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概要

遊戯王ARC-Vとは、高橋和希原作の『遊☆戯☆王』シリーズアニメで、2014年4月6日から2017年3月26日まで放送された。全第148話。

テレビ東京系列で放送されているアニメではシリーズ5作目となる。

放送時間帯は前作『遊戯王ZEXALⅡ(セカンド)』から引継ぎ、日曜17時30分から放送。

監督は前々作『遊戯王5D's』の監督を務めた小野勝巳氏。

またメインキャラクターデザインは原作者高橋和希氏ではなく、漫画版『遊戯王ZEXAL』の作画を担当した三好直人氏が務める。

原作者の高橋氏は『5D's』の時に「アニメ遊戯王はこれで最後にするつもりで制作に関わった」と発言しつつも『ZEXAL』にもデザイン提供をしていたが、本作からは関わっていない。

本作ではOCGとは異なる特別ルールが施された「アクションデュエル」が基本のデュエルとなる。

ただし、アクションデュエルは専用の設備がある場所でしか行うことが出来ず、それ以外の場所では通常通りのデュエルを行う。

このようなルールが用意されたデュエルは『5D's』の「ライディングデュエル」以来。

後に「ライディングデュエル」も登場したが、『5D's』時代とは設定などが異なり、「アクションデュエル」と併合させたものになっている。

また、本作では融合召喚シンクロ召喚エクシーズ召喚儀式召喚は専門の塾での講義か、既にそれらの召喚方法を学んだ者から指導を受けたデュエリストしか使用していない(講義・指導を受けないと使えないという厳密な決まりがあるのかは不明)。

ZEXALではシンクロ召喚が一度も登場しなかったため、シンクロ召喚がアニメに登場するのは3年ぶりとなる。

遊戯王OCGで過去に登場したカテゴリーモンスターを使用するデュエリストが多いのも特徴。

OCGの実戦でも使われるようなコンボが登場したり、OCGへのメタ発言とも取れる台詞が飛び出したりと、過去作以上にOCGプレイヤー向けの要素も多く見られる。

また、2014年8月からは、遊戯王のアニメシリーズとしては初めてニコニコ動画でネットでの公式配信が行われている。

作中では、「エクシーズ次元」「融合次元」「シンクロ次元」が登場しており、前作前々作前前々作等の過去作をオマージュした世界観となっている。

作中では次元間の抗争も描かれ、中盤以降は群像劇の色合いを強めていっている。

放映が2年目に入ってからは、過去の遊戯王アニメシリーズ3作品(『DM』以外の『GX』『5D's』『ZEXAL』)のキャラクターを一部設定を変えて再登場させている(いわゆるスターシステム)。

これはテコ入れなどではなく、企画当初から予定されていた路線である。

1年目の時点で過去シリーズとクロスオーバーしそうな伏線は数多く敷かれていた。

こうした作品路線は、未OCGカテゴリーのOCG化や、既存のカテゴリー(特にファンデッキ系統の)強化などにも繋がっている。

本作では前作まで通例だった、第一章が終了後に日常の話を進めつつ、本当の黒幕との対決となる第二章を行うというスタイルを廃し、日常回は少ない。

ストーリー

質量を持った映像を用いた「アクションデュエル」が流行している街、舞網市。

そこでは「レオ・デュエルスクール(通称:LDS)」を筆頭に様々なデュエル塾が存在する。

エンターテインメントデュエリストを目指し「遊勝塾」に通う14歳の少年、榊遊矢

彼は三年前にチャンピオン防衛戦直前に失踪した榊遊勝の息子であり、逃げたデュエリストの息子と言われ笑われつつも、父の教えに従いどんな時も笑顔でいた。

ある日、現チャンピオンのストロング石島からエキシビションマッチの招待状が届く。

周りから止められても、戦うことを選んだ遊矢だったが、次第に追い詰められてしまう。

その時、遊矢の諦めない心に呼応するように、胸元のペンデュラムが光り輝き、遊矢はこれまでにない新たな召喚法である「ペンデュラム召喚」を発動させる。

突然得た新たな力に戸惑いながらも、遊矢はエンターテイメントの目標の第一歩として、「舞網チャンピオンシップ」へ出場することになるが、その最中で遊矢は自分と面影の似た少年・ユートと対面する。

ユートからの話によって、この世界が「スタンダード」、「融合次元」、「シンクロ次元」、「エクシーズ次元」の4つの次元に分かれている事、そして融合次元がエクシーズ次元に侵略戦争を仕掛けているという驚愕の真実を聞かされた遊矢は大きく戸惑うが、その時、Dホイールに乗った謎の少年・ユーゴが現れ、彼もまた遊矢と面影が似ていた。

3人の少年が対峙した時、遊矢の運命の歯車が動き出そうとしていた…。

登場キャラクター

※人物名(声優)

スタンダード

主要キャラクター

遊矢の仲間たち

  • 権現坂昇(大林洋平)/遊矢の親友。「不動のデュエル」を信念とする。
  • 柊修造(板倉光隆)/柚子の父親。「遊勝塾」師範。「熱血指導」がモットー。
  • 山城タツヤ(新出ななみ)/「遊勝塾」塾生。遊矢のデュエルを観戦しファンとなり、入塾。
  • 原田フトシ(知桐京子)/「遊勝塾」塾生。らくがきデッキの使い手。口癖は「しびれる~!」。
  • 鮎川アユ(明坂聡美)/「遊勝塾」塾生。水族館(アクアリウム)デッキの使い手。柚子と仲良し。
  • ニコ・スマイリー(飯島肇)/元ストロング石島のマネージャーにして遊矢のマネージャー。舞網チャンピオンシップでは司会進行を担当。
  • 方中ミエル(悠木碧)/占いデュエリスト。儀式召喚とリバースモンスターを使用する。遊矢を「運命の人」と称し、ベタ惚れ。

遊矢の家族

  • 榊洋子(遊井亮子)/遊矢の母親。しっかりとした性格だが、ミーハーな一面もある。
  • 榊遊勝(東地宏樹)/遊矢の父親。元・デュエルチャンピオン。行方不明だったが、後に融合次元にて柚子達と再会。

遊矢との対戦者

LDS

舞網チャンピオンシップ出場者

エクシーズ次元

レジスタンス

  • ユート(高木万平)/エクシーズ召喚を使用するエクシーズ次元からやってきた謎の男。遊矢と瓜二つ。
  • 黒咲隼(金城大和)/もう一人の黒マスクの男。RR(レイドラプターズ)とエクシーズ召喚を使用する。ユートの親友で、共にエクシーズ次元からやってきた。
  • 黒咲瑠璃(逢沢凛)/デニスを通じ、ユーリによって拉致された黒咲の妹。容姿が柚子に瓜二つ。
  • カイト(内山昂輝)/遊戯王ZEXALからゲスト出演。アカデミアに強い恨みを持っている。(エンドロールや公式webでは苗字が表記されていない)
  • 神月アレン(村瀬迪与)/カイトの元・仲間であり、クローバー校の同期。遊戯王ZEXALの登場キャラ「神月アンナ」と同じ「列車」カテゴリを使用する。
  • 笹山サヤカ(前川涼子)/カイトの元・仲間であり、クローバー校の同期。遊戯王ZEXALの登場キャラ「観月小鳥」と同じ「妖精」カテゴリを使用する。

融合次元

デュエルアカデミア

  • 赤馬零王(浪川大輔)/零児の父親。「レオコーポレーション」の先代社長。異次元への侵略の野望を秘めている。アカデミアでは「プロフェッサー」と呼ばれている。
  • ユーリ(小野賢章)/赤馬零王の指令下で活動する謎のデュエリスト。瑠璃、リンを拉致した張本人。遊矢と瓜二つ。
  • セレナ(稲村優奈)/柚子によく似た顔をしたという謎の少女。
  • バレット(田中美央)/セレナの従者。「獣闘機」を使用する。
  • 紫雲院素良(園崎未恵)/「遊勝塾」元塾生。色々とあざとい素振りをしていたが、その正体は融合次元からやってきたアカデミアが送り込んだデュエル戦士。
  • デニス・マックフィールド(柿原徹也)/LDSブロードウェイ校からの留学生。【Em(エンタメイジ)】デッキを操る。アカデミアのスパイであり、各次元に事前に入り込んでスパイ活動を行っていた。
  • エド・フェニックス(石田彰)/「遊戯王GX」からゲスト出演。アカデミア軍総司令官。「D-HERO」の使い手。とある事情から、遊勝を強く憎んでいる。
  • 野呂守(西村太佑)/エドの部下。常に懐中時計を手にしており、時間にとても厳しい。
  • グロリア・タイラー(大地葉)/赤馬零王が差し向けた刺客。アマゾネス使い。
  • グレース・タイラー(渕上舞)/グロリアの妹。姉と同様に、アマゾネス使い。
  • ドクトル(宮本誉之)/赤馬零王の側近の科学者。寄生虫モンスター「パラサイト・フュージョナー」を使用し、セレナ、リン、瑠璃の三人を洗脳し、操る。
  • サンダース(佐々木義人)/アカデミアの教官。自らが育てたデュエル戦士たちを遊矢たちに差し向ける。
  • バトル・ビースト(八代拓)/サンダースの教え子の中で最強と謳われるデュエリスト。「剣闘獣」カテゴリを使用する。

遊勝塾(融合次元)

  • 榊遊勝/上記参照。
  • 天上院明日香(小林沙苗)/「遊戯王GX」からゲスト出演。「機械天使」の使い手。アカデミアから離反した組織「遊勝塾」に所属する。

シンクロ次元

コモンズ

トップス

第5の次元 アークファイブ

  • 赤馬零王(浪川大輔)/科学者であり、リアルソリッドビジョンの開発者。
  • ズァーク(小野賢章)/遊矢に似た4人の元であり、かつて一つであった世界における、デュエルチャンピオン。
  • レイ(渕上舞)/柚子に似た4人の元であり、かつて一つであった世界の赤馬零王の娘。

主題歌

OP

「Believe×Believe(ビリビリ)」(1話-30話)

作詞・作曲 - フジノタカフミ

編曲 - MEG.ME

歌 - 超特急

「Burn!」(31話-49話、最終話ではEDとして使用)

作詞 - Kenji Kabashima

作曲 - Kenji Kabashima/APAZZI

編曲 - APAZZI

歌 - 超特急

「ハナテ」(50話-75話)

作詞 - 稲村太佑

作曲 - 滝 善充

歌 - 劇団ナイアガラ

「切り札」(76話-98話)

作詞 - 三島想平

作曲 - cinema staff

編曲 - 江口亮/cinema staff

歌 - cinema staff

「キボウノヒカリ」(99話-124話)

作詞 - 前山田健一

作曲 - 前山田健一

編曲 - サイトウヨシヒロ

歌- Unknown Number!!!

「Pendulm Beat!」(125話-148話)

作詞 - Yocke

作曲 - 三村真也

編曲 - Yocke

歌- SUPER★DRAGON

ED

「One Step」(1話-30話)

作詞 - 大森祥子

作曲 - 小野貴光

編曲 - 玉木千尋

歌 - P☆Cute(白咲るり・闇津ますみ)

「Future fighter!」(31話-49話)

作詞・作曲 - フジノタカフミ

編曲 - ハマサキユウジ

歌 - 榊遊矢×赤馬零児(小野賢章・細谷佳正)

ちなみにアニメ遊戯王初のキャラクターソング

「ARC of Smile!」(50話-75話)

作詞 - YUMIKO

作曲 - mu-ray

編曲 - Meis Clauson

歌 - BOYS AND MEN

「Speaking」(76話-98話)

作詞・作曲・編曲 - 大森元貴

歌 - Mrs. GREEN APPLE

「ビジョン」(100話-124話)

作詞 - 三浦隆一

作曲 - 三浦隆一

編曲- 空想委員会

歌- 空想委員会

時期的に劇場版が公開間近だった為、しばらくの期間は映画本編のダイジェスト映像が流されていた

「疾走ペンデュラム」(125話-148話)

作詞 - 本田光史郎

作曲 - 本田光史郎

編曲- 清水哲平

歌- M!LK

漫画版

遊戯王ARC-V

原作・監修:スタジオ・ダイス、ストーリー:吉田伸、漫画:三好直人

2015年Vジャンプ10月号から漫画連載が開始。全9巻。

ちなみに、こちらもVジャンプ掲載の『遊戯王シリーズ』5作目となる。

これまでのシリーズ同様、登場人物は共通するものの、設定・ストーリーは大きく異なる。

詳しくは漫画版ARC-Vを参照。

遊戯王ARC-V 最強デュエリスト遊矢!!

2015年最強ジャンプ5月号から漫画連載が開始された。全2巻。

漫画:友永晃浩、協力:スタジオ・ダイス

前作「遊戯王Dチーム・ゼアル」と同じく実際のOCGのカードを使用したデュエルを行う。

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