概要
遊戯王OCGに登場する魔法カードで、カテゴリは通常魔法。ライフ1000を支払うことで、攻撃不可、エンドフェイズに自壊する条件で、レベル5以下の融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する効果を持つ。
カードイラストには直球でカップ麺が描かれている。後に11期には効果のないモンスター専用でレベル6にも対応の《簡素融合》が登場した。
pixivでは中から(美少女含めて)モンスターが出てくるという内容のファンアートもある。
カード性能
カードテキスト
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1000LPを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
解説
融合モンスターは攻撃には参加できず、また1ターン中の発動回数に制限があるが、レベル5以下であれば殆どの融合モンスターが特殊召喚可能で、実質このカード1枚=様々な属性・種族のモンスターとして扱える。
特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される上に攻撃もできないが、それ以外の用途に縛りは一切なく、リリース確保・各種素材など様々なサポートに活用すれば無駄にならない。
また、融合モンスターは融合召喚扱いで特殊召喚されるため、後々の蘇生制限にひっかからないのも特徴。そのためこのカードで特殊召喚した融合モンスターを墓地へ送った後蘇生し直すという芸当も可能となる。特に効果を持たない融合モンスターはダイガスタ・エメラルで容易に蘇生できるため、そうした初期に乱造された低レベル・低ステータスで効果を持たない融合モンスターにも新たな使い道が与えられたと言えるだろう。
当初はデメリットの大きさからそこまで注目度は高くなかったが、シンクロやエクシーズの登場後はサポートカードとしての価値が上昇。
エクストラデッキを圧迫するが、レベルのほかに属性や種族を要求される難しい特殊召喚にも対応可能と、メリットとデメリットのバランスが取れた良カードとなった。
このように、良くも悪くもルールやカードプールの影響を受けやすいカードである。旧神ノーデンの登場時にはこのカードとセットで濫用された影響を受けて制限カードとなり、ノーデンが禁止カードになると同時に即座に制限解除されるという極端かつ顕著な事例も起きていた。
現在は11期のマスタールール変更に伴い、融合カードが出しやすくなったことからの悪用を見越してか、2020年4月より制限カードに戻っている。
関連タグ
サウザンド・アイズ・サクリファイス:相性の良いモンスター1
エルシャドール・ミドラーシュ:相性の良いモンスター2