「僕はもう決めたんだ。これからは逃げない ちゃんと戦うんだって」
CV:石川由依
概要
初登場時は零児の隣に居て、観客の大きな声援に怯えていた。
常にクマのぬいぐるみを持っており、非常に無口で怖がりな性格。大会で遊勝塾の生徒の鮎川アユとデュエルをする時、母親の赤馬日美香に怯えているような描写があり、その時零羅は彼女に何かを言われていた。
舞網チャンピオンシップでは順調に勝ち進み、ジュニアクラスで優勝。その後は大会が正式に中止となり、零児の提案でランサーズのメンバーに選ばれ、シンクロ次元へ向かう。
人との接触を極端に嫌っており、零児以外の人間には心を開こうとしていなかったが、シンクロ次元で彼と離れ離れになったことにより、心境が変化。
自分にお菓子をくれたシンジ・ウェーバーとの戦いを嫌がるなど、自我の芽生えを見せるようになっている。さらにジャック・アトラスからの激励を受けたことで、今まで自分は守られてきたことを改めて実感し、今後は逃げずに戦うことを決意する。
また、自分を守ってくれた榊遊矢に後押しする言葉を送ったり、自身の代わりにフレンドシップカップに出場したにもかかわらず「負けろ」と願ったことに対して月影に謝る等、大きな成長も見せている。
セレナが二回戦のデュエルで敗北した際には兄の零児からのアイコンタクトを理解し、セレナを救出するためにセキュリティに立ち向かった。多勢に無勢でありながらも、戦う決意をした瞳には一点の曇りも無かった。
その後も気弱な性格自体は変わってないが、心を許せる人物は増えていった。
同時に、オベリスク・フォースは後述の紛争のトラウマを刺激され、過度に恐れるようにもなってしまった。
出自
実は赤馬家と血の繋がりはなく、紛争地帯から拾われてきた子どもである。よって零児とは義理の兄弟の関係。
彼はその過酷な環境で生き残るため、自分の一切の自我を封じ込めており、何者にも逆らわず従順に従う人形になっていた。
どんな相手の要望にも答えられるということは、どんな相手の真似もできるということを意味しており、それが鋭い観察眼の正体となっている。
日美香は彼の特性を大層気に入っており、便利な操り人形として使うために手元に置いていたが、零児は「優れた決闘者は自分の意志で戦術を考案・決定しなければならない」という考えを持ち、内心ではやや否定的な立場に立っている。そのため、零羅が自我を持った事にはとても喜ばしいことだと思っている。
容姿
あまり見えにくいが紫色のハネた髪型で、クラブのマークが付いているフードつきのパーカーを着ている。フードの下には帽子を被っていて、首元にはチョーカーをしている(ちなみに、遊矢とユートもチョーカーをしている)。大きな目が特徴。
背丈は遊勝塾のちびっ子達と同じ位。
使用デッキ
ペルソナ・シャッターを始めとする相手モンスターをコピーする効果の魔法・罠カード、そして母から渡された「CC」や「CCC」と名のつくモンスターを使用する。
「CCC」は「DDD」同様、融合・シンクロ・エクシーズ全て存在しており、相手のそれぞれの属性に対するキラー効果を持つのが特徴。シンクロ次元編において、一つの属性に対して融合・シンクロ・エクシーズの3種が登場した。
地属性へのメタ効果を持つモンスターは3種。融合モンスターは「CCC武融化身ロック・ソード」、シンクロモンスターは「CCC撃調化身ロック・シューター」、エクシーズモンスターは「CCC鎧重化身ロック・アーマー」。
水属性へのメタ効果を持つモンスターは1種、融合モンスターの「CCC武融化身ウォーター・ソード」。
デュエルに関しては、同じランサーズのメンバーに引けをとらない実力者。また、描写は省略された部分もあるが、遊勝塾のちびっ子3人全員とデュエルをして勝利している。
セキュリティとの1vs3戦では数で劣るにもかかわらず、3種のCCCを使いこなして勝利しているため、実力は高い事が窺える。
余談だが、コピーモンスターに対して紫雲院素良は"「少し期待をしていたけれど、大したことはない」"と呟いていた。