概要
レイジング・テンペストで登場する闇属性・昆虫族の下級モンスター。
カードテキスト
アニメ
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
融合モンスターカードに記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
このカードと自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材として墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
その後、墓地のこのカードを装備カード扱いとして、
この効果で融合召喚したモンスターに装備する。
(3):このカードを装備したモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードを破壊する。
OCG
このカードは、このカードの(1)の効果を適用する場合のみ融合素材にできる。
(1):このカードは、融合モンスターカードに
カード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。
その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、
原作・アニメでの活躍
遊戯王ARC-Vの登場カード。
本作では融合モンスターの装備カードになり、身代わり効果も持っていた。
OCG化の際に象徴といえるテキストを失ってしまったが、1ターンに何度も(2)の効果を適用する戦法が考案されているので一概に弱体化とは言えない。
WW(ウィンド・ウィッチ)、LL(リリカル・ルスキニア)など使用者のテーマが強化された際「~しか特殊召喚できない」縛りでこのカードと相性が悪くなるのが笑いを誘う。
この点は専用サポートの「歌氷麗月」が登場したあとも継続。
また、このカードに関する複数のサポートカードが存在していた。
セレナは月光(ムーンライト)とは別に特化デッキを使用した。
パラサイト・ディスチャージ
通常魔法
①:自分の手札・デッキ・墓地から「パラサイト・フュージョナー」1体を選んで特殊召喚する。
洗脳
アニメではデュエル上で召喚される他、リアルソリッドビジョンによって実体化し、柊柚子・セレナ・黒咲瑠璃・リンのいわゆる柚子シリーズ全員を洗脳した。
洗脳方法は耳から侵入し、脳内に寄生するというなんとも悪趣味な方法。アニメ本編ではリンの脳内まで映された。
洗脳の効力
ただ洗脳するだけでなく、寄生対象の記憶データを操る。そのため憎悪感情を増幅させて家族や仲間と敵対させることができる。
また洗脳が解けた際、洗脳中のの出来事は覚えていない様子だったので、記憶操作・消去も可能。
洗脳中は基本的に無反応・無感情であるが、デュエルなどの行動中は悪人顔となり、敵対心剥き出しで卑怯な行為も平然と行う、平常時では考えられない言動をする。
また自らアカデミアやプロフェッサー、そしてドクトルに忠誠を誓い、洗脳されたことを「喜ばしいことだわ」とさえ表現した。
その他にも意識がはっきりとある状態の瑠璃の進行方向を誘導するなど、本人の意識があるなし関係なく洗脳は継続し、意のままに操ることができ、正に万能である。
有効範囲も非常に大きく、海を隔てた遠距離でも持続していた。
解除不可能
作中では、瑠璃が自力で洗脳を解くことに成功しているものの、脳内に蟲が残っているため再度あっけなく洗脳された。
主人公サイドが洗脳を解いたのはこの一度切りだけであり、遊矢、ユート、ユーゴがいくら呼びかけ説得しようとも聞く耳すら持たず、
さらにデュエルに勝利しても洗脳を解くことはできなかった。
つまり、主人公たちは洗脳に為す術がなく完敗しているのである。
最終的にドクトルの思想を危惧したプロフェッサーが、彼をカード化することによって柚子たちの洗脳は解かれたのだった。
その後
柚子たちの洗脳は解かれたものの、脳内の蟲が消える描写は一切ない。
その後柚子シリーズは一つに統合され、紆余曲折を経て柊柚子が他三人の精神を宿して復活を果たす。
もし脳内に蟲が残っていて、四人分統合されていたとしたら、復活を果たした柚子の今後は…
たとえ蟲が消えていたとしても、耳から入れるだけなので、ドクトルが再び柚子を洗脳するのは造作もないことだろう。