「ミエルの 運命の人ー!」
CV:悠木碧
概要
海野占い塾に通うデュエリストの少女。
占い師としてこれまでありとあらゆることを占いで予見し、あらゆる行動を占いに委ねている。
その結果はこれまで百発百中であるらしく、自身の占いに絶対的な自信がある(ただし、道に迷った際の棒倒しやテストの選択問題での六角鉛筆転がしなど、微妙なものも多い)。
性格は高飛車で勝気。同時に重度の妄想癖の持ち主でもあり、作中ではちょっとした勘違いにより妄想が暴走することもしばしば。一方で、占い師として心理学に精通した節も見せており、相手の粒さな言動から内面を推測する観察力に長け、相手に不安を煽る言葉で精神的に追い詰め、試合を優位に進めることも。
名前の由来は運命を意味する「fortune(フォーチュン)」と「見える」。
作中での活躍
榊遊矢のジュニアユース選手権出場のための4連戦デュエルの3戦目の相手となる。
なお、彼女のジュニアユース選手権への出場権に必要な勝利数は6勝だった(後述の展開を考えると、遊矢と違い連勝する必要はなかった様子である)。
事前に行ったタロット占いで今回のデュエルで運命の相手と出会うという結果が出たことで舞い上がり、理想の相手を妄想して鼻血を吹き出していた(このシーンは、視聴者に遊矢のペンデュラム召喚の口上にもじって、「天空に描け鼻血のアーク!」と言われてしまっている)。だが「運命の相手」として現れた遊矢が、勢い余って彼女のスカートの中を見てしまったことに怒り、彼が自分の運命の相手であることを否定すべく、不吉な占いの数々で遊矢を煽り立てる。そしてついには「あなたの命に関わる」とまでいい、遊矢にサレンダーを勧告する。
しかし、その予言を覆して新たな力を得た遊矢のデュエルに心奪われ、またしても鼻血を吹き出しながら敗北。これによって遊矢を運命の人と確信したミエルは彼を「ダーリン」と呼んで付きまとうのであった。
言動はかなりぶっ飛んでいるものの、コイントスで先攻後攻を決める、占いで遊矢に災いが降りかかると知り、彼の身を案じるなど結構まともな感性も持ち合わせている。
その後、遊矢に負けた上で出場資格に必要な勝率6割を達成しており、舞網チャンピオンシップに参加している。
しかし遊矢が倒れたと聞き、自身のデュエルを放り出して看病に行ったが、風水に拘ってあれこれ指示しまくったことから、柊柚子達によって「遊矢はデュエルに勝った方が喜ぶ」と丸め込まれ、体よく追い出されてしまった。
肝心のデュエルは、堂々と勝利宣言をしたものの、風魔デュエル塾の月影にワンターンキルで倒され敗退している。
その後は自宅のテレビで大会を見ていたが、遊矢のデュエルが映らなくなったため直に見に行こうと、封鎖されている舞網市のデュエルフィールドに潜入。
偶然居合わせた権現坂昇と共に遊矢を見つけるが、彼は別人のように豹変して暴れ出してしまっていた。すぐさま助けを呼び、ジャングルエリアでデュエルしていた茂古田未知夫達と協力して遊矢を抑え込む。
その際、占いによって遊矢の心を覗き、遊矢の中にもう1つの心と、2つの心を覆う「何か」が宿っていることを見通した。
次元同士の争いに全く関係ない一般人にもかかわらず、物語の核心に迫るような謎の一端を暴き出した彼女は、ある意味とんでもない存在かもしれない。
使用デッキ
「占術姫」と名の付くリバース効果モンスターを主軸としたデッキを使用する。エースモンスターは儀式モンスター「聖占術姫タロットレイ」。
ARC-Vでは初の儀式召喚を使用するデュエリストである。また、何気に同作で裏守備でモンスターを出したデュエリストも彼女が初めて。特に、裏守備表示でのアドバンス召喚(アドバンスセット)を行ったデュエリストは、ARC-Vどころか遊戯王シリーズ全体で見ても彼女が初めてである。
なお、デッキとは関係ないがタロット占いをする時に「アルカナフォース」を使用している。
TFSPでは当時使用カードがOCG化していなかったため、ゲームが発売された当時において、「最強」と言っても過言では無かったデッキテーマ「影霊衣」と言う儀式デッキを使用してプレイヤーにトラウマを植えつけると言う、アニメとは違う凶悪な彼女と出会いそして戦う事ができる…どうしてこうなった。
余談
ミエルを演じる悠木碧氏は、前作遊戯王ZEXALⅡのOPテーマを担当していた(名義はpetit_milady)。また、彼女はかつて遊戯王OCGの「デスハムスター」を無限回収していた過去があるらしい。
ちなみに「デスハムスター」もリバース効果モンスターである。
関連イラスト
関連タグ
斎王琢磨…同じくタロットカードをモチーフとしたカードを使用する。
カーリー渚…同じく占いデッキの使い手。
レベッカ・ホプキンス…最初は主人公を目の仇にしていたが、デュエル後には「ダーリン」と呼ぶほどベタ惚れするなど、立ち位置がよく似ている。