テキスト
(1):このカードがリバースした場合、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動する。
そのカードを手札に加える。
解説
レベル1・魔法使い族・光属性のリバースモンスター。
ステータスはかなり頼りないが、「自分の墓地に存在する魔法カード1枚を選択して手札に加える」という便利なリバース効果を持つ。1期第4弾というかなり初期からの登場で、その後何度も再録された。
罠カードを戻すという対の効果を持つ『闇の仮面』は同期である。元のイラストはミステリアスかつ儚げな雰囲気を持つが、なんだか眠そうである。
登場当初は『サンダー・ボルト』や『心変わり』など、現在では禁止になっている魔法カードがまだまだ現役であり、それらを再利用できる強力なカードであった。また、光属性で効果の都合上ほぼ墓地に行く前提だったため、『混沌帝龍 -終焉の使者-』などの召喚に都合が良く、星1であることから『突然変異』との『サウザンド・アイズ・サクリファイス』召喚コンボにも使いやすかった。
効果は一見地味だが、すぐに使える魔法カードを手元に戻せるためやがて準制限カードとなり、その後は制限と禁止を行ったり来たりを繰り返していたが、2008年3月1日以降は禁止カードで落ち着いた。
その後、長い年月を経て2016年10月1日に制限カードへと緩和。その背景には、強力な魔法カードの禁止化やゲームスピードの高速化が進んだ事があり、1ターンのタイムラグの間に効果で除去されて使えずじまいになってしまったり、そのリスクに見合うカードがあまり存在しないという点から規制緩和に踏み切ったと思われる。
そして、その後も緩和は続き、2017年1月1日には準制限カード、2017年4月1日には無制限カードとなっている。
ちなみに『闇の仮面』の方には何の制限もされておらず、時代や環境の変化を知ることができる一枚である。
原作・アニメでの活躍
原作での出番はほぼ皆無だが、アニメオリジナルの闇遊戯vs闇バクラ戦で登場。
この時は仲間が皆それぞれ選んだお気に入りのモンスターになってしまうという闇のゲームであり、杏子がこの『聖なる魔術師』に閉じ込められてしまっていた。そして、劇中では杏子が墓地へと送られてしまった城之内を思って涙を流したことでこのカードの効果が発動、『死者蘇生』が遊戯の手札に戻った。
城之内が破壊した『伝説の都 アトランティス』を手札に戻したが、遊戯の『手札抹殺』によって墓地に逆戻りさせられた。