曖昧さ回避
概要
アニメ「遊戯王ARC-V」に登場するランサーズとは、LDS社長赤馬零児が、融合次元に対抗すべく組織したデュエル戦士たちの部隊である。
正式名称は「ランス・ディフェンス・ソルジャーズ」。
大半のメンバーがスタンダードのメンバーで構成されている。
舞網チャンピオンシップ3回戦バトルロイヤルの中で、融合次元からの尖兵「オベリスク・フォース」との戦いを勝ち残った者達、ジュニアユース中心に構成されている。
候補だったユース達は全滅し、ジュニアユース中心であることについて零児は、「ペンデュラムに対応できた榊遊矢世代」とも評している。
メンバーの内、スタンダード出身者のデュエルディスクには特殊な装置が追加したタイプを支給、座標データ「ディメンション・ムーバー」を入力する事で座標先の次元に転移ができる。
このシステムはユートが遺したエクシーズ次元のデュエルディスクを参考にしており、黒咲隼も彼と同じディスクを使用している。
なお、セレナのディスクは元から次元転移が可能なタイプである。
それ以外にも他次元でも単独でアクションデュエルができる処理や独自の通信機能も施してある。
ランサーズの一部のメンバーには新たにレオ・コーポレーションで開発されたと思われる各々のデッキに合ったペンデュラムカードが支給されており、ペンデュラム召喚を利用した新たな戦略も見せる。
デュエルディスクに組み込まれたアクションフィールド「クロス・オーバー」を展開し、アクションカードを用いて戦う。
シンクロ次元では当初、メンバーが別々の場所に到着してしまうという事態となるが、零児が行政評議会への接触に成功したことにより、メンバーはフレンドシップカップに出場することとなる。
シンクロ次元には柊柚子を探す他アカデミアに対抗する為、共に戦う仲間を探しに行った為他にも新しくメンバーが増える可能性もある。
紫雲院素良もランサーズに協力していた節があるが、現時点では仲間かどうか不明だったが、融合次元にて遊矢達に合流し、共に行く事に。
しかし正確にはランサーズに入るなどとは発言していない。
しかし、シンクロ次元で次元転送装置によってメンバーは再びバラバラとなり、エクシーズ次元に一部のメンバーが飛ばされる。
新しく新メンバーが増えるかは不明だったが、黒咲隼が怪我で抜けてしまい、エクシーズ次元から融合次元に行く際にカイトが加入した。
素良同様、正確にはランサーズに入るなどとは発言していない。
後にクロウ・ホーガンも融合次元で加入するが、正確にはランサーズに入るなどとは発言していない。
他にも、正確にはランサーズに入るなどとは発言していないものの、行動を共にしたりしているメンバーはいる。
メンバー
権現坂昇
スタンダードのデュエリスト。
遊矢の親友であり、LDSの刀堂刃に頼みこんでシンクロ召喚を会得している。
散り散りになった仲間たちの捜索に本腰を入れないデニスに反省を促すなど、ランサーズに選ばれた者としての責任感は強い。
シンクロ次元の次元転送装置によってエクシーズ次元に飛ばされるが、そこでのトラブルを乗り越え融合次元に向かう。
しかし、バトル・ビースト戦で負傷し、現在は遊矢達と別行動。
沢渡シンゴ
スタンダードのデュエリスト。
前身となったLDS所属のデュエリストで、様々なデッキを使いこなす。ランサーズ加盟後は「魔界劇団」なるペンデュラムモンスターを用いて戦う。
舞網チャンピオンシップ1回戦で遊矢に敗退しているが、赤馬零児からの正式な敗者復活戦でバトルロイヤルに参戦し、融合次元との戦いに勝ち残った事でランサーズ入りを果たした。
シンクロ次元の次元転送装置によってエクシーズ次元に飛ばされるが、そこでのトラブルを乗り越え融合次元に向かう。
しかし、バトル・ビースト戦でディスクが破壊され、負傷した権現坂と共に遊矢達と別行動。
赤馬零児
ランサーズのリーダーでありスタンダードのデュエリスト。
零羅の兄だが、血縁関係は無い。
融合・シンクロ・エクシーズを使いこなすデュエリストで、主人公の遊矢に次ぐペンデュラム召喚を使いこなすデュエリストでもある。
舞網チャンピオンシップを融合次元に対抗する為の部隊メンバー抜擢の試験として利用していた。
シンクロ次元の次元転送装置によって、シンクロ次元に取り残される。
しかし、デュエル中ピンチに陥ってる遊矢達を救い、本格的に融合次元で遊矢達と合流する。
赤馬零羅
スタンダードのデュエリスト。
赤馬零児の血の繋がりのない弟。零児に次ぐ融合・シンクロ・エクシーズを使いこなすデュエリスト。
零児は最初からメンバーとして考えていたが、ランサーズには順番として最後に加わった。
シンクロ次元の次元転送装置によって、シンクロ次元に取り残される。
しかし、デュエル中ピンチに陥ってる遊矢達を救い、本格的に融合次元で遊矢達と合流する。
黒咲隼
エクシーズ次元の生き残り。当初、彼がランサーズのメンバーを選抜する予定だった。
孤独な戦いを続けていたが、オベリスク・フォースとの戦いの中で懸命に闘うジュニアユースの面々を見て、少しだけ彼らスタンダードの人間に心を開き、シンクロ次元での行動の中でランサーズの面々ともそれなりに協調する面を見せる。
シンクロ次元の次元転送装置によってエクシーズ次元に飛ばされる。
しかし大怪我を負い意識不明となってしまった為、治療の為に事実上離脱となった。
回復後はエドと共にアカデミアに飛び、カイトと合流した。
風魔月影
スタンダードのデュエリスト。
赤馬零児にセレナの護衛として雇われた風魔デュエル塾の忍者で、カードに封印された風魔日影の弟。
バトルロイヤルを生き残ったことで、そのままランサーズのメンバーに。
アカデミアと戦って散った兄のことを誇りに思っている。
その身体能力を生かし、諜報やメンバー間の連絡係として大いに活躍する。
シンクロ次元の次元転送装置によって、シンクロ次元に取り残される。
しかし、デュエル中ピンチに陥ってる遊矢達を救い、本格的に融合次元で遊矢達と合流する。
だが、サバイバルデュエルのバトル・ビーストに敗れてカード化される。
零児がズァークとデュエル中、復活する。
助っ人
カイト
ARC-V版のカイト。
黒咲隼達と同じエクシーズ次元出身の生き残り。
エクシーズ次元編で離脱した黒咲に代わって融合次元にカード化された家族や黒咲の妹、黒咲瑠璃を救う為に同行する。
再登場キャラでは主人公チームに同行するのは彼が初である。
瑠璃を救う為に単独行動していたが、現在はエドと共に行動している。
紫雲院素良
融合次元のデュエリスト。
当初は融合次元アカデミアの理想を信じていたが、シンクロ次元にて命令に反した行動を取りアカデミアの裏切り者となる。
弟子である柚子を救いたいと思い、遊矢達に同行。
エド・フェニックス
ARC-V版のエド。
融合次元出身。
元アカデミアのメンバーでエクシーズ次元侵攻の指揮を取っていたが、遊矢とのデュエルで改心する。
元々エクシーズ次元で復興の手伝いをするつもりだったが、回復した黒咲の頼みを受け、彼と共に融合次元へ転移する。
ジャック・アトラス
ARC-V版のジャック。
シンクロ次元出身。
元々シンクロ次元の復興を見届けるつもりだったが、クロウの子供達に送り出されて遊矢達と戦う為に融合次元で合流する。
彼自身はランサーズである事を聞かれた際に「徒党は組まない」と否定こそしたが、自分が信じた遊矢達を助けるという思いは別の模様。
しかし、バトル・ビースト戦で権現坂が負傷し、遊矢達と別行動をとっていたが、ズァークの復活により駆けつけデュエルをするが敗北。
クロウ・ホーガン
ARC-V版のクロウ。
シンクロ次元出身。
元々シンクロ次元で復興の手伝いをするつもりだったが、仲間達に送り出されて遊矢達と戦う為に融合次元で合流する。
再登場キャラでは主人公チームに同行するのは彼で二人目である。
だが、サバイバルデュエルで沢渡を助けるためにバトル・ビーストに敗れてカード化される。
ズァークとデュエル中にカード化から復活する。
離脱者
デニス・マックフィールド
前身となったLDSの分校「LDSブロードウェイ校」から参入した留学生組の一人。
遊矢と同じくエンターテイメント性のあるデュエルを好むデュエリストであり、使用デッキにもそれを意識しているのが垣間見える。
長らく謎の多い人物であったが、その正体は融合次元のアカデミアのスパイであり、露呈後はメンバーから事実上の脱退となった。
セレナ
融合次元のキーパーソン。当初は融合次元アカデミアの次元統一という理想を信じていたが、彼らの非道な行いを知り、融合次元を止めるために行動する。
真実を知るキッカケをくれた柚子に強い恩義を感じており、彼女を救うべくランサーズに参加した。
しかし、パレットにより強制送還されてしまい、一時的離脱となる。
だが、融合次元で遊矢達と再開するがドクトルに操られており、柚子を攫っていく。
天上院明日香
ARC-V版の明日香。
融合次元出身。
榊遊勝に協力し、アカデミアの離反者を遊勝塾で保護していた。
再登場キャラでは唯一、主人公チームとは一度も出会っていない。
先生である遊勝、赤馬、零羅、同じ元アカデミアの素良をプロフェッサーの下へ行かせるためにユーリにデュエルを挑むが、敗れてカード化される。
特殊な事情による一時離脱
榊遊矢
スタンダードのデュエリスト。
おなじみ主人公にしてペンデュラム召喚の始祖。
舞網チャンピオンシップは融合次元に対抗する為の部隊メンバー抜擢の試験だった事にショックを受ける。
当初はメンバーに入る事を拒否したが、赤馬零児とのデュエルの末、彼に完敗。自分の実力不足を痛感し、柊柚子を取り戻すために加盟を決意。
シンクロ次元の次元転送装置によってエクシーズ次元に飛ばされるが、そこでのトラブルを乗り越え融合次元に向かう。
ユーリに勝利したが、ズァークが復活し暴走する。
正式なメンバーではない
柊柚子
スタンダードのデュエリスト。
遊矢の幼馴染であり、作中のヒロイン。
紫雲院素良に頼みこんで弟子となり、融合召喚を会得している。
舞網チャンピオンシップ1回戦で、以前敗北した光津真澄に勝利するが、2回戦でオベリスク・フォースやユーリに狙われ、ユーゴと共にシンクロ次元に飛ばされ行方不明になる。
再び遊矢達と再開するも、すぐに引き離される。
実は、正式なメンバーではないが、本編で零児が「技量は遜色ない」と言って柚子をランサーズとしてカウントする節がある。
余談
- ED3「ARC of Smile!」ではメンバーたちが仲良く様々なことに挑戦している風景が描かれている。しかも本編50話が零児に対して「ランサーズになど入らない!」と敵意をむき出しにする遊矢だったため、様々なコスプレをする黒咲(無言の短パン)やセレナ(アイドル衣装)達の姿は視聴者の腹筋を崩壊させた。
- また、EDの冒頭とラストで見れるディーラーのコスプレをする零児を彼の使用するモンスター「DDD」と掛けて『DDディーラー』と呼ばれる事も。
- 紅一点であるセレナに対し、槍サーの姫というあだ名が付けられている。
- 正式に合流したメンバーではないが、一部の媒体において柊柚子も数に入れられている事がある。本編で零児が「技量は遜色ない」と言ってランサーズとしてカウントする節がある。(融合次元編で柚子と合流したが、正確にランサーズのメンバーとなっているのか不明だったが、再び離れ離れとなった)