「うん、僕はやるよ。かなりやる」
プロフィール
真名 | ダビデ |
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クラス | アーチャー |
性別 | 男性 |
身長 | 171cm |
体重 | 62kg |
出典 | 旧約聖書 |
地域 | イスラエル |
属性 | 秩序・中庸・天 |
好きなもの | 女性、お金 |
嫌いなもの | 戦い |
設定担当 | 星空めてお、東出祐一郎、桜井光 |
ILLUST | ギンカ |
CV | 中村悠一 |
ミケランジェロの「ダビデ像」が最も有名。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
メインストーリーでは、第1部3章『封鎖終局四海 オケアノス』にて味方のはぐれサーヴァントとして登場し、同章のシナリオクリア報酬として入手できる。
元々はオンラインゲームとしての『Fate/Apocrypha』企画で誕生したのだが、ゲーム企画自体が没となり登場しておらず、長らく設定のみが明かされていた。
『Apocrypha』が小説版として復活した際、黒側にヴラドⅢ世より偉大で有名な王を登場させる訳にはいかないという理由で坂田金時、武蔵坊弁慶、ゲオルギウスと共に登場は叶っていない。
ちなみに『カプセルさーばんと』では何故かゲオルギウスと共に参戦する事が出来なかった。
真名
キリストの祖ともされる。王となる前は羊飼いであり、竪琴弾きでもあった。
当時、ペリシテ人と戦っていたイスラエルの王に竪琴を弾くため、軍を度々訪れていた際、ペリシテ人の巨人ゴリアテがイスラエル軍に対して全てを懸けた一騎討ちを要望した。
巨人のあまりの強さに恐れをなしたイスラエル軍は誰一人立ち向かうことができなかったが、唯一部外者であるダビデがその一騎討ちに応じた。剣も持たずに挑むダビデを侮るゴリアテだが、ダビデは石を投げてゴリアテを昏倒させ、彼の剣で首を刎ね、打ち倒した。
その後、当時の王といざこざがあったものの、見事王に即位してからは見事な治政を行ったという。在位は前1000〜前961年頃までの約40年間とされる。またイスラム教の伝えでは、超イケメンにして美声であり、鉄をも曲げる握力でもって初めて鎧を作ったとされている。
人物
一人称は「僕」。
涼やかな、切羽詰まる事がない超秀才。普段はクズだが決める時は決める緑髪の青年。
誰に対しても敬意を持っているつもり、穏やかで寛容、軽率には敵対しない賢者。
神を第一とする一方、冷静な判断を下す徹底したリアリストである。
自分が復活せし者、ダビデ本人の魂を持つ者とは考えていないが、神の恩寵を感じられればそれでよいと、在りように引け目は感じていない。一般人から王へと上り詰めた人物。人に傅かれることにも慣れているが、他者に仕えることにも慣れている。マスターには初めから腹を割る。ビジネスパートナーとしての運命共同体として考えている為、絶対に裏切ることはない。
親しみやすく、誠実なサーヴァントであるが、女性に対しては滅法弱いのでその点に関しては要注意。特にナイスバディな(加えて自分より背の低い)女性を見ると二言目には妻に迎えたいと言い出す。英雄色を好むを地でいく人物。女子供を戦力として見なさないが、王の覚悟を持つものや戦士はその限りではない。富の重要性が身に染みている為、運用に抜け目がない。竪琴の名手であるが踊りの才能は皆無で、質の悪いことに両方とも同じ位大好きである。
一応悪い人間ではないのだが、所謂「爽やか系クズ」であり、自分のことを棚上げした発言をたびたび行ったり、自分の事と女性の事しか考えていなかったりと自己中心的な面がかなり目立つ。
しかし、マイルームでは「君の破産は僕の破産だが、僕の破産は僕だけのものだから、その時はきっぱり縁を切ってくれ」「戦いは嫌いであり、色々と潤うものがあるのは事実だが根本的に好きになれない。石を振りかぶって判子を押させる奴とか、どうしても好きになれないだろ?」という旨の発言をしており、まともなところも垣間見られる。また、彼自身の幕間にて、どうも彼はなり振りは適当だが、本質的な部分でかなりまともな部類の人間だと窺い知れる。
タマモキャットの幕間では、珍しく激怒する様子が描かれる。
子供の世話はしないが養育費は出すし妻は養う彼にとって、重要な収入源である羊を奪われる事は一大事であった。また、牧場経営は彼にとっての癒しであり大切なものであった。
ちなみに美人は大好きだが、巨人のトラウマが蘇るため、自分より背の高い女性は対象外。
能力
彼自身はただの羊飼いに過ぎないが、キリストの祖としての弱い神霊適性を持ち、ナザレのヨセフとほぼ同格にあたる。キリストの威光を背景とする宝具、例えば“聖骸布”、“聖釘”、“聖槍”あるいは“聖杯”などに対しては、それなりの耐性を発揮する。2代目イスラエル王として全部族を従え、32万を超える兵を率いてエルサレムを制圧したことから分るように、高い「カリスマ」を持つ。彼の人生は戦争に次ぐ戦争であり、余りに血塗られていたため、神が神殿の建築を許さなかったほど。
通常武器は「自分で作った弓矢」(『FGO』マテリアルによる。実際に武器として使うのは「羊飼いの杖」である)であり、3つ所持している宝具はいずれも強力な代物である。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | D | B | C | A | B |
保有スキル
対魔力(A) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、ダビデに傷をつける事は出来ない。 |
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単独行動(A) | アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。Aランクともなると、マスター不在でも行動出来るようになる。 |
神性(D) | 神霊適性を持つかどうか。救世主の祖としての弱い「神性」。ナザレのヨセフとほぼ同格。ダビデ自身はただの羊飼いに過ぎないが(神では無く)救世主自身の威光を背景とする宝具に対しては、それなりの耐性を持つだろう。例として「聖骸布」「聖釘」「聖槍」或いは「聖杯」。『FGO』では所持していない。 |
神の加護(A) | 王者になると預言された、優れた肉体と容姿がスキル化したもの。ライオンや熊の尻尾を掴んで叩き殺す俊敏さと腕力がある。ダビデ自身は「自分が復活せし者」「ダビデ本人の魂を持つ者」とは考えていないが、生前も今も神の使者である事に変わりはなく、神の恩寵を感じる事が出来ればそれで良いと思っている。 |
治癒の竪琴(B) | イスラエル王国の王・サウルの悪霊を祓ったダビデの竪琴(キヌュラ)には破魔の効力があり、聴く者の精神を平穏に保つ。古代社会における竪琴は悪霊を鎮めるとして重要視されていた。トリスタンの「治療の竪琴」との関係性は不明。 |
カリスマ(B) | 国や軍を従える才能。Bランクなら、一国を治めるには十分。二代目イスラエル王として全部族を従え、三十二万を超える兵を率いてエルサレムを制圧した。 |
『Apocrypha』企画時のスキル
竪琴の演奏(?) | イスラエル王国の王・サウルの悪霊を祓ったダビデの竪琴(キヌュラ)には破魔の効力があり、聴く者の精神を平穏に保つ事が可能となる。またダビデが竪琴を弾いている間、敵味方を問わず槍による攻撃の命中率が極端に下がる。 |
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宝具
五つの石(ハメシュ・アヴァニム)
- ランク:C−→B
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~99
- 最大補足:1人
「ちょっと痛いから、気をつけてね?」
「なぁに、当たるのは最後の一回だけさ――『五つの石(ハメシュ・アヴァニム)』!!」
巨人ゴリアテを打ち倒した投石器。五つの石は彼の寛容を表し、4発目まではあえて外すことで警告を発するが、5射目は急所に必中する(初手で当てることも可能)。
詳細は該当記事を参照。
燔祭の火焔(サクリファイス)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~99
- 最大補足:600人
各々の前面に香炉のまぼろしがあらわれ、薫香が炊かれ、紫の煙が相手をとりまく。じきにシナイ山を思わせる雷雲と霧が立ちこめ、天より遣わされた業火が、神の意に沿わぬ者を一滴の血も残すことなく焼き尽くす。炎は全体として祭壇を形成する。
契約の箱(アーク)
- ランク:EX
- 種別:契約宝具
- レンジ:1~99
- 最大補足:900人
「その『聖櫃(はこ)』にゆめ触れるべからず。祭司にあらざる者、レビの名を持たざる者は死の贄を覚悟せよ。されば其は智天使(ケルビム)の護りし十戒。シナイの頂において賜りし信仰の証ならば。来たれ――『契約の箱(アーク)』!!」
モーゼが授かった十戒が刻まれた石板を収めた木箱。ペリシテ人を退けてエルサレムを掌握したイスラエル王ダビデは、そこを都と定め、この契約の箱を運び上げたと言われている。
ダビデが召喚されると同時に現界し、収納することなどが出来ない特殊な宝具。ダビデ消滅後も所有権が変わっている場合は現界し続け、所有者が絶命すると消滅する。宝具としての効果範囲は狭いが絶対的であり、ダビデ以外の箱に触れた者の魔力を問答無用で奪い、殺す。これは復活宝具なども無効化するほどの絶対的な威力がある。ただし対象が触れないといけない上にバーサーカーですら危険と判断し回避するほどの異様な魔力を放っているため、実用性は皆無である。
『FGO』第1部3章では、この宝具が特異点修復及び敵の目的の鍵となる。ただでさえ棺桶程の大きさがある上、石板と豪奢な装飾からかなりの重さを有するため、簡単に動かすことはできない。
一方、別マガ版では「ちょっとだけ動かせる」という設定が追加されており、上記の専用の詠唱を誦することで自身の手元まで箱を移動させることが可能となっている。
ゲーム上での性能
カード配分は、基本杖で戦うせいか《Quick:1/Arts:3/Buster:1》のキャスター型。
ステータスに関しては攻撃重視であり、そのATK値は☆3アーチャーで最強、全☆3サーヴァントでも呂布奉先に次ぐ2位という高さを誇っている。逆にHPは同格アーチャーとしては最低だが、彼の場合はそれを補うスキルでの粘りがある為そうそう倒れたりはしない。
スキルは攻守共に極めて優秀。保有スキルは、自身の防御力大アップとHP回復効果の「神の加護(A)」、味方全体に精神状態異常解除・回避1回・若干のHP回復効果を与える「治癒の竪琴(B)」、味方全体の攻撃力を上げる「カリスマ(B)」の3つである。防御・回復系のスキルを2種備えているので場持ちは中々に良く、同時に優秀な全体効果のスキルを2種持ち、またArts3枚によって味方にNPを供給しやすい事から、味方全体のサポート要員として非常に優秀な部類に属する。
特に「治癒の竪琴(B)」は敵サーヴァントの必中や無敵貫通を持たない全体攻撃宝具を凌げる希少なスキルであり、彼以外の所持者はストーリー限定ガチャ排出のトリスタンを除けば全騎が期間限定ガチャ排出かイベント配布となる。同様のスキル・宝具持ちが10騎もいない点から見ても、フレンドポイントガチャからでも入手できるダビデがどれほど貴重な存在であるかが理解できるだろう。
宝具は単体宝具「五つの石」。
属性はBusterで、効果は【自身に必中付与(1ターン)+敵単体に超強力な攻撃[Lv.1~]&高確率でスキル封印(1ターン)】。必中効果が先行するため、回避状態の相手にも確実に着弾可能。高いATKに自前のカリスマ持ちで、☆3故に宝具レベルも上げやすいことから高火力が期待でき、抜群のサポート能力と共にアタッカーすらこなすことができる。Arts型なので発動も狙いやすいのも魅力。
ただ、アーチャーは「条件を満たして超火力が出る」or「バフがもりもり乗る」タイプが多いため、そうした条件のないダビデは宝具火力としては中堅程度である。また、Arts3枚型なのにBuster宝具なので、宝具Busterブレイブチェインが組めないのもそれを助長する。ただ上位陣の火力がおかしいだけで、ダビデが低火力というわけでは無い。状況を選ばず安定した火力がある、とも言う。意識せずとも打ちやすいので、他の面々と宝具チェインも期待できるメリットもある。
ただスキル封印に関しては、「無用なスキルで行動を潰してもらえなくなる」デメリットになることもあり、1回限りの回避を本命の攻撃の前に消費してしまうことにも繋がる。
Lv30〜50の間が中弛みするタイプの成長傾向を持つが、その後に再度上がり始める。第三霊基再臨以降になってレア素材を要求し始めるのが難点である。「聖杯転臨」の実装で成長限界を引き上げられる様になり、宝具威力や元々低かったHPの底上げが可能となった。
2020年8月実装の強化クエストでは攻撃力をUP+高倍率の巨人特攻追加を提げて来るという全ダビデファンが待っていただろう効果を提げて来た。驚くべき事に巨人系のエネミーはダビデが弱点を付けるクラスである事が多いのが強み。この他、魔性菩薩、大鬼系、スプリガン、スルトなどのボスクラスや、イヴァン雷帝、アステリオス、ダレイオス三世、項羽、キングプロテアなどの画面占有率の高いサーヴァントも対象となる。強化されたら巨人特攻を提げてくるだろうとファンからは噂されていたが、まさか、ここまで対象が広いとは誰も思わなかっただろう。
この強化を以って中堅サポートアタッカーからレアリティ詐欺も甚だしいキョジンスレイヤーに変転したのである。今まで以上にストーリーの攻略が楽になるに違いない。
関連人物
生前
実の息子にして、人理焼却の黒幕。
子育てに興味がなかったので、関わりは殆ど無かったらしい。
アビシャグ
生前の妻の1人。背の低い美女らしい。
相当気に入っていたようで、今でも女性の比較に彼女を引き合いに出してくる。
ゴリアテ
生前打倒したペリシテ人の巨人。
相当苦戦したようで本人曰く、もう二度と戦いたくないとのこと。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
ロクデナシのダビデにしては、彼/彼女に対しての対応はかなり真っ当。
まあ、定期的に怪しい商談に誘ってくるが。
自分より背が低い美女なので、もれなくアビシャグ認定。
顔を合わせる度にアビシャグというので呆れられている。
彼女の幕間にて、長年の夢であった牧場経営をしていた。
しかし、意味不明なノリで叩き潰されてしまったため、マイルーム会話では恨み言を漏らしている。もっとも彼女の魅力を使って商機を狙っているあたり流石であるが……
珍しくアビシャグを引き合いに出すことなく、自分と異なる神を信じるものとして敬意を払う。
体つきは残念だが、自分より背が低い美女なのでアビシャグ認定。
その後の台詞から、どうやらキュケオーンを食わされ、豚にされたらしい。
余談
イベント
ゲームの『Apocrypha』企画が頓挫した後に満を持して初登場した『Grand Order』では「第1部ラスボスの父親」という、何気に重要なポジションを担っている。
………ハズなのに「子育てには興味なかったから彼のことはよく知らない」と無責任な発言以外は、最終章までは全く息子に触れず、ストーリーやイベントでは気ままに好き放題している。それどころかイベントに登場するたびに露見するクズさから「口を開くたびにラスボスの威厳を削り取る最凶の父親」、「ある意味『Grand Order』の元凶」とファンから呼ばれる始末である。
しかもダビデ本人は己の言動を全く恥じていないため、さらに始末が悪い。
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』では、乗っていた船が嵐で沈みそうになったときに同乗していたエミヤとロビンフッドに自分が助かりたいがために船から飛び降りるように言ったり、空気の読めない王様発言をして2人を苛立たせたり、サンタオルタをアビシャグ(ダビデの老年の頃の妻)と呼んで口説いたりとやりたい放題であり、被害者のエミヤとロビンフッドからは「ウリヤ(※)の件から何も反省してないな!?」と呆れられていた。
※ ウリヤの妻バテシバとの間に儲けた第二子がソロモン。第一子はダビデの不貞の罪のため、神に殺されている。この不貞の罪というのは「家臣の妻を寝とった上に、その家臣を最前線に送って戦死させた」というもので、息子が神の罰で苦しんでいる間は取り乱していたが死んだ後はさくっと気持ちを切り替えていたりする。旧約聖書において預言者ナタンにこの罪をたとえ話として持ち出された際、それに気付かず「そんなことをした男は死罪だ」と激怒した後、あなたの事ですよと明かされ、罪を悔いている(恐らくクリスマスイベントの話はこれが元)。
西遊記イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』では猪八戒役を担当しているが、岩に押し潰されて気持ち良くなったり、役になりきるためか自ら「ブヒブヒ」言い出し、さらに出会ってすぐにお師さんを口説いたりとやっぱりフリーダム。でも決めるときはちゃんと決めている。復刻版ではショップ店員も担当し、話題となった台詞「僕はブヒるよ。かなりブヒる!」もボイス化された。
2016年バレンタインイベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』では、彼らしさが全面に出た衝撃的なシナリオとお返しが待ち受ける。女性マスターと男性マスターで反応が異なる。アビシャグ。ダビデ像の頭をかたどったダビデヘッドキャンディ。愛の試練。
2017年エイプリルフールイベントではテキスト内で「おじいちゃん」と呼ばれる。
アビシャグと添い寝したのが老年期だった為だと思われる。
『Apocrypha』とのコラボイベント『Inheritance of Glory』では、イベント本編並びに終局特異点クリア後に挑戦できる高難度クエストにおいてさまよえる神父に率いられ、ゲオルギウス、武蔵坊弁慶、坂田金時と共に”無彩色”の陣営の1騎として登場。言うまでもなく『Apocrypha』リストラ組として襲撃してくる(この5騎は味方としても、若干ながら攻撃力UP特効を受けられた)。
また上記のうち弁慶とは、2018年ギル祭『バトル・イン・ニューヨーク 2018』決勝クエストにおいても「ロスト・アポクリファ」というチームを組んでいた。ちなみにこの時戦闘中のダビデに付いていたエネミー名は「いやぁ、別に不満は無いよ?」。ほんとにござるかぁ……?
なお直接登場する以外にも、2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』では「ダビデン信用金庫」なる広告を打ちスポンサーとして出ていたり、2018年ぐだぐだイベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』ではノッブが腹を壊すほど飲んでいたダビデ印のコーヒー牛乳を販売している事が判明するなど、カルデアで様々な経済活動を行っている様子が度々窺える。
2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負!』では、サイドストーリーにも登場。
負けず嫌いを拗らせてギャンブルに熱を上げる虞美人の質入れ先である闇オークションを主催しており、胴元としてちゃっかり手数料をせしめていた。抜け目が無い……
コミック版
漫画版『Fate/Grand Order −turas realta−』では、ゲーム同様に『封鎖終局四海 オケアノス』に登場する。しかし登場のタイミングが原作よりも早くなっており、黄金の鹿号の船員としてフランシス・ドレイクの元で雇われて最序盤から顔を見せ、読者に衝撃を与えた。
その後はあくまでドレイクを雇用主と仰ぎ、主人公へは品定めする様に中立的な言動に留めて、ドレイクの命令がかからない限りは終始傍観者の様な立場に徹していた。そのコウモリ染みた態度と真名を明かさないことから、主人公のサーヴァントである清姫も警戒を緩めず監視を決める。
態度が変わったのはイアソン率いるアルゴノーツとの戦いに突入した場面で、敵方の最大戦力であるヘラクレスに対して宝具を発動し、アステリオスを自発的に援護する。ここから本格的に主人公に協力することを決め、ゲーム本編同様に「契約の箱」の存在を明かしてヘラクレス撃退への奇策を講じることになる……そしてここでまさかの退場という、本編とは違う衝撃の最期を迎えた(同作は4章を飛ばす事から、同章の最後にソロモンが現れるストーリー構成となっており、この2人を出会わせないために退場させる必要が出たという都合もあると思われる)。
さらに作者であるカワグチ氏のこだわりから、怒濤の展開と「聖王ダビデとしての矜恃」を顕した奮戦でヘラクレスと相討ち同然に決着をつけ、「頑張れよ」というエールと共に座へと帰還した。
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Fate/Apocrypha Fate/GrandOrder
以下、第1部最終章のネタバレ注意!
親子の真相(最終章のネタバレ注意)
後に前述した魔術王を名乗るソロモンは、遺体を利用していた偽者であったことが判明。
なんと彼の本当の息子は、カルデアで指揮をとっていたロマニ・アーキマンだったことも明らかになっている。Ⅲの座での魔神柱との戦いで、息子を騙る者と言っていたので両方の正体には気づいていた可能性がある。最終章に登場したダビデはⅢの座で魔神柱との戦いに身を投じた後、真相を明かされる前に退場したため、この件に関してのコメントはしていない。
親子の真情(幕間の物語ネタバレ注意)
2017年7月5日のアップデートにて実装された幕間の物語では、ダ・ヴィンチちゃんと相似した構造で過去のレイシフト記録を振り返りつつ、終盤では第一部終了後の時間軸における「彼」への所感や距離感、悲しみや誇らしさが入り混じる複雑な心情が描写されている。
別マガ版ではこの幕間の内容も裏設定的に拾われており、帰還時のエールもファンの間では目の前の主人公ではない誰かへも贈ったのだと、そう願うマスターが多い。更に、2023年3月17日にアップデートで追加されたマイルームボイスでは、ロマニへ向けたものと思われる物が確認できる。