さっきのターンの再現だ。
歴 史 は 繰 り 返 す っ て な!
概要
融合次元が保有する戦力の一つとして登場。
デュエルアカデミアのトップである赤馬零王が持つ直属の精鋭部隊である。
直属の部下という立場だけに零王から直接任務を任されるほど部隊としては上位クラス。
素良やユーリの様に単独行動はせず、3人によるスリーマンセルでの行動が基本。
そんな彼等の一番の恐ろしさは、身も蓋もなく言えば数の暴力である。
全員が【古代の機械猟犬】を使用しており、バトルロイヤルルールの元、無条件に3人からデュエルを挑まれ、バーンやコンボによる集中砲火の餌食となる。その実力は多少差はあるようだが、舞網チャンピオンシップではユースクラスの精鋭デュエリスト8人を敗北に追い込み、別の部隊は精鋭7人がかりでなんとか勝利をつかめたほど。高い実力を持つデュエリストでなければあっという間に敗北することは免れない。
しかもメンバーはデュエル戦士の精鋭部隊としての名に恥じない高い身体能力を持ち、3人から逃亡するも困難。(忍者の月影ですら彼らを振り切れず不利を承知でデュエルを挑まざるを得なかった点から、お察しいただけよう)。
更にシンクロ次元侵攻時には通信妨害にも備えるなど、遊戯王シリーズには珍しく非常に連携が効いている特徴がある。
仮に何とか3人組を倒せたとしても、それは小隊の一角に過ぎず、新たなメンバーの襲撃の可能性がある。更に倒しても、敗北したオベリスク・フォースは光となって消え去るが、単に融合次元に帰還する安全装置(セレナ曰く強制送還)が作動したと思われるため根本的には対処できていない。
倒してもキリがないと言えばGXの3期でのデュエルゾンビに近いが、オベリスク・フォースはチームワークと逃げ場を奪うと言う点で更に厄介な存在である。
しかし、作戦目的遂行以外に他次元の人々をカードに変えることを「ハンティングゲーム」として楽しむ悪癖を持っている者が多く、逆鱗遊矢の様な想定以上の強さを持つ相手には醜態を覗かせたり、3人の連携で相手を封殺して優位に立つスタイルのため、予想外の乱入でコンボを崩された場合にはもろい一面も見せる。
融合次元のデュエリストは、融合召喚以外にメタを張る戦術を取る者が多いが、彼等はメタと言うほどではないが妨害するカードを使いつつ次の仲間への布石となる事を前提としたカードの方が多く、中には多少傷付こうとも踏み台となる者もおり、実力はピンキリだが油断ならない相手である。
外見
隊員全員がアカデミアの紋章の入った中世時代の騎士を思わせる服装に、オベリスクの巨神兵を模したような厳つい仮面を被っている。
仮面にある赤、黄、緑の宝石はサイバー・エンド・ドラゴンに由来するという考察が有る。
活躍
舞網チャンピオンシップ
スタンダードに無断で行動を起こしたセレナを確保する為、紫雲院素良に同行した9人の隊員が送り込まれた。
三手に分かれて行動しており、その内の素良と行動を共にした3名は彼の指示に従い、デュエルに参加していない黒咲隼を囲んでいたナイト・オブ・デュエルズ3人のデュエルに乱入、デュエルは圧倒的な実力差でオベリスク・フォースの勝利であり、黒咲を除く3名を一瞬で殲滅してカードに封印する。
この光景を見て暴走した榊遊矢(逆鱗遊矢)ともデュエルを開始、古代の機械と名のつくモンスター特有の効果でバトル中のアクションカードを封殺し、バーンダメージによってギリギリまでライフを追い詰めた…のだが、最終的に3人目のバーンダメージでもトドメをさせなかった事で遊矢にターンを回してしまい、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンのバーンダメージと3連続攻撃によって素良に同行していたチームは敗北。
別行動の3名はセレナを発見するものの、ユースチームに妨害される。しかし、驚異的な展開で彼らを残り一人まで追い詰めた。残り一人にトドメを刺しにかかったが、突然現れたユーゴの乱入で逆に殲滅されてしまいこちらも敗北した。
最後のチームはセレナと間違えて柚子を発見するが、ユーリの指示で手を引き、デニスの誘導でセレナを発見する。こちらはセレナとそれを守るように妨害する者達を相手に変則デュエルを行っていたが、沢渡シンゴと権現坂昇の援護を受けた黒咲隼の手で勝負を決められ、敗北している。
シンクロ次元
シンクロ次元にいるセレナ・柊柚子確保のためにバレットに同行するメンバーとして二十余名程が動員され、シンクロ次元シティ捜索のためにハンググライダーで散開、それぞれ探索にあたる。
しかし、セキュリティが投入したセルゲイ・ヴォルコフによる防衛、ランサーズの抵抗と紫雲院素良の寝返りを受けて任務を阻まれている。
エクシーズ次元
今回はランサーズの掃討を任されており、同じ任務で動いていたタイラー姉妹がデュエルで敗れた為にデュエル後に逃亡したランサーズを追う。
デッキ
使用するのは【古代の機械】、ただし「古代の機械猟犬(アンティーク・ギア・ハウンドドッグ)」を主軸とした融合モンスターを使用する【古代の機械猟犬】デッキであり、OCGの【古代の機械】デッキとは別物。
効果モンスター「古代の機械猟犬」を素材の中心として、その数に応じて「古代の機械双頭猟犬(アンティーク・ギア・ダブルバイト・ハウンドドッグ)」「古代の機械参頭猟犬(アンティーク・ギア・トリプルバイト・ハウンドドッグ)」「古代の機械究極猟犬(アンティーク・ギア・アルティメット・ハウンドドッグ)」を融合召喚する。
現状での切り札は【古代の機械猟犬】全てのモンスターを融合させた「古代の機械混沌巨人(アンティーク・ギア・カオス・ジャイアント)」。
現在登場しているメインデッキのモンスターは「古代の機械猟犬」のみであり、専用融合カードで上級カードを召喚するスタイル。また、融合召喚以外の特殊召喚にメタを張る事が多いアカデミアの戦士の中では、永続罠カードなどによる連携で相手の動きを妨害するもののメタと言うほどではなく、むしろ次の布石となるものの使用が多い。
次元戦争のイメージ映像では古代の機械騎士を使用する描写もある。
なお、デニス・マックフィールドも【古代の機械猟犬】をデッキに投入していたことがあり、彼の場合は魔法カード「古代の機械混沌融合(アンティーク・ギア・カオス・フュージョン)」から「古代の機械混沌巨人」を融合召喚している。
その他、エクシーズ次元ではこのモンスターが大量に暴れまわった過去があり、エクシーズ次元の人にとっては忌まわしい存在として認識されている。
余談
- 初めてのデュエルとなった舞網チャンピオンシップでの逆鱗遊矢との対戦時、『バーンダメージを与えてドヤ顔してたら平気な顔をされてしまい動揺してターンエンド→バーンダメージを与えてドヤ顔してたら平気な顔をされてしまい動揺してターンエンド→最後の一人も困惑』という全員手札事故を起こしていたのかという状況であった。
- 転移後の移動手段がネタにされる。スタンダードでは普通にランニングしており、シンクロ次元ではハンググライダーにのって登場している。
- 常に3人1組みで構成される故にデュエルがバトルロイヤルルールでのデュエルのみになる為、途中からデュエルの現れた者は敵味方関係なく2000ポイントの乱入ペナルティを受けてから参戦となる。そのため、敵の増援にも問題なく対処することも多く、自分達から進んで途中参加を行わない。(バトルロイヤル自体に慣れている節もある。)
- 遊戯王OCGの関連イベントでは、スタッフ側の決闘者がオベリスク・フォースに扮してデュエルをするという企画が用意された。前述の通りアニメ内では敵対勢力として登場したオベリスク・フォースがフレンドリーにデュエルをする様は中々シュール。後にアニメが遊戯王VRAINSに移行するにあたってオベリスク・フォースもお役御免となり、代わりにハノイの騎士が新たにスタッフ決闘者を引き継ぐ事となった。