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サウザンド・アイズ・サクリファイス

さうざんどあいずさくりふぁいす

『遊戯王』に登場する闇属性・魔法使い族の融合効果モンスター。
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攻守は0だが非常に強力な効果を持つ。他のモンスターの表示変更および攻撃制限、相手モンスター1体を装備することでの攻守上昇、戦闘破壊される場合代わりに装備したモンスターを破壊する効果を持つ。約9年もの間禁止カードとなっていた。

概要

サクリファイス千眼の邪教神融合により召喚できる。2016年にフルメタルフォーゼ・アルカエストが登場するまで、15年以上に渡って融合モンスター唯一の星1であった。
外見はどう見ても悪魔だが、種族は一応魔法使いである。属性は闇で攻守の方は共に0と数値だけなら最弱。
しかし強力な効果で猛威を振るい、融合モンスターとしては初の禁止カードとなった。ちなみに遊戯王で最初のアルティメット・レアカードでもある。

効果テキスト

融合効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
サクリファイス」+「千眼の邪教神
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターは表示形式を変更できず、攻撃できない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。

原作での活躍

『決闘者の王国編』最後の敵であるペガサス・J・クロフォードのカードとして原作に先に登場。
遊戯に対して繰り出した、『トゥーン』や『サクリファイス』を上回るペガサス最後の切り札。
『サクリファイス』の能力であるモンスターを吸収する『邪眼』に加え、相手モンスターを永続呪縛に陥れる『千眼呪縛』の能力をもち、遊戯の切り札『マジシャン・オブ・ブラックカオス』を倒すかに見えた。
しかしまさかの『クリボー』とのコンボに能力を敗られ、攻撃力0という状態をさらしてしまう。そして逆に『マジシャン・オブ・ブラックカオス』に撃破され、結局この一撃が止めとなってペガサスは敗北するのだった。

遊戯王OCG

『Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-』よりカード化。元々高い制圧力を持ってはいたが、当時はまだ融合を補佐するカードがほとんどなく、素材である「千眼の邪教神」があまりにも弱すぎたこともあって、ほとんど見向きされなかった。
しかし、魔導サイエンティスト突然変異の登場によってかなり使いやすくなった。
特に後者の場合、羊トークンキラー・スネーク、効果使用後の聖なる魔術師などを代償にするのが好まれた。

そして月読命の登場により一気に凶悪さを発揮。このカードとのコンボにより、「相手のモンスターを毎ターン確実に一体吸収し、おまけに自分は攻撃できて相手はできない」という当時としてはイジメのような凶悪なロックを作り出すことが可能になった。
しかも毎ターン月読命を召喚する必要を除けば、こちらは何の代償も支払う必要が無かったのも大きかったと言える。加えてコンボに使用するカードの属性の関係上、混沌帝龍-終焉の使者-カオス・ソルジャー-開闢の使者-カオス・ソーサラーという強力な『カオス』カテゴリモンスターの特殊召喚にも繋げやすかった。

しかし今挙げたカードのうち、このカードを出すために使用する突然変異が規制されて出しにくくなったばかりか、羊トークンを出すスケープ・ゴートも制限カード化し、ついには月読命と同時にサウザンド・アイズ・サクリファイス自身も禁止カードとなってしまった(後に突然変異は別の原因で禁止カード化、他のカードは制限解除されている)。
直接の原因はこのカードが禁止になる直前に登場した、融合デッキ(現在のエクストラデッキ)から直接出せる上に融合召喚扱いなので蘇生制限まで満たせてしまう簡易融合も影響していると思われる。

禁止カードであった間に登場したシンクロ召喚環境では、もし存在していたら除去兼レベル調整役としては有用だったかもしれないが、エクシーズ召喚ではレベル1は大きなメリットとはいえなくなり、何より融合デッキの名称がシンクロモンスターの登場によってエクストラデッキに変更されたことに伴うルール変更により、エクストラデッキには15枚までしかカードを投入できないという無視できない制約が追加されてしまう。
また、カードプールが増えたことで「戦闘で破壊する」以外の方法で相手の場のモンスターを除去できるカードが豊富になったことでロック性能もそれほど脅威ではなくなっていた。場に出ているだけで相手の攻撃を封じる事ができるというのは裏を返せは場から離されるだけで相手が攻撃できるようになってしまうからである。
おまけに、このロック効果は相手だけでなく自分の他のモンスターにも適用される。このカードをリンク召喚やシンクロ召喚などの素材化や裏守備にするといった形でロックを解除しようとしたところを相手に邪魔されると、今度はこのカード以外の自分のモンスターが攻撃できず、自軍の足かせになってしまう事態も起こりえるのである。
相手のモンスターを除去するカードとして評価した場合でも上記の通り他に有用な選択肢が数多く存在するようになり、また近年は対象に取れないモンスターや耐性を与えるカテゴリサポート等が増えたことで除去手段としてのパワーも低下。簡易融合によるお手軽融合召喚を前提に考えても対象を取る破壊を介さない1:1交換の除去レベルでは壊れでも何でも無い「良いカード」止まりと言えてしまうほどのカードパワーのインフレが進んでいた。

そしてついに2016年4月1日からのリミットレギュレーションにより、実に9年7ヶ月振りに制限カードとしてまさかの現役復帰を果たした。
制限復帰の発表が掲載されたVジャンプでの解説は「『簡易融合』と組み合わせて使おう」であり、かつて禁止カードとなった直接の原因とも言われるカードとの組み合わせを推奨している。それだけインフレが進んだ証拠とも言えるだろう。
現役復帰した後もかつての栄光は取り戻せず、2016年7月1日に準制限カードになり、2016年10月1日に制限解除された。

だが、そんなサウザンド・アイズ・サクリファイスもリンクリボーの登場によって評価を上昇させることとなる。
リンク召喚黎明期はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚する場合にはエクストラモンスターゾーンに特殊召喚しなければいけない為、このカードも価値を落としていたのだがリンクリボーの素材指定はレベル1モンスター1体というもの。なんと簡易融合が1枚除去だけではなく優秀な効果のリンク1に化けるという時代が訪れたのだ。またリンク召喚によりロックを能動的に容易に外せるようになったというのも大きい。

そして「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-」ではなんと16年11ヶ月越しのカテゴリ化。サクリファイスデッキも数々の新規カードを得て強化されることになった。
現在では専用デッキで採用されるのは勿論、簡易融合を扱うデッキに置いてもリンクリボー含むこのカードを素材にする事に意義があるリンクモンスターと合わせて採用され活躍している。

原作ではクリボーの増殖コンボにより能力を封じられ最終的に引導を渡されたサウザンド・アイズ・サクリファイスだが、OCGでは新規クリボーシリーズの登場により立場を取り戻している。この2枚には何か不思議な因果でもあるのだろうか。

月読命とのコンボ

手順は以下の通り。

  1. 月読命を召喚し、相手モンスターを装備したサウザンド・アイズ・サクリファイスをその効果で裏側表示に変更。ルールにより、装備モンスターを墓地へ送る。
  2. 裏側表示になったことで攻撃・表示変更制限効果が解除されるため、他のモンスターで攻撃。
  3. サウザンド・アイズ・サクリファイスを反転召喚。再び制限効果が発動。
  4. 月読命は効果により、手札に戻る。1から繰り返す。

毎ターン相手モンスターを装備し直せるため、1体ずつ確実に減らすことができる上、相手には一切の攻撃をさせない。逆にこちらは攻撃し放題というコンボ。
かつてはこれが禁止指定されるほどの強力なコンボであり、制限復帰した現在は月読命も簡易融合も無制限カードという状態だが、9年7ヶ月の間に進んだカードパワーのインフレ後にとってはそれほど強力なコンボとはいえないものになってしまった。
もっとも、その9年間程の間に月読命などをサーチできる荒魂のように相性の良いカードも登場しているため、下準備がしやすいコンボにはなっている。

関連タグ

遊戯王 遊戯王OCG 魔法使い族 融合モンスター ペガサス・J・クロフォード
サクリファイス ミレニアム・アイズ・サクリファイス 千眼の邪教神 月読命 簡易融合

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