概要
『遊戯王ARC-V』にて、世界は4つの次元に分かれており、主人公・榊遊矢には各次元に顔立ちの似た人物が存在していることが明らかになった。
そしてヒロイン・柊柚子にもまた顔立ちの似た人物が存在している。
作中の登場人物たちは「区別がつかないくらい似ている」と口をそろえて言う通り顔つきは似ているが、髪型と髪の色が違うため視聴者から見ると簡単に区別がつくにせウルトラマン現象が起こっている(設定上同じ顔だということなのだろう)。
現状、遊矢シリーズに比べて不明瞭な部分も多いが、ストーリーが進むにつれていつか分かる時がくるかもしれない。
この四人をイメージしたOCGカード「歌氷麗月」が登場した。
主なキャラたち
それぞれの項目も参照。
柊柚子(CV:稲村優奈 ※セレナと兼役)
- 出身次元:スタンダード次元:舞網市
- 使用デッキ:【幻奏】
本作のヒロイン。柊修造の娘でしっかり者な性格。
主人公・榊遊矢の幼馴染。
遊矢に密かに片想いをしている。
腕にはいつもブレスレットをつけているが、その影響で多次元の人物を呼んだり逆にワープさせたりしている。
父曰く「産まれた時からブレスレットをしていた」らしく、53話の修造の回想によると赤ちゃんの頃から既にブレスレットを持っている(柚子のブレスレットは設定的にあの輪っかは動かすことができる)。
また、その頃から母親(修造の妻)がいなかったらしく(死別?離婚?榊遊勝と同じく行方不明?)二人暮らしだったとされている。
セレナ(CV:稲村優奈 ※柚子と兼役)
- 出身次元:融合次元:アカデミア
- 使用デッキ:【月光(ムーンライト)】
デュエルアカデミアの生徒の一人で、彼女も柚子のものと似たようなブレスレットをつけている。
プロフェッサーこと赤馬零王の命で戦争に参加できずにいた。
その事に不満を抱いており、実力を零王に披露せんと何度もデュエルアカデミアから脱出を経った模様。
プロフェッサーの息子とは知り合いではあるが、それによりセレナが零王に見つかり連行されたために彼を敵視している。
箱入り娘の部分が多く、デュエルアカデミアが戦争に向かった際の非道な振る舞いを理解できなかったことや男性の目の前で着替えようとするなどズレた部分も多い。
彼女の標的であった黒咲隼との会話を経てアカデミアから脱却、アカデミアと対立するためにランサーズに加入する。
リン(CV:ブリドカットセーラ恵美)
- 出身次元:シンクロ次元:シティ(コモンズ)
- 使用デッキ:【WW(ウィンドウィッチ)】
シティのコモンズで暮らす少女。
彼女も瑠璃と同じくユーリに囚われた。
ユーゴとの関係は幼馴染。
彼には母親のように口うるさいらしい。
ちなみにユーゴはリンに少なからず好意を寄せているが、彼女自身がユーゴをどう思っているかは不明である。
黒咲瑠璃(CV:逢沢凛)
(イラスト左・次元崩壊前、右・崩壊後)
- 出身次元:エクシーズ次元:ハートランド
- 使用デッキ:【LL(リリカルルスキニア)】
黒咲隼の妹。
零王の命令でユーリに拉致された。
ユート自身は「親友の妹」や「大切な仲間」と公言していたが、実際は互いに相思相愛の初々しいカップルであったことが判明。
柚子シリーズの中で長らく容姿が不明(名前だけは何度も出ていた)だったが、75話にてようやく明かされ、104話において担当声優が明かされた。
ちなみに担当声優の逢沢氏は「P☆Cute」というユニット名で遊戯王ARC-Vの第1期ED主題歌「One Step」を担当している。
柚子シリーズの謎
遊矢シリーズ以上に謎で不明な点が多い柚子シリーズだが、これまでの情報を整理すると、
などといった共通点がある。
余談
セレナ登場の頃から一部の視聴者に4人の名前の由来とデッキコンセプト・ブレスレットのデザイン等は「花鳥風月」からとられているのではないかと推測されていたが、実際に柚子(花)・セレナ(月)・リン(風)・瑠璃(鳥)と判明し、その説が非常に濃厚となっている。
また、それぞれの名前に「魔除けの効果がある物」という共通点もある。
また、柚子シリーズの目の色が、次に登場する柚子シリーズの髪の色とほぼ合致している事から、75話で黒咲瑠璃の容姿が判明するまで視聴者の間では瑠璃の髪の色は茶髪か金髪ではないかと推測されていた。
ただし、リンの目の色は他の柚子シリーズの髪の色と合致していない。
柚子の目の色(瑠璃色)→セレナの髪の色(瑠璃色)
セレナの目の色(緑色)→リンの髪の色(淡い黄緑色)
瑠璃の目の色(赤紫)→柚子の髪の色(濃いピンク色)
なお、これらの推測はレイなる女性の登場によってほぼ解答が出ている。
詳細は該当項目を参照。
洗脳
「洗脳」は遊戯王ヒロインにとっての伝統。
今作は柚子シリーズ全員が洗脳されることとなった。
しかもその方法が「脳内にパラサイト・フュージョナーという蟲型のモンスターを寄生させる」という、他シリーズでも類を見ないえげつないやり方だった。
洗脳中はパラサイト・フュージョナーを駆使し融合主体のデッキとなり、セレナに至っては本来の「ムーンライト」を全く使わない、蟲主体の「パラサイトデッキ」を使用した。(ちなみに柚子はデュエルする機会はなかった。)
洗脳は非常に強力であり、瑠璃のみ一時洗脳を解くことに成功したが、再度洗脳されてしまい、遊矢たちはデュエルで勝利しても洗脳を解くことができなかった。
最終的に赤馬零王がドクトルをカード化したことによって洗脳は解けた。
デュエルリンクスにて
遊矢シリーズ同様本体である柚子からそれぞれ分かれていたが、2024年9月2日から開催された黒咲瑠璃とリンゲットイベント、『帰ってきたふたり!瑠璃&リン』にて、瑠璃とリンは柚子から分離した後、瑠璃はエクシーズ次元ではなくZEXALの世界のハートランド、リンはシンクロ次元ではなく5D′sのネオドミノシティに飛ばされていたことが判明した。
何故すぐに元の次元に戻れなかったのか今後のイベントに注目である。
関連イラスト
関連タグ
柊柚子 セレナ(遊戯王ARC-V) 黒咲瑠璃 リン(遊戯王ARC-V)
レイ(遊戯王ARC-V)※ネタバレ注意