超越融合
ちょうえつゆうごう
通常魔法
このカードの発動に対してカードの効果は発動できない。
(1):2000LPを払って発動できる。融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、このカードの効果で融合召喚したモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組を自分の墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化される。
アニメARC-Vにて、ユーリ(遊戯王ARC-V)が使用する「本当の切札」。
超融合を使用することを事前に知っていた榊遊勝に切札である超融合を封じられるが、GXでは特別なカードであり物語のキーでもあった超融合を「切札じゃないもん」と切り捨て、そこから繰り出された本当の切札である。
アニメでは初期ライフ4000のためライフコストも1000であった他、OCGと異なり蘇生した融合素材を「片方をチューナーにする」または「両方のレベルを4にする」効果を持っており、これにより融合素材によるシンクロ召喚またはエクシーズ召喚が可能という、まさしく次元の壁を超越した必殺のカードであった。
また、OCGではルール上スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの融合素材は蘇生できないが、アニメでは問題なく使用している。
これにより、直前に吸収していたユーゴのクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを展開し勝負を制した。
アニメと比べ、初期ライフの差により律義にライフコストが2倍、スターヴヴェノムに非対応、さらに素材を調整する効果が無いためにシンクロ・エクシーズするには最初から可能な組み合わせで融合する必要があると、大幅に弱体化となった。
全く原作の再現ができないどころか、用途として「チェーン不可のフィールド融合」としては超融合の方が優れており、まるで超越できていない。
一応、リンク召喚であればチューナー不要でレベルも問わないために復活した素材を使用しやすい。
が、そもそもリンク召喚と同時に導入されたエクストラモンスターゾーンのルールにより、当初はこのカードでエクストラゾーンに融合モンスターを出してしまうと他のエクストラからの召喚自体ができなかった。
このため、高レアリティかつ重いカードながら、このカード特有の効果に使い道がまるで無いために他の融合召喚カードに劣る、典型的なハズレア状態であった。
一応、ルール変更により融合後にリンク召喚を行えるようになり活用法は見出された。
が、どうルールが変わろうとアニメ再現が一切不可能である点には変わりない。
「異界共鳴-シンクロ・フュージョン」の商品化に伴う弱体化で再評価されている?