態になるとこのような形状へと変化するということだった。
劇中ではズウィージョウがアースダマー汁の力で即復活させていたが、そうでもしないと仮死状態からの復活までだいぶ時間を要する可能性がある。
過去
まだ地球に来て間もなかった頃、ラッシュデュエルを知ろうとたまたまカードショップから出てきた少年達にカードパックを譲ってもらおうとして、警察に厄介を受けていた。会話の内容から金銭でのやり取りを知らなかったのだと思われる。
脱獄後、変装して警備を撒くも力尽きて路頭に迷っていた所へある少年に助けられ、事情を話した際、デュエルディスクと未開封のカードパックを渡された。
これが彼だけが異なる形のデュエルディスクを持つ理由である。
ズウィージョウとの関係
彼の故郷であるベルギャー星団にはかつてリーダー格として皆を牽引していたズウィージョウという上官がおり、ユウディアスも彼の人格や能力を高く評価していた。
ある戦いの最中ユウディアスを庇い生死不明の状態だったが、遊飛のアースダマーを巡る戦いの最中、突如として彼らの前に姿を現すこととなる。
以前からチュパ太郎や平森みつ子を使役し、ユウディアスやアースダマーの動向を探らせていた彼は、ラッシュデュエルを使い敵を殲滅することをユウディアスに告げる。
戦いを終わらせ平和をもたらすためにラッシュデュエルを学ぶユウディアスはこれを拒絶、かつて共に戦った二人はラッシュデュエルを巡り対立することとなる。
後にアースダマーによるラッシュデュエルの兵器化が現実味を帯び始めており、ユウディアスはこれに対し、あくまでも正当なルールの中で決着をつけるというスタンスで対抗している。
使用デッキ
Ver.0(1話~6話)
新種族であるギャラクシー族を中心に、通常モンスターを活用するデッキ。
最初はデッキでは無く未開封のパックとしてカードを所持しており、開封したてをそのままデッキになっている。
この頃はラッシュデュエルを名前でしか知らなかった初心者がパック開封したてのカードを集めたデッキを使用している状態である為、デュエルスタイルはまだ決まっていない。
Ver.1(7話~)
実践や見学を経て、ラッシュデュエルを学んでいくユウディアス。
月刊最強ラッシュデュエルでの勉強や遊飛の発明を用いた特訓(+アクシデント)を経て、新たなギャラクシー族デッキを完成させた。
デッキを見た遊歩は「凄く良いデッキだね」と評価した。
カード効果を上手く使いこなしており、戦況に応じた戦い方が出来るようになっている。
フェイバリットカードはユウディアス曰く某そっくりのモンスター、そしてラッシュデュエルのレベル4モンスターの中では初の1600の攻撃力を持つ《トランザム・ライナック》。
エースモンスターは攻守2500の《ギャラクティカ・オブリビオン》。
どちらも効果を持たない通常モンスターだが、元々高い攻撃力を有している分、速攻性としては十分なアドバンテージを秘めている。
第10話では効果モンスターの新エース《ギャラクティカ・アムネジア》を使用した。
第25話では新たな切り札『バニシング・ヘリアカルライザー』とズウィージョウから頂いた装備魔法『ギャラティック・サイフォス』を使用。
さらにギャラクティカ・オブリビオンにギャラティック・サイフォスを装備させ、真価を発揮させ、ロヴィアンとのデュエルで逆転勝利した。
第49話におけるズウィージョウとの最終決戦で始まった戦艦ラッシュデュエルでは、使用デッキに六葉町チームのメンバーが使ってた物も使用している。
ラストターンでは、オブリビオンのフュージョンモンスター『エターナル・ギャラクティカ・オブリビオン』で仲間達の力を込めた渾身の一撃でズウィージョウに勝利している。
59話では、アイツから託された新たなマグナム・オーバーロード、超魔軌道マグナム・オーバーロードを採用している。
竜宮フェイザーとの最終決戦では、ギャラクシー族のマキシマムモンスター『超銀河王ロード・オブ・ギャラクティカ』を出している。
ギャラクシーカップ編では、フュージョン召喚を主軸に置いたデッキを使用しており、ダークネス・ドワーフとギャラクティカ・オブリビオンのフュージョンモンスター、『ダークネス・ギャラクティカ・オブリビオン』を召喚した。
デュエルディスク
ユウディアスのデュエルディスクは前作の遊戯王SEVENSで常用されていた7の形の物だが、遊飛と遊歩らは見た事がないらしい(展開時の効果音もSEVENSのものである)。
ズウィージョウや他の宇宙人も地球で使われている6の形のディスクを使用しており、彼のディスクは宇宙由来のものでもベルギャー星団製のものではない模様(ベルギャー星団は後にバリベルギャー同様、宇宙船をデュエルディスクに変形させてラッシュデュエルを行っている)。
またズウィージョウがアースダマーを六葉町にばら撒きモンスターの実体化騒動を起こした際に、他のデュエリストはディスク起動の有無に関わらずデッキやディスクから無差別にモンスターが実体化する結果となっていたのに対して、ズウィージョウの対面でデュエルをしているユウディアスのディスクには何故か実体化の影響が見られなかった。
他にも魔法羊女メェ〜グちゃんが実体化した際に、ユウディアスが召喚していたギャラクティカ・アムネジアがアースダマーによって実体化して意思を獲得している訳でも無く、ましてやバトルフェイズですらないタイミングでメェ〜グちゃんの物理攻撃からユウディアスを庇う所作を見せるなど不可解な点が多い。
上記の過去から空から現れた謎の少年からデュエルディスク、ラッシュデュエルのカードパックを受け取ったことが判明。
ゴーハ・ユウナはこのデュエルディスクについて何か知っているようだが…?
なお、ユウディアスが持っていたデュエルディスクはユウナに取られてしまったが、第29話で『アイツ』に返すよう言われ、ユウナがユウディアスに返した。
ズウィージョウとの最終決戦に向かう際、バリベルギャーを巨大なデュエルディスクに改造する事を六葉町チームの面々に提案、この時ベルギャー星人の問題に巻き込んだ事を詫びるが、彼らは乗り掛かった船として最後までユウディアスに付き合う腹づもりで協力する運びになった。モンスターを召喚する演出はそのモンスターのデッキに対応するデュエリストが小型宇宙艇に乗り込んで行う。
余談
- 宇宙人と言う設定上、名前に「遊」と付かない初の主人公でもある。(一応名前に「ユウ」と付いている)そのポジションは地球人である王道兄妹に使われる事になった。
- またキービジュアル発表時点では所謂クールキャラだと思われていたが、変わった一人称を使っているなど例に漏れずコミカルなキャラとなっている。
- 本作が遊戯王SEVENSの様なギャグ要素が強い作風であるが、ユウディアス自身の境遇はシリアス寄りであり、例えるならSEVENSの世界に一部不幸な境遇を抱えた歴代主人公を放り込んだものであり、第10話ラストはそれを思い出させる幕引きとなった。(しかしハイスペック過ぎるフィジカルをリアルダメージを受けてもデュエルを続行するという形で披露する事になろうとは誰が予想出来ただろうか。)
- エースモンスター達がオブリビオン=忘却、アムネジア=健忘と記憶喪失に関わる命名がされており、使用者であるユウディアスも何か重要なことを忘れてしまっている可能性がある。
- 後にこれは2年目のクァイドゥール時空編にて、クァイドゥールによる記憶操作が施された事で現実となった。
- ダメージを受ける度に必ずダメージ量を申告する律儀な癖がある。その結果、デュエルリンクス等各種媒体では物凄い数のダメージ申告ボイスが存在する。
関連タグ
UTS:ラッシュデュエルを学ぶための居候先。
ズウィージョウ:恩師にして上官。再会するも志の違いから相対する事に。
初心者…デュエルの腕前が未熟と言う意味なら前例が存在するが、遊び方その物を知らないと言う本当の意味での初心者は主人公では彼が初である。
不動遊星:第1話にて即席で作った(しかも拾ったカードで)デッキで勝負をした過去の遊戯王主人公。
上城龍久/ルーク:前作SEVENSのライバルの一人であり、Vジャンプ連載の漫画『遊☆戯☆王SEVENS ルーク!爆裂覇道伝!』の主人公。
王道遊我:前作SEVENSでラッシュデュエルを開発した主人公の一人。宇宙の彼方に消えて行方不明になっていた。
天竜ライト同時期に始まった別会社のカードゲームアニメの主人公。こちらも初心者で知識も同じようなものだったり、相手と対話するためだったりと共通している。
双穹の騎士アストラム:ユウディアスと雰囲気が似ている遊戯王OCGのモンスター。
遊戯王主人公
王道遊我 → ユウディアス・ベルギャー
ゴーラッシュ‼章ごとのボス
竜宮フェイザー→ユウディアス・ベルギャー(???)→クァイドゥール・ベルギャー
生者は光に封じられ、死者は闇から蘇る
オーティスになろうとするダークマイスターこと王道遊歩と、遊飛に代わってラッシュデュエルを受けるユウディアスのデュエル。
ユウディアスの策略は、『遊歩に死者蘇生を使わせず、勝利すること』で手札に加わった死者蘇生を墓地に送らせたり、死者蘇生がセットされた時は破壊するなど対策していたが、ユウディアスはとんでもない手を出してきた…
なんとエクスチェンジを使用して死者蘇生を使用してしまった…