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ティターニア

てぃたーにあ

ティターニア(Titania)はウィリアム・シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』に登場する妖精の女王。シェイクスピアと関係ない作品においても、妖精の女王の名前としてしばしば用いられる。
目次 [非表示]

誘導分岐編集

  1. 女神転生シリーズ』のキャラクター。→妖精ティターニア
  2. ファイナルファンタジー14』のキャラクター。→妖精王ティターニア
  3. 魔物娘図鑑』のキャラクター。→ティターニア(魔物娘図鑑)
  4. 魔法使いの嫁』のキャラクター。→ティターニア(魔法使いの嫁)
  5. 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』のモビルスーツ。→ティターニア(ガンダム)
  6. FAIRYTAIL』の登場人物エルザの異名。→エルザ・スカーレット

概要編集

ティターニア(Titania)はウィリアム・シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』に登場する妖精女王。読みはタイターニアともされる。


『夏の夜の夢』においてティターニアは誇り高い妖精の女王として夫である妖精王オベロンと同等の存在として描かれ、インドから連れて来た王子を巡って夫婦喧嘩を展開していた。


業を煮やしたオベロンは配下のパックに命じてキューピッドが恋の矢を落とした所に咲いた“浮気草”の汁を寝ているティターニアのまぶたに塗らせる。浮気草の汁を塗られた者は眠りから覚めて最初に見た者に恋情を抱かせる効果があるが、妖精の女王たるティターニアもその魔力からは逃れ得ず、パックのいたずらでロバの頭部をかぶった機屋のニック・ボトムに恋してしまう。


ティターニアはすっかりボトムに夢中になってしまい、豆の花、蜘蛛の巣、蛾の精、辛子の種などの妖精を彼にかしずかせていた。この隙にオベロンはティターニアから少年の所有権を獲得し、ボトムと眠りこんだティターニアのまぶたに月の女神ディアナの花を塗って正気に戻した。

正気に戻ったティターニアは自身の行状を訝しみつつ、夜明けの光の中をオベロンと共に夜の世界に向けて飛んで行ってしまう。


そして物語の最後に、オベロンと配下の妖精たちとシーシアスの宮殿で歌い踊って『夏の夜の夢』は幕を下ろす。


なお、オベロンの悪口の中にティターニアは数多の恋人達に仲を引き裂いている旨が語られているが、自分の信者である女性が遺した子供、前述の少年を育てる一面も見せている。


ティターニアという言葉編集

ティターニア(ティタニア)はギリシャ神話に登場する魔女キルケー、女神ディアナレートー、人類の祖ピュラーに用いる詩的形容辞とされ、「ティターンの娘達」を表す言葉である。

民話・伝承では妖精の女王に特定の名前がなく、シェイクスピアはオウィディウスの『変身物語』に登場する月の女神ディアナの異称であるティターニアを参考にして名前としたといわれる。


関連タグ編集

妖精 シェイクスピア 夏の夜の夢 オベロン


外部リンク編集

wikipedia(記事名は『タイターニア』)

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