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魔導サイエンティスト

まどうさいえんてぃすと

遊戯王OCGに登場する闇属性・魔法使い族の効果モンスター。メイン画像左上にいるおっさん。
目次 [非表示]

概要

遊戯王OCGのカードの一枚で、2000年代初頭のブースターパック「黒魔導の覇者」で登場した効果モンスター。

他のカードとの組み合わせによる凶悪さで、現在は使用禁止カードに指定されている。


カード名の由来は「マッドサイエンティスト」。カードイラストに描かれた本人の顔つきと周囲の不気味な水槽が、いかにもな雰囲気を醸し出している。


カードテキスト

効果モンスター

星1/闇属性/魔法使い族/攻 300/守 300

1000ライフポイントを払う事で、融合デッキからレベル6以下の融合モンスター1体を特殊召喚する。

この融合モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできず、ターン終了時に融合デッキに戻る。


解説

レベル6以下の融合モンスターエクストラデッキから特殊召喚する効果を持つ。

ライフコストさえ支払えるなら、このカードの効果は無制限に使用できる。

このカードの効果で特殊召喚した融合モンスターは直接攻撃ができないが、モンスターに対する攻撃は可能。


初登場当時から以下の強力な融合モンスターが呼び出せた。まさによりどりみどり。

ちなみに融合召喚扱いではないので、この効果で特殊召喚したモンスターは墓地へ送られてもルール上蘇生できない。


制約付きとは言え、その高い展開力から様々な形でこのカードを活かした1ターンキルが編み出された。

特にこのカードで融合モンスターを特殊召喚しては《カタパルト・タートル》で射出する【サイエンカタパ】はあまりにも高確率での1ターンキルを成立させることができたために、全盛期には世界大会の上位入賞者が全てそのデッキを使用していたほどの有様だった。

1ターンキルの抑制を目的に2003年10月に制限カードになり、2005年3月に禁止カードに指定された。


2014年にてカタパルト・タートルへ効果の調整(エラッタ)がかかったため、【サイエンカタパ】は完全に組めなくなった。

しかし、低レベル低ステータスゆえに、現在の環境では展開が容易になっている。そのうえ、シンクロ召喚エクシーズ召喚リンク召喚の各種素材を簡単に調達できる。融合モンスターは今も強力なカードが生まれているので復帰は絶望的。


なお、「1ターンに1度だけとエラッタされれば戻ってこられるのでは?」と思われがちだが、それだけだと別のモンスターの効果と併用して悪用されかねないため、「このターン、特殊召喚した融合モンスターの効果を使用できない」というように、回数だけでなく効果も制限しなければ復帰できないだろう。


コンボ

サイエンカタパ

  1. 魔導サイエンティストとカタパルト・タートルを召喚。
  2. 魔導サイエンティストの効果で攻撃力が高い融合モンスターを展開。
  3. カタパルト・タートルの効果で射出して効果ダメージを与える。
  4. 相手のライフが0になるまで繰り返す。

効果の使用回数に上限が無く、効果で特殊召喚したモンスターをコストにすることが可能であることを利用したコンボ。

なお、《神秘の中華なべ》を使えば融合モンスター1体で2000以上回復できるため、実質召喚できるモンスターの数が1体分増える。


現在は「カタパルト・タートル」のテキストがエラッタ(変更)されたため以前のような活躍は不可能となった。


強制転移+ブラック・フレア・ナイト

  1. 魔導サイエンティストの効果で特殊召喚した攻撃表示の紅陽鳥を強制転移などで相手フィールドに移す。
  2. さらに黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-3体を召喚し、3体で紅陽鳥を攻撃。
  3. 攻撃力2200のブラック・フレア・ナイトが、攻撃力2300の紅陽鳥によって戦闘破壊される。
  4. 戦闘破壊されたブラック・フレア・ナイトの効果により、幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-3体を召喚。
  5. ミラージュ・ナイトで攻撃。最初の攻撃ではモンスター効果により攻撃力が紅陽鳥の攻撃力分加算されるため、結局2800×3=8400ダメージを与える。

効果で特殊召喚したモンスターが効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃が可能であることを利用したコンボ。

ミラージュ・ナイトの効果(ダメージ計算時、このカードの攻撃力に相手モンスターの元々の攻撃力を加える)により、相手がどんなモンスターを出していても突破可能である。

ただし、罠カードなどで止められてしまうと悲惨である。


余談

  • 禁止後も《DNA定期健診》や《鋼核合成獣研究所》等のカードイラストで登場した事がある。
    • そのイラストからすると、同じくマッドサイエンティストであるコザッキーとも関わりがあるらしく、《成功確率0%》などカードイラストで共演している。コアキメイルも彼らが開発したらしい。

  • 似た効果を持つ効果モンスターに《デビル・フランケン》がいる。
    • ライフコストが多い代わりに出せる融合モンスターに制限はない。あちらも一時期はこのカードと同様に長い間禁止カードだった。

  • 似た効果を持つ魔法カード《簡素融合》や《簡素融合》のイラストに描かれており、いわば調整版になるよう意識したことがうかがえる。

  • アニメ『遊戯王GX』では三沢大地の調整用デッキに入っていた。しかし万丈目準によって海に捨てられる
    • また、丸藤亮とプロリーグで対戦した決闘者が使用し、なんとダイレクトアタックで止めを刺している。攻撃名は「ミドルエイジスウェット」。直訳すると中年である。

関連タグ

効果モンスター 闇属性 魔法使い族


融合モンスター マッドサイエンティスト

カタパルト・タートル 簡易融合 簡素融合 デビル・フランケン コザッキー

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