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上城龍久

かみじょうたつひさ

上城龍久とは、『遊戯王SEVENS』に登場する人物。通称「ルーク」。
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概要編集

CV:八代拓


ゴーハ第7小学校に通う小学5年生で、王道遊我とは隣のクラスの同級生。本名である「龍久」をもじった「ルーク」という愛称を名乗っている。1歳上で同じ学校に所属している姉の上城大華がいるが、彼女の事は苦手な様子。

ゴーハ7小ナンバーワンデュエリストを自称し、「悪魔に憑りつかれている」と発言するなど中二病的発言が目立つが、実際、触れただけで電子機器を機能停止させるという不思議な力を有している(当初は1日2回が限度だったが、後に発動回数が増えている描写が見られた)。遊我の見立てではパウリ効果という現象で、単なる偶然とのこと。

この力を利用してセキュリティを無視して本来子供は入れないデュエルセンターに通い、大人たちとデュエルを重ねたことで高いデュエルタクティクスを得ている。

力を使う条件と思われるゴーハ製の腕時計は「ひいじい様からもらった」らしい。

なお他の人物が腕時計を使用してもパウリ効果は発生せず、ルークがつけていることも条件の模様。


以下のエースモンスターの召喚口上に使われている「ガンマ線バースト」なんて言葉どこで覚えたのだろう…

おバカでやや傲慢な部分もあるが根は真っ直ぐで熱い心の持ち主。

それ故か近所の人達とも仲が良く、行く先々で食べ物をもらっている。


かつてゴーハ社のエンジニアが遺した、「デュエルの王」を選定する謎の石碑を発見し、デュエルの王となるべく石碑のホログラムにデュエルを挑み続けていた。

しかし、単にデュエルに勝利してもクリア扱いにならず、時間切れでペナルティを受けるばかりであり、ついにはアカウント停止にまで追い込まれてしまった。

そこで、新たなデュエルを考案しているという遊我に目をつけ、彼に石碑のホログラムとデュエルをするように仕向けた。

結果、遊我は見事ラッシュデュエルを完成させ、その影響なのか龍久のペナルティもすべて帳消しとなった。


だがデュエルの王になる野望は捨てておらず、ラッシュデュエルの影響力を利用してゴーハ社の社長に成り上がろうと画策したり、

どさくさ紛れで生徒会長に成り上がろうとしたり、新聞部に雑コラを依頼したりといろいろな意味で斜め上の策略を張り巡らせている。


出来るかどうかは置いておくとしてゴーハ社の社長になる為にまずは入社する所から始めようとしたり、

アカウント停止やデータ消去の事も考えてラッシュデュエルの事を秘密にしようとしたりと、

無茶苦茶な事を考えたりする反面、意外と慎重で堅実な部分もある。


スポーツ万能で小学生にもかかわらずぬいぐるみを自作するなど座学の成績に目を瞑ればカードゲーム外の能力も高い。


王のドーロ編集

素直で信じ込みやすい性格故か利用されやすく、そして意外にも繊細。

そんなルークは遺跡の謎を解くことが出来なかったを引き摺って「遊我にデュエルの王を譲ってもらう」と言う考えを持ってしまい、無自覚で他人任せになってしまう。

しかし遊我がデュエルの王に興味を持ち始めた事で「自分は王になれないのだろうか」と悩むようになる。

それがデュエルにも影響して追い詰められ、縋るように遊我に問う。

ルーク「俺に王の座を譲ってくれるかー!!!」

遊我「やだよ? けど、王には誰だってなれる! 無数の可能性が存在しているんだ。ルークが王になるのも、可能性の一つだよ!」

王には誰だってなれる…遊我のその言葉により、ルークは自分が王座の前に立つイメージが浮かぶ。

こうして己のドーロを見出したルークは、他人任せではなく自分の手で王になる可能性を掘り起こす事を決意したのだった。

しかし、言い換えれば「王になる」事が目的であって、その高みにある何かを目指しているわけではないことが後にとんでもない行動へと走らせてしまう。


姉との関係編集

上記の通り、彼には1歳上の姉:大華がいるが、幼少の頃からあらゆる勝負には勝った事が無く、唯一デュエルなら勝てると思い挑んだが、デュエルもダメだった。

その為、自信の源がデュエルの実力であるルークは彼女に対して苦手意識を持ち更には「スットコドラギアス太郎」「オタンコガンマ線バースト」と罵声を浴びせられている。

また、大華は厳格だが根は常識人であり、暴走するルークを唯一止められる存在なので、(弟の自業自得だが)叱ることが通常に近い。


謎のヒーロー「ザ☆ルークメン」編集

ゴーハ主催のチームバトルロイヤルにて、激闘の果てに遊我に勝って大会を制して名実共に『デュエルの王』の座を手に入れ、調子に乗るルークであったが、そこで1つの問題に直面する。

ゴールに辿り着いたが、王となった高みの先がなかった。目指すべき頂点も果たすべき役割もなく、かと言って自分の中には王となる事でやりたかった何かもビジョンもなかった事で、一種の燃え尽き症候群に行き着いてしまった。

しかし、ゴーハ6兄弟との戦いの中で、新たなフュージョン召喚が表れ、マキシマム召喚の時のように自分には手が届かないのではと言う不安も抱きながら話は進み…ユウオウの使う全く新たな召喚法「フュージョン召喚」に遊我が完敗した後、自分もフュージョンが使いたいとなぜか夜の山の中に飛び出すルーク。

だがそんな彼が発見したのは、まるで彼が見つけるのを待っていたかのように落ちてきていた隕石だった。


翌日になってもルークは戻って来ず、心配した遊我たちがタイガーのもとを訪れる。

遊我のマシーンで捜索していると山の中にいることが判明したが、いざ向かってみるとそこにユウオウが出現。

さらに、以前描いていた自作のヒーロー「ザ☆ルークメン」のマスクを被ったルークも現れ、ユウオウとのラッシュデュエルを開始した。

遊我戦同様フュージョン召喚でルークを追い詰めるユウオウだが、窮地に陥ったルークは……。


「クライマックスは相手が強いほどに盛り上がる。強敵には強敵を、フュージョンにはフュージョンを!」


予想外の言葉を堂々と口にすると、そのままフュージョンを発動、超撃竜ドラギアスターFを召喚しユウオウを撃破した。

だが、マスクを脱いだ後のルークはこの時の記憶がなく、どころかフュージョンのカード自体消失していた。


操られるヒーロー編集

ザ☆ルークメンとしての記憶がないルークはフュージョンを探していたが、そこに「自分以外のフュージョン使い」に目を付けたユウオウが現れた。

ラッシュデュエル無敗、そしてフュージョンを使ってユウオウに勝った功績からユウオウ直々に6人目の兄弟(社長)として任命され、根が単純かつ王のドーロを進撃するルークはあっさりとこれに乗っかってしまう。


一方、ザ☆ルークメンのマスクを怪しんだロアとミミ。ミミは以前マスク型の社長ドローンにハッキングされてラッシュデュエルを行ったことがあるが、ザ☆ルークメンも同様にルークの意識を乗っ取っているのではないか、と推測が立てられる。

ミミが「あのマスク、どこかで…」と思い出し、ロア、グルグルとともにゴーハ社に潜入。


潜入したところでドローンに見つかった一行だが、そこにユウオウに連れられる形でルークが登場。ロア自ら勝負を挑む。

激戦の中、フュージョンの存在で慢心していたルークはロアの説教も手伝って精神的に追い詰められていき、敗色濃厚となる。

が、罠カード「7チャンス」をダメモトで発動したところ、何と見事に3体のレベル7モンスターが揃ったことで一気にライフが回復しロアの猛攻をしのぎ切ることに成功。


そのまま切り札の三撃竜を全て召喚、一気呵成の切り返しで逆転勝利を飾った。

だが、負けかけたことで本来のデュエルスタイルを思い出しかけていたところにこの豪運を発揮してしまったため、ますます増長に拍車がかかることに……。


一方マスクの保管庫に忍び込んでいたミミとグルグルはドローンに見つかって追い出されてしまうが、ミミの予測通り保管されていたマスクが一つなくなっていたことが判明している。

またロアの推測によれば、ザ☆ルークメンの状態でないとフュージョンは使えないとのこと。


歯車の一族編集

そんなルークの実家は「カミジョウ・ギア・カンパニー」という、長い歴史を持つ歯車の製造会社を運営する名門。曾祖父で現当主の暁範(通称「ギャバン」)曰く「ゴーハなどというポッと出とは違う」とのこと。

ギャバンからはずっと歯車職人として育てられていたが、「社会の歯車の一部になる」ということが認められないルークは逆に歯車に対する拒絶反応を発症、イラストですら受け付けられないほどの歯車嫌いになってしまっている。

これまでデュエルの王などの権力や地位に貪欲だったのも、はっきりとした自分だけの立ち位置を持っていたかったことから来ていると思われる。


「ゴーハ6人目の社長」として実家に現れたところで、傍若無人な態度にキレたタイガーからラッシュデュエルを挑まれこれを了承。地力の差で窮地に立たされるが、土壇場で例のマスクが装着され、ザ☆ルークメンに変身。

超撃竜ドラギアスターFをフュージョン召喚してタイガーを撃破し、結果的に無敗記録を更新した形になった。

因みにファーゴッド・フィンガーの攻撃を龍の執念で耐え凌いだところまではルークの状態だった。

姉を怖がりながらも罠カードの発動出来たのは、大人のデュエルクラブでの百戦錬磨の成せる業か。

もっともルークメンが勝負を決めてしまった上、変わる直前まで姉に怯えていた為、「一人前になった事を見せる」と言う目的から遠ざかってしまっている。


意志を継ぎしラッシュデュエル編集

「やめろ!っと言われても俺はやる!やめろ!っと言われても俺はやる!」


姉・大華とのデュエルで悩み、ゴーハ・ユウガと戦うことになった遊我。しかし、ルークは遊我の代わりに俺がやるという。


自分が使いたかったセブンスロード・マジシャンを死者蘇生でユウガのフィールドに呼び出され…


ユウガ「生者は光に封じられ、死者は闇より蘇る…ラッシュデュエル、封印!


セブンスロード・マジシャンの攻撃を受け、記憶を封印されるはずだった


しかし、死者蘇生による封印を受けてなお、『封印されなかった』

自分でも何故封印されなかったのか分かっていなかった。

その後、ユウガのカリギュレオンを倒す方法に気づいた。

それを繰り返し、遊我のセブンスロード・パラディンでトドメを刺した。


第84話にて、ラッシュデュエルを開発する以前から遊我と出会っていて関係が深い人物は、ラッシュデュエルの記憶を封印しても、それ以前の記憶が残って整合性が合わなくなるおかげで効かないということが判明。ルークはこれに当てはまったため記憶封印を回避できていた。


霧島、バンドやめるってよ編集

ユウガのデュエルで記憶をなくしたロミンが、ソロデビューすることを認めていなかった。

そんな中、記憶をなくしたバクローがラッシュデュエルを挑んできたが、ドラギアスの攻撃で圧勝し、バクロー達の記憶を取り戻した。


そして七冥館のロミンのソロデビューで問題は起こった。

まだ続くラッシュデュエルのルールの争いによってソロデビューがめちゃくちゃに。

そんな時…


ルーク「お前らァァァァァ!今はルールとか、派閥とか、関係ないだろうがァァァァァ!」


遊我「ルーク!」


ルーク「ロミンのデビューを台無しにするなぁァァァァ!」


ルークは、麺三郎、巻寿司子、八木ニック、安立ヨシオの記憶を取り戻し、会場に姿を現し、争いをとめた。


激闘!ラッシュロボデュエル!編集

ついにオーティスとの決着をつけるためのラッシュデュエルが始まった。

遊我のデッキには皆のカードが入っている。


ラッシュデュエルロボの限界が来た時、遊我はルーク達をロクロスに置き、オーティスロボに立ち向かう。

だが、それを良しとせず、ルークも再び『ザ☆ルークメン』となりラッシュデュエルロボの中に戻る。


そして2人の正真正銘最後のラッシュデュエルが始まる!


残された謎編集

ルークの主力モンスター・三撃竜の一つ「幻撃竜ミラギアス」だが、このカードは非常に奇妙な状況で彼の手に渡っている。

というのは、このカードはラッシュデュエル部の設立後、部員が集まらずしょげるルークが部室で一人で二つのデッキを使って疑似対戦するという暇潰しを行っていたところ、突如出現した「幻影のルーク」との対戦になり、そのさなかに本物のルークのデッキにいつの間にか投入されていたのである。


この対戦は本物のルークの勝利で終わったが、ミラギアスはその後もデッキに投入されている。……それだけならまだいいのだが、「SEVENS」の世界観は過去シリーズとは異なりオカルト関連の要素がほとんど介在していない(超能力や電子生命体などの常識を超えた要素はあれど、闇の力に代表される「遊戯王的なオカルト」が皆無)。

そんな中でこの幻影ルークとミラギアスの出現は異彩を放っており、さらにこの対戦は遊我たちの反応からすると「ルークが一人で騒いでいただけ」に思えたらしいが、ホワイトボードにはしっかりライフ計算が書き込まれており、幻影ルークとの対戦がどんな形であれ実際に行われていたのは確かなようである。


しかしそれに加えて、部室に置かれていた、ルークの作ったモンスターのぬいぐるみの中に、対戦が始まるまではなかったはずのミラギアスのぬいぐるみがいつの間にか出現している。


このように幻影ルーク戦は明らかに世界観内で説明のつかない事象が多く、機械を壊す能力やザ☆ルークメンなどと異なりこの謎は最終話に至るまでついに解明されなかった。


使用デッキ編集

ドラゴン族をメインとしたデッキを使用。エースカードは連撃竜ドラギアス

大型モンスターを並べての連続攻撃等で一気に勝負を決めるスタイルが特徴。

その為に相手のカードの撤去も入念に行う為、一度盤面を整えられれば最後、そのデュエルはルークの独壇場と化す。また、たとえ仕留め切れずに相手にターンを譲っても後続や壁となるモンスターを特殊召喚等で守りの備えも堅い。

因みに「ザ☆〜」と付くカードはザ☆ルークメン時限定のカードでは無く、通常のルークもデッキに組み込んでいる。

彼の行動に振り回されている周りからも「デュエルなら頼り甲斐がある」と信頼されている。

反面上述の経緯から普段の態度とは裏腹に自分に自信を持てていない。相手のペースに乗せられて負けかけた事が既に3回起こっており、その内2回は遊我が立ち直らせていなければ危うかった程である。


デッキの完成度、デュエルタクティクス共に高水準で現時点で中断試合無しで全勝と歴代メインキャラクターでは最も勝率が高い(中断を敗戦に含めないのであれば不動遊星藤木遊作がメインキャラクターでは同率で一位となる)。

※描写されていない上城大華や大人達への敗北は含めない計算。

作中でもラッシュデュエルでは負け無しと明言されている。


しかし第27話で自分自身と戦い勝敗が分かれた為カードゲームアニメとしては初の「全戦全勝一敗」と言う前代未聞の戦績を更新し続けていた。

※幻影ルークを個別カウントすれば実際全勝。但し、生まれてこの方本当に一度も負けた事が無い訳では無く、意外と敗北を重ねている事は明言や描写がされている。ゲーム版で幻影ルークの敗北はルーク本人の負けとしてカウントされている。

そんな中、自分以外の相手では第67話でザ☆ユーガメンにラッシュデュエルでは事実上の初敗北をした為、無敗記録は破られる形になる。但し、この時の敗北もザ☆ルークメンに身体を乗っ取られた状態で敗北すると言う何とも変わった敗北をした。

それでも、劇中での「ラッシュデュエル」の敗北はルークメンを含めても3敗だけと圧倒的な勝率を叩き出している。


デュエル回数が多い、他種族を使わないの合わせ技によりドラゴン族のカードプールがどんどん有利になっている。

79話のゴーハ・ユウガとのデュエルでは、大華とのデュエルからの連戦や無理が祟って倒れた遊我のデュエルを引き継ぐ形で遊我のデッキを使ってデュエルを継続した。

そして遊我が行おうとしてユウガの切札であるカリギュレオンに対しての対抗策を墓地にあるカードだけで気づいてる。


遊☆戯☆王SEVENS ルーク!爆裂覇道伝!!編集

Vジャンプにて連載中の漫画版SEVENS。こちらはタイトルにもあるようにルークが主人公になっている。

他シリーズの漫画版同様に、零撃竜ゼロギアス装魂竜ガイギアスなどといったアニメ版には未登場のカードを用いることもある。

そして、アニメではついぞ自身では持ちえていないマキシマムモンスターである大連撃竜ドラギアス・バーストも使うようになった。


中の人に関して編集

八代拓は前々作である遊戯王ARC-Vにおいてバトル・ビースト役で、前作である遊戯王VRAINSにおいて不霊夢役で出演しており、3作連続の遊戯王シリーズ登板となった。

また、人型モンスターの声当てもしているようで、遊我のエースモンスターであるセブンスロード・マジシャンも担当している。


余談編集

初代DMの城之内克也の名前は「遊戯(ゆうぎ)と城之内(じょうのうち)で友情」という意味がこめられていることは有名であるが、上城の名前にも城之内と同じ「城」の字が入り、読み方も同じである。

彼の名前は初代におけるそうしたネーミングを意識して付けられているのかもしれない。


関連タグ編集

遊戯王SEVENS 王道遊我 霧島ロミン 蒼月学人


ザ☆ルークメン:彼が書いた漫画のキャラクター。黒歴史であるが…


犬塚露壬雄:普段は頼り甲斐があるが、兄に対して苦手意識を持っているルークと似た立場の少年。

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