ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

ヤマザキコレによる日本の少女漫画。略称は、『まほよめ』

マッグガーデンの雑誌『月刊コミックブレイド』2014年1月号から掲載されていたが、該当誌が同年10月号を持って紙媒体での刊行を打ち切った際、別途創刊された『月刊コミックガーデン』に移籍、2023年3月まで連載を行っていた。その後、休載を取り同年11月に復帰。2023年12月よりコミックブシロードWEBより改称するコミックグロウルで連載再開することが発表されている。既刊は2024年4月の時点で20巻。


元々は、創作漫画オンリー同人誌即売会COMITIAで発行した同人誌が始まりで、そこから商業誌への連載化が決定した経緯を持つ。そのため、同人誌版と商業誌版では若干設定が違う。

キャッチフレーズは「人外×少女」、「これは、世界の美しさを識る為の物語」。


OADという形でアニメ化され、単行本6-8巻の特装版のおまけという形で発表されているが、ごく一部のシネマコンプレックスでは上映会も行われていた。

また、2017年秋アニメとしてテレビアニメ化された。

さらに、二期も2023年春アニメとして放送、後半は2023年秋アニメとして放送。


ストーリー編集

羽鳥チセ15歳。身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ彼女を金で買ったのはヒト為らざる魔法使いだった……。英国を舞台にした異類婚姻幻想譚が堂々、開演――!


登場人物編集

主要人物編集

魔法使いの嫁

羽鳥智世(CV:種﨑敦美

主人公でありヒロイン。「チセ」と呼ばれることが大半を占める。魔術師に与えられた祝福「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれる体質で、尋常ではない魔力の生産、吸収能力を持つ。髪は赤毛だが、マンガ・アニメ的演出でもなく、日本人としては珍しい事が描写されている。

父親と弟は失踪し、母親(CV:井上喜久子)は彼女の目の前で自殺。また、人に見えないモノが視えてしまう為に親戚の間をたらい回しにされていた。人身売買をきっかけに人外の魔法使い・エリアスの元に辿り着く。

エリアスの「弟子」兼「嫁」。普段はどこかクールで浮世離れした雰囲気をまとっている。

「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」として強大な量の魔力を保持する一方で、その反動で虚弱体質であり、何もしなければあと3年程度の命だという。


Untitled

エリアス・エインズワース(CV:竹内良太

主人公の事を500万ポンド(約8億5000万円)で買った人外魔法使い。チセの持つ力と「とある目的」の為に、彼女を向かい入れた。掴みどころのない性格の英国紳士

『いつから存在するのかわからない』と言われるほど長く生き、教会から危険視されるほど強力な力を持つ。

首から下は人の姿だが、頭部は山羊と大型犬の骨を合わせたような特徴的な姿をしており、人前に出るときは顔をベールで覆うか、魔法で人の顔を模したりする。

「半端者」、「茨の魔法使い」、「影の茨(ソーン)」、「裂き喰らう城(ピルム・ムーリアリス)」、「肉の殻を持つもの(リャー・アナム)」等様々な呼び名がある。


シルキー

シルキー(CV:遠藤綾

エリアスの屋敷に住み着いた家事妖精(ブラウニー)。

屋敷の掃除洗濯炊事火の番等々、なんでもこなすメイド

寡黙で喋ることはないが、エリアスの作った薬を村に売る手伝いもしている。

「銀の君」、「銀の花」、「絹女給(シルキー)」と呼ばれることもある。

昔は「泣き女(バンシー)」という妖精だった(漫画第5巻、アニメ第15話)。


ルツはいいぞ

ルツ(ユリシィ)(CV:内山昂輝

ある教会に現れたという黒妖犬(ブラックドッグ)の調査に来たチセが、墓場で出会った黒髪の青年。

元はただの黒い犬「ユリシィ」だったが、飼い主イザベルの死後も墓に付き従い墓守犬(チャーチ・グリム)と化した。イザベルを「妹」と思い犬と言う自覚がなかったため、人間の姿を取れる。

イザベルの面影をチセに見出し、自ら望んでチセと使い魔(ファミリア)の契約を結び、「ルツ(ヘブライ語で『哀れみ深い友』の意)」の名を与えられた。初登場時は青年の姿だったが、状況に応じて犬の姿にもなれ、契約後はチセと同世代の少年の姿を取るようになる。


妖精編集

エアリエル(CV:内藤有海藤原夏海佐藤はな

風の精。エリアスの屋敷に来た時に会った最初の妖精。

エリアスを半端者と嫌う一方で、チセには自分達の国へ来るよう何度も誘っている。


モリィ(CV:佐久間レイ

猫の国『ウルタール』の女王。

普段は飼い猫として暮らしているが、飼い主を実の娘のように慈しんでいる。


ティターニア(CV:大原さやか

妖精国の女王(ゲアラハ)。夫であるオベロンを尻に敷いている。


オベロン(CV:山口勝平

妖精王。ティターニアの夫。お調子者かつドM


リャナン・シー(CV:早見沙織

本来は詩人にとりつき、才能と引き替えに血を吸う美しい妖精。

ジョエルに与える才能を見いだせなかったため、側に寄りそう。


青い火(ウィルオウィスプ)(CV:石田彰

青い火の妖精。アリスと契約している。


人間編集

サイモン・カラム(CV:森川智之

エリアルたちの住む村の教会神父

教会上層部からエリアスの監視を命ぜられており、彼とはもう10年の腐れ縁。

その立場ゆえにエリアス以下魔法使いや妖精などからは疎まれているが、

当人はどこか間の抜けたお人好しで、チセにも好意的に接する。

なお、エリアスが人間の姿を模す際は彼の容姿をモデルとしている。


本誌とガイドブックネタバレあるログ

ミハイル・レンフレッド(CV:日野聡

顔に傷跡のある隻腕の魔術師。

魔法使い嫌いで有名で、過去に何度かエリアスに突っかかってきていた。

エリアスからは人間至上主義と評されている。

カルタフィルスに脅されて『キメラ』の素材集めをしており、教会からの仕事をこなすエリアスと対立する。顔の傷はアリスを守った際に負い、腕はカルタフィルスにとられた。


アリス(まほよめ)

アリス(CV:田村睦心

レンフレッドの弟子。フルネームはアリス・スウェーン。

レンフレッドのことは『師匠(せんせい)』と呼ぶ。

言動は乱暴だが、自分を拾ってくれたレンフレッドのことをとても慕っており、彼の言には忠実。

また、自身と似たような境遇のチセに、ある種のシンパシーのようなものを感じている。


管理者

リンデル(CV:浪川大輔

「白花の歌(エコーズ)」と呼ばれる魔法使い。

一見すると美しく中性的な青年だが、エリアスを「ガキ」扱いするほど長命。

アイスランドの果てにあるドラゴンの国の管理を行っている。


アンジェリカ・バーレイ

アンジェリカ・バーレイ(CV:甲斐田裕子

ロンドンに工房を構える魔法使いで、魔法を使った様々な道具の製作を請け負う魔法機構(マギウス・クラフト)の技師。エリアスとは父の代からの知り合い。

小さい頃の修行の失敗が原因で、腕の一部が結晶化している。

別名「石切蜂(ジェムズ・ビー)」。


その他編集

ヨセフ

カルタフィルス(CV:村瀬歩

またの名をヨセフ。その呼び名と特異性から、魔術師達に「彷徨えるユダヤ人」と目される人物。

細かいことに拘らず面倒くさがりで、マシューを唆す、レンフレッドの腕を奪う、ルツを狙うなど、自らの目的のためには他者を犠牲にすることを躊躇しない性格。


アニメ編集

2016年3月10日、アニメ化プロジェクトが始動することが発表され、公式サイト公式Twitterが開設。

ヤマザキコレ氏原案による原作の前日譚となる完全オリジナルエピソード『魔法使いの嫁:星待つひと』が全3部作として、コミックス第6-8巻に特装版として同梱発売された。

『魔法使いの嫁:星待つひと 前篇』は発売に先駆け、2016年8月13日より、全国8都市にて2週間限定でイベント上映されている。


2017年3月10日にテレビアニメ化が発表された。同年10月から2クール(連続)放送という形で、TOKYOMXテレ玉チバテレビAT-XBS11ほかにて放送。制作や声優はOADと共通である。


2021年からは新作OAD『魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士』3部作が発売。制作はスタジオカフカに変更された。


2022年9月6日21時に、公式Twitterから二期「魔法使いの嫁 SEASON2」がスタジオカフカによって制作・放映されることが発表された。

2023年4月よりTOKYOMXBS11サンテレビKBS京都AT-X岐阜放送ほかで放送。また、2022年10月からTOKYO MX、BS11で1期が再放送、さらに岐阜放送でも放送された。


第2期に関しては2023年秋に後半が放送される分割2クールとなっている。


制作スタッフ編集

原作ヤマザキコレ(マッグガーデン刊)
監督長沼範裕(SEASON 1)、寺澤和晃(SEASON 2)
脚本高羽彩 ほか
キャラクターデザイン加藤寛祟
音楽松本淳一
音楽制作フライングドッグ
アニメーション制作WIT STUDIO(SEASON 1)、スタジオカフカ(SEASON 2)

余談編集

  • 新潟市がスポンサーに名を連ねている。過去にジョーカー・ゲーム(テレ玉・チバテレビ「再」放送版)でスポンサーを担当したが、当作品はそれ以来。
  • また、TOKYOMXでは、後半1クールにおいて、直前枠でやっているのがとびっきりのクソアニメのため、笑いを引きずってしまい、シリアスに切り替えられない人が続出している様子で、「ポプテピピック最大の被害者は直後枠の魔法使いの嫁」と言われてしまう始末である(が、あくまでも東京都の場合であるので念のため。TOKYOMX同様両方放送しているAT-XおよびBS11では放送日時は全く違う)。
  • 上記事情があってかは不明だが、TOKYOMXでは最終話の先行放送を金曜日に行った。TOKYOMX2では銀河烈風バクシンガーが放送され、それから流れて視聴した視聴者もいるだろうか。これに関しては最終話放送数話前からCMが流れていたのだが、該当エリア外では先行放送イベントのCMに差し替えられていた。
  • 第22話ではチセが自分の過去に入り込みトラウマである母と向き合おうとするシリアスなエピソードが展開。Aパートは劇中繰り返し出てくる「貴方なんて産まなきゃよかった」という台詞で締めくくられるのだが、直後よりによってアミューズメントメディア総合学院の「あなたが生まれてなければ、この世に生まれなかったものがある」というキャッチコピーで始まるCMが放送された。本作はアイキャッチなど一切ないため、全然違う話を全然違うテンションでしているにも拘らず微妙にやりとりがつながって見えるこの現象に「おいCMw」「つなぎ方が神すぎる」などの書き込みで実況板やTwitterは一時騒然となった。言うまでもないだろうがこれもTOKYOMX……どころかおそらく本放送限定の話である。
  • 第2期に関しては木曜に魔法使いの嫁が放送後、後半にはDr.STONE(科学)が放送されるという枠となっており、まさかの魔術と科学が共演するという形になった。科学の方も後半クールが秋放送予定で、両者ともに同じ分割2クールとなった。更に言えば後半クールも前半クールと同様の時間帯で放送される。なお、言うまでもないが…(ry

関連動画編集

SEASON 1編集

SEASON 2編集

関連タグ編集


評価タグ編集


外部リンク編集

関連記事

親記事

ヤマザキコレ やまざきこれ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 12283703

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました