概要
TYPE-MOONの人気作品「Fateシリーズ」と、アメコミブランドの1つ「MARVELコミック」のクロスオーバー。
Fateシリーズが展開されている2000年代後半~現在にかけては、ちょうどX−MENユニバースやMCUなどアメコミの実写映画シリーズが多数作られている時期とも重なっており、コミックよりはそちらと絡めたイラストが多い。
なお、タグには“Avengers”とつけられているが、実際にはMARVEL作品全般とのコラボタグとして使われている。
※そもそも元ネタになったアベンジャーズ自体、加入や脱退に特に条件がなく、割と入れ替わりの激しい組織であるため、固定されたメンバーというのがほぼ存在していない。
おそらく、双方ともタイトルにスラッシュ(/)が入るので親和性が高いから、と思われる。
作品の傾向
大きく分けて、以下の3つがある。
①FateシリーズのサーヴァントたちとMARVELヒーローの共演・共闘
②FateシリーズのキャラクターがMARVELヒーローのコスプレをしているもの
③アヴェンジャー繫がり
共通要素
キャラクター面
Fateシリーズには世界各地の神話・逸話に伝わる神や英雄、歴史上の人物がサーヴァントや神霊として登場するが、MARVEL作品にもそれらを元ネタにした、中には本人という設定のキャラクターが登場する。
※MARVEL側の個別記事が無い場合は、登場作品または関連が深いキャラの記事で代用。
ストーリー面
MCUの映画第22作『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、量子力学の特性を利用してタイムスリップするという『Fate/Grand Order』と似たようなことをやっている。
2022年夏にこれまでとは別人のマーリンが実装された際、「いま流行りのマルチ・バース」という台詞があるが、その3ヶ月前に公開されたのは第28作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』だった。
映画第30作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ではネイモアと彼が治めるタロカンが初登場したが、その公開の1ヶ月半後に『FGO』では中南米を舞台とした第2部第7章『黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン』前半が配信され、ククルカンとトラロック、さらに黒豹をモチーフとしたイスカリが初登場した。
『FGO』において登場した異世界「サーヴァント・ユニヴァース」は『スタートレック』や『スター・ウォーズ』も混ぜつつMARVELコミックが元ネタになっており、作中では「アメコミ」や「コズミック・ビーイング」といった用語が言及されている。
共通出演者
Fateシリーズには吹き替えでも活躍している中堅~ベテランの声優も多数出演しているため、シリーズ両方に関わっている声優も多い。
以下、声優の50音順。ヒーロー(ヒロイン)役は太字。ここでは両方でネームドキャラを演じた声優のみ記載。
※《》内はシリーズまたは個別作品名。劇場公開版とテレビ放送版の違いは省略。
アニメのうち、MHはマッドハウス制作、DXDはディズニーXD放送版、DWは『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』、FAは『フューチャー・アベンジャーズ』、SSVは『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズを指す。こちらも参照。
※2 劇場版神聖円卓領域キャメロット後編の主題歌も担当。
※3 同作の土佐弁監修も担当。
公式パロ
上掲のイラストでも描かれているが、マシュ・キリエライト(シールダー)とキャプテンアメリカは盾を武器に敵と戦うという明確な共通点を持っていることから、ファンの間ではしばしばそのことがネタされている……が、公式でも外伝作品である『プリズマ☆イリヤ』でこのことに言及したことがある。
公式サポート漫画『ますます漫画で分かる!FGO』の第61話では、ネロがスパイダーマンの盛大なパロディを披露している(しかも、サブタイトルまで『親愛なる隣人』という拘りっぷり)。
「貴殿の親愛なる隣人 余ッ!!」
関連イラスト
関連項目
Fateシリーズ Fateシリーズのコラボタグ一覧
アメコミ MARVEL アベンジャーズ X-MEN
MCU X−MENユニバース スパイダーマン・ユニバース