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概要

融合モンスター(ゆうごうモンスター)は、『遊戯王』に登場する、融合召喚によって召喚されるモンスターの総称である。カード枠は紫色。

「融合召喚する効果を持つカード」(※)によって、そのカードに明記されている2体以上のモンスターを融合素材にして呼び出せる。融合素材となるモンスターは、具体的にカード名を指定されたり、逆に効果モンスター2体といった緩すぎる条件が決められている。

メインデッキとは別の「エクストラデッキ」(旧:融合デッキ)に入れられる。

※:公式ルールブックでは通常魔法融合」が指定されている。

手札やデッキに戻る効果が発動し、その対象に融合モンスターが指定された場合、エクストラデッキに戻す。融合モンスターが手札やメインデッキに行くことは絶対にない。

融合召喚は強いモンスターを呼び出すために最初期から実装されており、儀式モンスターよりも丸1年古い。

アニメでの活躍

融合モンスター及び融合召喚は遊戯王シリーズ全てに1度は登場しており、他の召喚方法に比べて遊戯王シリーズの代表的な召喚方法として活躍している。

中でも有名なのは、海馬瀬人が使う青眼の白龍3体を融合して召喚する青眼の究極竜遊城十代が使用するE・HERO丸藤亮が使用するサイバー・エンド・ドラゴンだろう。

主人公の遊城十代を初めとして、丸藤亮万丈目準など多くの決闘者が主力として融合モンスターを利用している。

それに合わせてサポートカードや派生カード、効果を持つ融合モンスターも充実し、融合モンスターを主体としたデッキ構築が盛んになった。

新登場のシンクロモンスターエクシーズモンスターに完全に出番を奪われる。

一部のデュエルでは召喚されているので干されたわけではない。しかし、現実のOCGにおいてシンクロとエクシーズがメインであった第6期〜第8期において新規の融合モンスターはあまり作られなかったため、影が薄くなったのは間違いない。

なお、漫画版5D'sではソリティアによるワンショットキルに定評のあるボムフェネクスや、緩い条件で特殊召喚できるアンデット族の切り札冥界龍ドラゴネクロなど、少数ながらパワーカードが登場し、作中で激闘を見せた。

主要キャラである紫雲院素良が「ファーニマル」「デストーイ」というカテゴリーのモンスターを融合するデッキを使用。ヒロインの柊柚子も素良から融合召喚を教えてもらい会得している。その他、光津真澄が実戦仕様の「ジェムナイト」デッキを愛用している。

さらに、主人公の榊遊矢はペンデュラム召喚の先を模索した結果、一つの答えとしてペンデュラムモンスター同士を融合させ、新たな融合モンスターを召喚するという戦法を開発。権現坂昇とのデュエルではペンデュラムモンスターのペンデュラム効果として「融合」カードを使わないで指定モンスター同士を融合する方法「ペンデュラム融合」を編み出した。

新登場のリンクモンスターの活躍が多い中、主人公の藤木遊作を始めとする一部のデュエリストがリンク召喚を始めとする各種召喚と共に使用している。

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