「はくのせんぱい
みぃ
つ
け
た」
プロフィール
真名 | キングプロテア |
---|---|
クラス | アルターエゴ |
性別 | 女性 |
身長 | 30~∞m(CCC)/ 5〜∞m(FGO) |
体重 | ∞kg |
誕生日 | 4月1日 |
出典 | Fate/EXTRA CCC |
地域 | SE.RA.PH |
属性 | 秩序・善・地 |
イメージカラー | ペール・アイリス |
特技 | なし |
好きなもの | なし(CCC)、かわいいお嫁さんになること(FGO) |
嫌いなもの | なし(CCC)、自分より大きいもの(FGO) |
天敵 | パッションリップ |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | ワダアルコ(原案、FGO)、たけのこ星人(Fox Tail) |
CV | 潘めぐみ |
概要
『Fate/EXTRA CCC』に登場するアルターエゴクラスのサーヴァント。
名前は花に由来(ヤマモガシ科プロテア属の一種。⇒キング・プロテア)。
途方もなく巨大な、全身に包帯を巻いた少女。体の所々には茂った緑や土色のひびが存在する。
渇愛のアルターエゴ「G」。Gは"gigantism"、"growing"、"greed"を意味する。
パッションリップやメルトリリスらと同様に生み落とされたが、様々な要因や偶然が組み合わさった結果、創造主すらも上回る余りにも危険な力を得てしまった問題児。
サクラファイブ最下層の位置づけでありながら、サーヴァント達はもちろん、BBや他のエゴ達をも超えたムーンセル最強の存在。
それ故BBも完全に持て余し、月の中枢部「熾天の檻」と同じフォトニック結晶から造った「堕天の檻(クライン・キューブ)」に封印され、ギルガメッシュが隔離されていた空間と非常に近い「何もない宇宙」に廃棄された。
本来ならそのまま誰にも見つけられず、理解されることもなく、無の宇宙を漂い続けるだけだったが、物好きなマスターに見つかって対決する事となる。
……という初期企画案の設定で、『CCC』に登場する予定だったキャラクター。
所謂、隠しボス的なポジションで長時間アリーナにいると現れる、倒さなくてもいい存在として登場する予定のキャラだったとか(開発曰くミミック)。
しかし、たけのこ星人のコミカライズ漫画『Fate/EXTRA CCC FoxTail』にて、衝撃的な登場を果たす。
全身がアブない人。
人物
一人称は「わたし」。
愛を求める欲望の権化であり、周囲にある何もかもを飲み込んで成長し続け、さらに肥大化した空腹を満たすため食事を繰り返し、ますます大きくなる。
「楽しいから、美味しいから、温かいから」と、動物的な理由でさしたる目的もなく、己がために宇宙中の愛を求め続けている。
しかし「限界」という概念を持たぬ存在として生まれてしまった彼女は、どれだけのものを取り込もうとも決して満たされる事はない。
キングプロテアは無垢な嬰児なのか、それとも醜悪な災害なのか。罪が有るのか、無いのか。
消費文明に生きる現在の人間には彼女を「悪」と断じることは出来ない。
“際限なく求める心”が悪ではなく、善として受け入れてもらえる日が来ることを夢見て、彼女はソラを漂い続ける。
内面自体は非常に幼く素直な性格であり、子供が物を欲しがるように愛を欲している感じである。
無為に他者を傷つけることも好んではいないが、あまりにも大雑把かつ広範囲な破壊によって巻き添えにしてしまう事も度々。
そんな彼女のフェティシズムは「成長願望(発育願望)」。『FoxTail』劇中で彼女の心にマインドダイブする機会があるが、その中での姿は幼い少女であった。
能力
ハイ・サーヴァントは複数の女神の複合体だが、プロテアはあらゆる神話に共通する大母神のエッセンスから創られた(具体的には後述の3柱で構成されている)。金色白面同様、複数のサーヴァントが一丸となって戦って、初めて打倒できる災害。
パラメータ中、筋力と耐久の2つがEXランク評価を受ける上に、保有スキルも殆どがEXランクというとんでもないキャラクター。
今までのサーヴァントでもパラメータでのEX評価は最大1つまでだったことを鑑みると、彼女の規格外さに驚かされる。もっとも、彼女のその巨大さを考えれば妥当な判定ではあるだろう。
ちなみに筋力と耐久ばかりに目が向きがちだが、敏捷もAランクとトップクラスであり、巨体とは裏腹に並みのサーヴァントより素早く動ける。
体躯分早いのではなく、その巨体のままにトップサーヴァントと同等クラスの運動能力を発揮することが可能。
分かりやすい一例として、OVA『Fate/Grand Carnival』にてアキレウスやアタランテなどの最速級の英霊達による短距離走に参加した際、スタートした瞬間プロテアが一歩動いただけで一着ゴールしていた。
この時他選手も一歩踏み出しただけであった為、プロテアが普通の走りを行なった場合「最速級のサーヴァントの速度×体躯の倍率」の距離だけ動ける可能性がある。
単純すぎる人格故、そのスペックがフルで活かされる事はまず無いが、そもそもの質量自体が圧倒的な武器であり、少し動いただけでエネミーや迷宮の構造を簡単に破壊してゆく規格外の存在である。
コードキャストやスキルを使おうにも、生半可な代物では純粋な質量で押し潰されてしまう為意味をなさない。事実、(出力が四分の一になっていた制約はあるとしても)BBの権能である「十の王冠」を力ずくで打ち破るという無茶苦茶っぷりを見せている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐力 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
BB | EX | EX | A | D | B | − |
保有スキル
ヒュージスケール(EX) | スキル「自己改造」をベースに、「成長願望」から生まれたイデススキル。限界のない規模拡大を可能とする。レベルが上限に達すると自らの規格を巨大化させ、さらなるレベル上限を設定。これを無限に繰り返す。無限増殖とも。いずれは星を破壊する宇宙レベルの災害だが、巨大化すればするほど知性・機能の複雑化が失われていくため、通常の知性体ではこのスキルに耐えられず、自己崩壊してしまう。 |
---|---|
グロウアップグロウ(EX) | スキル「経験値ボーナス」が暴走したチートスキル。「経験値ボーナス」は戦闘によって得る経験値に何パーセントかの追加ボーナスが入るものだが、キングプロテアはこのスキルをさらにチート化、「常時、経験値を取得する」ものに変えてしまった。本来なら「普通の成長した状態よりもステータスの伸びが低くなる」デメリットを含む罠スキルだが、キングプロテアは「ヒュージスケール」との相乗効果でデメリットを踏み倒し、無制限に成長し続ける。 |
自己暗示(EX) | 自身にかける暗示。精神攻撃への耐性をあげるスキルで、Aランクにまでなると、”私は歳を取らない=本当に老化が止まる”レベルの思い込みが可能となる。EXレベルになると、もう心象世界では何が起きているのか理解の外である。 |
幼化現象(EX) | BBによって設けられた枷(リミッター)。無限に成長するキングプロテアを抑制する安全装置。一定値(物資界では100m)を超えて巨大化すると強制発動し、自らのレベルを戻し、肥大化した自己をリセットする。使用すると、「ヒュージスケール」で得た追加最大HPがゼロになる代わりに、減少したHPに応じたNPを獲得し、スキルリチャージを早める。「ヒュージスケール」とは反対に「幼児退行」を使うとプロテアが縮んでいくが、初期値である30mを越えての小型化は不可能。 |
宝具
「ヒュージスケール」で拡張し続ける彼女自身が宝具扱いである為、本来なら宝具は所持していない。
これは彼女に組み込まれた大母神の1柱と共通しているが、そちら共々、人類が使役可能なレベルにランクダウンした霊基なら、"全力の一時解放"が疑似的な宝具としてあてがわれる。
巨影、生命の海より出ずる(アイラーヴァタ・キングサイズ)
- ランク:E
- 種別:対人宝具
- レンジ:100
- 最大補足:不明
「シリアルファンタズム、展開!」
「どこまでも、どこまでも、プロテアの花は成長する……命の海に沈みなさい。『巨影、生命の海より出ずる(アイラーヴァタ・キングサイズ)』!!」
インド神話におけるエピソードの1つ、乳海撹拌の逸話をモチーフにした宝具。
電脳世界外に限定召喚されたキングプロテアは、常に「圧迫」されている。それは世界からの抑止力であり、電脳世界ではない物質世界の限界でもある。
この宝具はそんな「圧迫」を一時的にはね除けたもの。
詳しくは該当記事を参照。
Fate/Grand Order
前述の大母神の1件や「レベルキャップが無い」という規格外の能力もあって、ゲーム作品におけるプレイアブル実装や再現はまず不可能だと判断する声が多かった(過去には経験値ブーストの意味が別の意味になるのではと冗談めかして言われていた)。
だが『CCC』コラボ復刻イベント『復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-』にて、まさかの隠しボスとして登場。クラスはもちろんアルターエゴ。
バトルキャラの向く方向の都合からか、片目を覆う包帯の位置が逆転したり、他の包帯の巻き方が変更されている。元のデザインのままで出せば、バトルキャラでは目が見えず包帯を巻いた顔しか見えない状態になってしまう。
その一方で、知性や精神年齢の方は幾分か向上しており、元のプロテアとは幾分かキャラにも変化が起こっている。
ちなみに、彼女が無限に成長できるのは電脳空間でのみ。物質空間では物質限界によって巨大化しすぎると自重に内部構造が耐えられなくなり、自己崩壊を起こすとされている。そのため、物質界での最大スケールは300m前後が限界とされている。
ボス敵として
MAP圏外にある「渇愛の重力圏」の中枢へ向けてシャドウサーヴァントによるボスラッシュを乗り越え、「堕天の檻」の最奥に到達したマスターを待ち受ける。
案内役の電子の妖精「H.C.A」によると、本来ならば誰も触れずに消えていくはずだった場所だが、迂闊に誘い込まれた人間のお陰で渦に捨てられた廃棄データが暴走を起こし、その根源であるキングプロテアとの対峙を以って渦を収束させることになる。
また、上記の通り、宝具がインド関連であることや、PVに出てきた蓮の花、四角形の物体から、第2部四章に実装されるという噂もあった。
詳しくは各攻略サイトに譲るが、HP:200万という規格外の体力に加え、「ヒュージスケール(EX)」によって毎ターンHPが50万ずつ増加する(当たり前だが、強化解除や強化無効による妨害は不可能)という文字通りのチート状態の彼女と対決することになる。
当然ターンが経過するとHPがエライことになるが、22ターン目に「キャッシュ消去」が発動し、HP増加効果が一時的に機能不全を起こして200万まで戻り、さらにあらゆる攻撃への耐性が低下する永続デバフが発生する。「キャッシュ消去」は次のターンになると回復するが、以降はこれを6ターン毎に繰り返していく。
攻略法は、HPが上がっていない開幕直後~2ターン目までにバフを特盛した特攻スキルや特攻宝具をもつサーヴァントで開幕から宝具をぶっぱなして速攻K.Oを狙うか、ひたすら耐えて永続デバフが貯まるのを待ってから「キャッシュ消去」のタイミングで一撃必殺を狙うかの2択となる。
と言っても、前者の速攻戦術は手持ちのサーヴァントが潤沢でなければ難しいため、多くのマスターは耐久戦を挑むことになるだろう。
当時の星5サポーターにはオベロンもキャストリアも光のコヤンスカヤもおらず、マーリンとスカサハ・スカディと孔明くらいだったことも留意。
耐久に関してもアルターエゴというクラスが曲者で、ゲージ3で全体宝具を放ってくるので全体回避/無敵や防御バフ、宝具デバフなどの対策は必須。
また、攻撃耐性の低下にはQuick/Arts/Busterの3色全てへの耐性低下を含むため、耐久レースが続くほどに「キャッシュ消去」時の各カードの性能が鰻登りに上昇していく。サーヴァントによってはArts1発でNP100%になったり、ただの攻撃が10万単位の大打撃になったりと、こちらの攻撃のスケールまで狂い始める。
残念ながら撃破後に再戦することはできず、一度だけの大勝負となるため、試すなら念入りなパーティー編成と事故対策を用意して挑もう。
ちなみにクエスト初出時は単独でメイン・インタルード化するとアナウンスされたが、結局『CCC』イベ全体も共にインタルード化した。
ちなみに、H.C.Aは最後に「奇特なマスターが呼べば、もしかすると来るかもしれない」と、本実装を匂わせる旨のセリフを残していた。
味方として
上記の言葉通り、イベント開始から1週間経った2019年2月27日には期間限定枠として本実装を果たした。レアリティは☆5。
ボスとしての登場時は、体育座りしてもなお画面からはみ出す程の巨大さ(口より上が見切れてしまう)で挑むマスター達を驚愕させたが、なんと味方の時もバトルキャラのサイズは全く変わらない。あの巨体のまんまである。イヴァン雷帝や項羽といった面々も軽く凌ぐサイズである。
また、テキストの一部にはキングプロテアを構成する女神としてティアマトの名が明示されているが、それを示すかのように霊基再臨を進めると、蕾の冠と共に頭から1対の巨大な角が生えてくる。角と言えばアレとの関連が疑われるところだが……?
霊基再臨で怪獣の着ぐるみを来たような、モフモフとした外観になる。言動も初期の包帯姿と第三再臨のティアマト形態に比べるとものすごくはっちゃけており、「怪獣ごっこ」を満喫する天真爛漫な姿を見せてくれる。
ちなみにマイルーム登録も行えるのだが、ここでも巨体なのは変わらずほぼ画面を埋め尽くす勢い。
また、台詞には一部のファンやプレイヤーにとってあるトラウマを彷彿させるものが含まれていたり……
特に実装から直近で公開された劇場版第2弾に当該シーンがもろに含まれていたため、鑑賞した際に受けたトラウマを再発させたマスターは多い(汗)。
バレンタインイベントではマスターに説得されたBBに頼んで孤島を作ってもらい、その場所である人物に説得される形で100メートル越えチョコを作っていた。
孤島で作るというアイデアはBBがこれ以上プロテアを小さくする事は出来ないという事情を解決するための策というだけでなく、なんでもプロテアの夢の一つが海辺のプール付きスイートホームであるためらしい。
なお、彼女と赤い悪魔のイベントは選択肢次第でチョコを貰えなくなるという事態に陥る事がある。
あかいあくまの方はあまりに失礼かつギャグな選択肢であるため初見でも回避は容易だが、彼女の場合は一発でもらえるかは彼女の事情を鑑みないと引っ掛かりやすいため注意。彼女への愛が試される機会であると言えよう。
メインストーリーでは第2部7章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』にまさかの登場。
乳海撹拌から適性を見出されるもはぐれてしまった後、孤軍奮闘していたマスター一行と合流する。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐力 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | EX | EX | A | D | B | E |
保有スキル
狂化(A+) | 巨人であることにより、どれほど人間に好意的であろうと世界を害する存在でしかないプロテアは、根本的な部分で人間と価値観を共有できない。自分が大きいのではなく周りが小さいだけ、自分が強いのではなく周りが弱いだけ、と考えるプロテアの認知は、人類にとって災害でしかないのである。 |
---|---|
単独行動(B) | 強力な魔力炉であるプロテアはマスターがいなくとも自身の霊基を維持できる。プロテアにとってマスターとは「自身が限界するために必要な要石/魔力供給源」ではなく「自分を召喚したもの」にすぎない。もし聖杯戦争でプロテアの召喚に成功したマスターがいた場合、そのマスターには「サーヴァントに魔力供給をする役割」がなくなるだろう。それを有利とみるか窮地とみるかはマスター次第。 |
陣地作成(EX) | 破格の陣地作成スキルを有する。自らの霊基を肥大化させていくプロテアは、それ自身が神殿―――陣地と同様である。 |
女神の神核(B) | 生まれながらにして完成した女神であることを現すスキル。精神系と肉体の絶対性を維持する効果を有する。精神系の干渉をほとんど緩和し/どのような説得も彼女の認識を変えられず、肉体の成長もない/そしてどのような魔術でも彼女の肉体を人間サイズに縮めることはできない。 |
ハイ・サーヴァント(EX) | ティターニア(ティターン)、アイラーヴァタ、ティアマトのエッセンスを持つ。大地母神のエッセンスによって作られたプロテアだが、その本質……霊基内部で眠る頭脳体は、幼い少女の姿をしているという。 |
ヒュージスケール(C→C+) | かつては規格外のランクEXだったが、カルデア式の召喚では再現できずランクダウンしている。使用したターンから成長が始まるが、これによって増大した数値上限は「幼児退行」を使うまで永続である。 |
怪力(EX) | 反英霊を代表とする「魔物たち」が持つ、平均的な「怪力」スキル。なのだが、規格外の大きさであるキングプロテアが使うと単純な動きだけで脅威になる。現時点で「怪力:EX」を持つサーヴァントはティアマト(※1)とキングプロテアの二騎のみ。 |
大河の巨獣(B) | 「怪力(EX)」が変化したスキル。詳細不明。 |
幼児退行(C)(※2) | こちらもカルデア式の召喚では再現できずランクダウンしている。 |
領域粉砕(A)(※3) | その巨大霊基をフル稼働させた攻撃は、ただ振るうだけで「敵個体」ではなく「領域」を攻撃対象としてしまう。空間を操作する術式もパンチで粉砕する、まさに「力で全てを解決する」スキル。しかし、「心」に目覚めたプロテアはこのスキルを封印している。 |
「自己暗示」が消滅している(ゲーム的に再現できなかったと思われる)ほか、一部スキルがランクダウンしていたり、新しいスキルも保有している。
※1 - 実際のティアマトの怪力スキルのランクはA++
※2 -「幼化現象」の『Fate/EXTRA material』での別表記が採用されている。
※3 -『FGO Material Ⅷ』ではCランクで、解説も異なる。
領域粉砕(C) | 通常攻撃を全体ダメージに変化させる。ラージサイズ以上のエネミーが持つ広範囲攻撃。「ヒュージスケール」が極まっていれば敵個体ではなく、空間そのものを攻撃するほどの制圧力を発揮する(『FGO』では使用されない)。 |
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ゲーム上での性能
最大ATK:12835というクー・フーリン・オルタをも上回る数値を誇るアルターエゴでもバリバリの攻撃型。
《Quick:1/Arts:2/Buster:2》と、見た目に反してセイバー型。
Buster以外が多段ヒットするうえ、クラススキルの恩恵からNP効率・攻撃性能も良好。
「女神の神核」のお陰で弱体耐性が高く、低めに思えるHPも後述のスキルのお陰でまったく問題にならない。
スキルは、10ターンの間自身の最大HPを徐々に増加させていく無限増殖状態を付与する「ヒュージスケール(C)」、自身のスキルチャージを1進め、増殖状態の数に応じてNPをチャージする代わりに無限増殖状態と増殖状態を解除させる「幼児退行(C)」、3ターンの間自身の攻撃力を上げる「怪力(EX)」の3つ。
無限増殖による増殖状態は、「幼児退行」か強化解除でなければ基本的に永続するため、理論上はほぼ無制限にHPを増やすことが出来る。チャージターンが12Tと長いが、継続ターンも長いのでハンデにはなっていない。
幼児退行はその無限増殖と増殖状態をコストに発動する。NP増加量は増加アイコン一つに付き【Lv1:10%~Lv10:20%】と、なかなかの効率を有する。またチャージターン短縮の効果もあるため、スキルで「ヒュージスケール」を切るタイミング次第で即「ヒュージスケール」を再発動させることも可能になる。
怪力はシンプルな攻撃バフだが、補正値が高く継続ターンも3Tとほかの「怪力」スキルを保有するサーヴァントよりも長め。「ヒュージスケール」以上に「幼児退行」のチャージ短縮の恩恵が大きく、気軽に使用しても早めの再使用が可能になる。
宝具は上記の通りで、種類はBuster、効果は【自身のBusterカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&[増殖]状態の時、自身のBusterカード性能をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃】。
「ヒュージスケール」の効果をブーストするため、基本的には「ヒュージスケール」発動中が解放のタイミングとなる。しかし宝具の「増殖状態」による威力補正そのものは誤差の範囲のため、「幼児退行」でNPチャージを促進させても、「怪力」である程度はカバー可能。
総じて、自前のバフで耐久しつつ、タイミングを見計らってカードを切る全体宝具アタッカー。
常時「ヒュージスケール」を発動させつつ、どのタイミングで「幼児退行」を切るかが運用のポイントとなる。
耐久レース向きで速攻し難いものの、「カレイドスコープ」で即NP100%を狙って2発目を悠々と構えるといった宝具連射運用も可能で、特にザコが大量に出現する『CCC』コラボのようなイベントでは心強い味方となってくれる。
2020年7月、『CCC』イベのメイン・インタルード化に伴い強化クエストが実装。
「ヒュージスケール」の強化であり「毎ターン最大HPアップ(最大4000)&宝具攻撃耐性アップ・増殖を付与」というもの。
注目すべきは後者の宝具耐性で、効果が続く限り宝具攻撃への耐性が上がるバフを与えつづける。のだがこれが最大10個まで貯まると自力で全体宝具攻撃を耐え切れるほどの頑丈さを持つようになる。
ただでさえ最大HPでマウントを取れる彼女が宝具にまで強くなったら怖いものなしだろう。…初っ端から宝具を放ってくる奴には対策が必須になるが。
2022年6月に2度目の強化クエストが実装。「怪力」が「大河の巨獣」に変化し、「自身の増殖数に応じて宝具威力アップ」が追加された。
増殖1個につき10%増加し、最大で10個×10%で100%と宝具の火力を大きく上げることができるようになった。
さらに2024年9月、奏章IIIにおけるPUと同時に3度目の強化クエストが追加され、「ヒュージスケール」がまさかの二度目の強化を果たした。
チャージタイムが最短10から最短6に短縮されたことに加え、スキル効果に「強化解除耐性アップ(1回・10ターン)&NP30%付与」が追加された。これにより、天敵だった強化解除に対しても強力になった。
ただし、強化解除耐性アップについては「幼児退行」による強化解除の対象となることに注意。
注意点は元々の増殖効果はスキルレベル上昇に合わせて上昇する為最大限活かすにはスキルレベルアップが必須になる事である。
幸い彼女はアルターエゴ特有のスキル石以外最初は要求されない仕様と後半の素材はイベントで集め切れる(精霊根が各12個要求されることぐらいだろうか)事から、育成を最優先にさせれば攻略が進んでおらずとも比較的レベル上げはしやすい部類である。
「ヒュージスケール」に強化解除耐性が追加されたとはいえ、1回のみの仕様なので、味方に同バフを付与できるサーヴァントの併用もおすすめする。
2023年1月現在、紅閻魔、紫式部、サンタ婦長、メディア・リリィ、太歳星君、徐福、真祖の姫の7騎がスキルで強化解除耐性を与えられる(宝具も含めればセミラミスも含まれる)。特にサンタ婦長は全サーヴァントで一番確実かつ長く耐性を付与でき、2023年11月の巡霊の祝祭の開催により入手可能となったのでおすすめである。
関連人物
Fate/EXTRA CCC
分かたれたオリジナルでお母様と呼んでいるが、BBのほうはキングプロテアを恐れて堕天の檻に封印した。親としての尊敬の念は持っていないようではあるが、『FGO』ではBBが一番脅威視しているアルターエゴだということで慮るような台詞がある。なお、BBの力をもってしてもプロテアのサイズをあれ以上小さくする事はできないらしい。
メルトリリス、パッションリップ、ヴァイオレット、カズラドロップ
同じくBBから分かれたアルターエゴ。特にメルトとリップの2人は有利・不利の関係にある。
メルトの場合は自身のスキルの恩恵でメルトの「オールドレイン」を実質的に無効化できるため、あとは物理的な能力差である(レベルをドレインした所からレベルが上がっていき、メルトは彼女と違いレベルの上限が存在する為吸収しきれない)。奥の手の完全流体も「泳げるから大丈夫」ということらしい。
逆にリップの場合は「トラッシュ&クラッシュ」によってレベル差に関係なく自身を圧縮できてしまうため非常に相性が悪い(スキルの条件が緩く、さらに高ランクの気配遮断によって何もできずに不意打ちされるので非常に危険)。
なんだかんだ三竦みな姉妹であるが、とりあえずいてもいなくても大して変わらない。けれど周りと比べると話しかけやすい存在らしい。
カズラドロップの場合は彼女の大きさをなんとかできるかもしれないとBBからほのめかされている。『FGO material Ⅷ』ではどうやら姉妹の中でただ1人気に掛ける人物らしいが……?
何故か、彼女に対しては強気な態度に出ることが多い。
キアラも若干プロテアを持て余している節が有り、SE.RA.PHに偶発的にプロテアを再現してしまった際は見て見ぬ振りをしていたとのこと。
サクラファイブとBBとは異なるサクラ顔仲間。依り代の少女からか一緒にいると落ち着くと言及している。
Fate/Grand Order
カルデアで契約したマスター。
巨大な自分を受け入れてくれる様に感謝し憧れている。
ゆくゆくは彼/彼女のお嫁さんに成りたい模様。
キリッとして大人びた女性だと言及している。
ちなみに第七特異点でティアマトと融合した複合神性という繋がり、原点のマスターのサーヴァントの派生という面もある。
なお先述の敵対時のBGM『襲い来る神話』は、もとは複合神性ゴルゴーン戦のBGMである。
キアラによってSE.RA.PHからシャットアウトされた者繋がり。初登場時のイベントで関係があった為か、カルデアに来た後はバレンタインイベントなどで彼からアドバイスを貰うことがある。
スキルや容姿に類似点を持つサーヴァント。
デオンは「自己暗示」スキルを、ナイチンゲールとフランは包帯属性を持つ。
自信を構成するエッセンスの1つとして尊敬し、親近感を抱いているとのこと。とはいえ「母」になる前に「お嫁さん」になりたいと思うところはある様子。
"無限質量の巨大女神"という属性は彼女から得ている可能性が高い(事実、『FGO』における第3再臨の際にはティアマトの角らしきものが生えている)。
『ちびちゅき!』にて下記の2名と共に共演している。
『Fate』シリーズでの代表的な巨大な女性つながりで、のちに『ちびちゅき!』にて共演。
中でもマンガで分かるバーサーカーの方は無邪気な性格が共通しており、pixivでは2人が一緒にいる画像が増えてきている。マテリアルによると意気投合している模様。
なんと「はじめて自分より大きい人を見た」という認識を持っておりとても興味津々である。宝具の時のマンモス形態の大きさからおそらく怪獣と混同している所もある。
曰く、ふくよかさで敵わないらしい。
なお、『CCC』本編では彼女の依代とは面識がなかった。
自身を構成するエッセンスとして妃であるティターニアが含まれている。
もっとも書籍『FGO Material Ⅷ』のハイ・サーヴァントの説明にて「ティターニア(ティターン)」と明記されている辺り、彼が愛するティターニアとは別物の可能性が高い。
ちなみに強化後スキル1の特性により、アルターエゴであるにもかかわらず彼と対峙した際の毎ターン強化解除に対しある程度有利に立ち回れたりする。
嘘つきの妖精王が彼女を見たら、一体何を思うのだろうか……
全ての始まり。
余談
第2再臨以降は、頭部に花(キング・プロテア)がアクセサリのように付いている。花言葉は「王者の風格」。
当初企画されていた具体的な出番としては、主人公達がアリーナ探索に長時間費やしていると突然出現し、サクラ迷宮をその巨体で破壊しながら追跡してくるというもの。
ラスボスを上回る強さの隠しボス的な存在だが、倒して得られる経験値は「1」で固定されているらしい。
関連イラスト
関連タグ
Fate/EXTRA-CCC Fate/EXTRA-CCCFoxTail Fate/GrandOrder
巨人 デカァァァァァいッ説明不要!! 無限大 成長 レベルアップ 怪獣娘
ペガッサ星人ペガ/エレキングさん:中の人も怪獣でした。また中の人が特撮ファンと言うこともあり、キングプロテアは怪獣に詳しいという設定が『FGO』の2020年バレンタインイベントで追加された。『MaterialⅧ』によればムーンセルのデータベースから知ったという事らしい。
ちなみに、ウルトラ怪獣の中でキングプロテアに一番近い設定を持っているのはコイツ。