概要
1979年開局。2006年から現在のテレ玉に愛称を変更した。浦和レッズや埼玉西武ライオンズなどの地元スポーツチーム関連の番組制作に力を入れている。
また、ニュースや県内自治体の広報番組や経済番組なども多く放送している。
後述するキン肉マンとは、2024年のテレ玉45周年時にオリジナルコラボグッズが出るという展開になった。
番組
自局制作
- 埼玉県政財界人チャリティ歌謡祭
1993年以降、毎年1月1日のゴールデンタイムに放送される番組で、県知事や県議会議長、埼玉県内の市町村長や埼玉県内に本社を置く企業のトップが自慢ののどを披露する番組。ただし記念すべき一発目の1992年度分は2月1日に放送されたほか、2024年度分に関しては2024年能登半島地震の影響もあり、1月1日での放送を土壇場で断念した。その後元々は再放送のためにストックしていた1月7日のゴールデンタイムの放送に変更された(再放送は再放送で1月21日に放送)。
収録は前年の11月後半から12月上旬に大宮ソニックシティ(2001年度分-2020年度分、2024年度分)で行われ、職員や後援者、参加企業の社員の応援で参加するのが特色。
また、チャリティと名前にある通り参加企業などから募金を募っており、集まった募金は文化振興などに充てられている。
ただし2021年度(2020年に収録予定であった)は例の病気の影響により取りやめとなった。それに伴い放送するはずだった時間帯では過去の名場面集を放送している。
2022年度分と2023年度分については、会場の大宮ソニックシティが使えないため前者はテレ玉のスタジオで、後者はさいたま市文化センターで、それぞれ収録を行っている。
2019年度分に関してはNTTドコモのネットテレビであったdtv(現在のLemino)で配信されたほか、2024年度分についてはテレ玉公式YouTubeチャンネルを通じて配信された。
誰が呼んだか埼玉の奇祭。
- マチコミ
- ニュース930
- ニュース930 plus
- 埼玉ビジネスウォッチ
- バッハプラザ
1991年3月末から毎日夜10時台後半に放送されている公営ギャンブル情報番組。ただし、年末年始の特番や選挙の開票速報などが絡む場合は放送時間帯を夜10時台前半に前倒ししたり午後11時台に差し替えることもある。
2020年現在は戸田競艇・川口オートレース・大宮・西武園競輪・浦和競馬を取り扱う。ただし2008年4月から2011年3月までは浦和競馬を、2016年4月から2018年3月までは戸田競艇を、それぞれ取り扱うことが出来なくなっていた。
なお、別途浦和競馬と川口オートの中継も組まれている。基本、大みそかに川口オートレースで開催されるスーパースター王座決定戦は(公営競技を扱うチャンネル以外では)テレ玉のみ放送のケースが多いのだが、2023年度はTOKYOMXとチバテレビでも放送された。
- 玉ニュータウン
- ボビー'sスタジアム
- 戦国鍋TV
スポーツ
前者は1993年から、後者は2003年から、それぞれ放送されている、Jリーグチーム応援番組。何かと付けて張り合っているようで、特にいわゆるさいたまダービーの時は妙に盛り上がる。
- LIONS CHANNEL
読んで字のごとし。2007年3月から、毎週月曜夜に放送されている。元々は夜9時45分からの15分番組だったが、夜10時からの15分番組を経て、2020年12月時点では夜10時からの30分番組として放送されている。また、火曜日には再放送も実施している。なぜかテレビ岩手(日本テレビ系列局)で放送していた時期がある。
- ライオンズアワー
西武戦中継。ビジターの場合は「ヒットナイター」として放送されていた(2020年以降は全て「ライオンズアワー」)。かつては明らかに西武寄りの場所にマイクを置くなどしていたが、現在は中立。かつては東京時代の日本ハムの試合も西武戦と調整して中継したり、近江鉄道を通じて西武の資本が入っているびわ湖放送にもネットされていて、現在でもそれぞれ年1試合程度組まれている。
アナログ放送時代は「あなたが解説者」と称して実況アナ一人で放送していることがあった。ビジターの試合では他局制作の映像にテレ玉の実況音声を乗せる「カラ出張中継」もあった。
元テレ玉の局アナである上野晃はフリー転身後も本番組や全国高校野球埼玉大会の実況を長らく担当しており、テレ玉スポーツ実況のレジェンドとされている。
アニメ・特撮ドラマ
平日の18:15-19:00の枠をアニメの再放送枠「テレ玉アニメ☆パレード」としているほか、土曜18時台後半にもアニメの再放送を行っている。
また、ガンダムシリーズにやたら縁のあるテレビ局でもあり、過去のTVシリーズを繰り返し通常放送している。テレ玉=ガンダムといってもよいほど。年末年始には劇場版・OVAの再放送は当たり前。
埼玉県出身であり、ガノタでも知られる芸人・土田晃之がナビゲーターを務めることも。
2016年4月3日、ニチアサ後の午後1時から仮面ライダードライブの放送(エリア的には再放送と言った方が早いが…)を開始、2017年には手裏剣戦隊ニンニンジャーの放送を開始、まさかのスーパーヒーロータイムが地方局で展開される事になった。更には春休み合体1時間スペシャルも放送した。
その後も仮面ライダーシリーズの放送は続いており、2023年10月の時点では仮面ライダーリバイスを放送中。
一方で、2018年4月にスーパー戦隊側が動物戦隊ジュウオウジャー放送中に土曜へと移動したためにスーパーヒーロータイムのような連続放送ではなくなってしまったが、こちらも2023年10月現在は機界戦隊ゼンカイジャーを放送中と枠自体は継続している。
2000年代から2016年頃まで割と盛んに放送されていた深夜アニメはチバテレと同様、新作の放送が減少し、2017年4月には日曜24時台のKADOKAWA枠と、木曜25時台のショートアニメ枠が消滅、7月にはショートアニメが復活したものの30分枠は消滅した。10月に30分枠が復活したものの、2018年4月には新作アニメが放送されず、TOKYOMXやサンテレビなどで放送されてから1年以内にテレ玉で放送される作品も無くなった。
その後2019年1月から同年3月まで、「SSSS.GRIDMAN」を火曜19時台後半に、2021年7月から同年9月にかけて、その続編の「SSSS.DYNAZENON」を日曜23時台前半に、それぞれ放送してはいるものの、完全な新作ではなかった。
2022年8月、4年4ヶ月ぶりの完全新作アニメ「異世界迷宮でハーレムを」の放送を始めたものの、途中までは2話連続1時間枠で消化してなんとか9月中に終わらせるという荒技を見せた。その後2023年1月から3月にかけて「東京リベンジャーズ」の第2期、同年7月から9月にかけて「蒼穹のファフナーTHE_BEYOND」の放送を行ったのだが、前者はテレビ東京で放送されたあとに放送される、いわば再放送に近いスタンツで、後者は全4巻のOVA(および劇場用映画)として作られたものを全12話のテレビシリーズとして編集された物を、それぞれ放送しており、新作と呼んでいいのかどうかなんとも微妙な形であった(ちなみに両作品ともTOKYOMXでは放送されていない)。
それゆえ、2023年10月から12月にかけて放送された「私の推しは悪役令嬢。」は、完全新作アニメかつ(順調に放送日程を消化出来たため)日程調節なしで放送出来た作品であった(同じ時期には川越市をネタにした「川越ボーイズ・シング」が放送されていたが、実は深夜ではなく火曜21時台前半に放送されていた)。2024年1月からは「ダンジョン飯」を放送、木曜深夜でも2番目に早い時間帯(午後11時30分台)で放送していた。
なお、2024年1月の改編時点では水曜から金曜の23時30分-0時30分に深夜アニメの放送枠を設定しているほか、金曜日に関しては23時-23時30分にもアニメの放送枠を設定している。金曜日に関しては瀬戸の花嫁やキルラキルなどが放送された。0時30分のガンダムシリーズ枠は、ポケットの中の戦争の後に放送時間帯が移転、後述の午後9時台に移動した。
2024年4月からは水曜・木曜・金曜の午後9時台でアニメ枠を設立、水曜はキン肉マン、木曜日はガンダム、金曜日には科学冒険隊タンサー5が放送されることに。中でもタンサー5に関しては地上波でも滅多に再放送がないので、比較的にレア度は高い。
(この時間帯の作品は休止の概念がほとんどなく、ライオンズナイターが延長したとしても強制的に午後9時ジャストで放送される。ライオンズナイターはテレ玉第2チャンネルで延長放送を行う流れには別の意味でも驚きの声もあった。一方で、高校野球の時期には高校野球ダイジェストが入る関係上、時期終了までは休止になる)
2024年7月には0歳児スタートダッシュ物語を地上波ではテレ玉独占(TOKYOMXは未放送)で放送を行う。実際にはショートアニメ枠になるようだが…。
時代劇
時代劇の再放送も多く、特に「大江戸捜査網」は25年近くリピート放送していたことから「テレ玉と言えば大江戸捜査網」のイメージが存在する。
さらに、必殺シリーズ第1作の『必殺仕掛人』から『必殺仕事人・激突!』までの再放送を順番通りに何度も繰り返し続けているが、『必殺仕事人2009』は2024年現在、一度も放送されていない。
コールサイン・チャンネル
コールサイン | JOUS-DTV |
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チャンネル | 32ch(さいたまデジタル) |
リモコン番号 | 3ch |
CM
埼玉県民なら誰もが知っている「うまい、うますぎる」のキャッチコピーで有名な十万石饅頭のCMを放映している。
その他にもJRA競馬中継では、千葉テレビとtvkが固定スポンサーなしの状態の中、テレ玉は唯一のリベレステがスポンサーについていた。
(しかし、リベレステの社長が逮捕されたことにより、テレ玉も固定スポンサーなしになる)
自局CM
昔のテレ玉内の自局CMに関して、シュールな内容だとして有名である。
その内容として……。
- 園芸番組風で、リモコンを植木鉢に入れ土に埋める。
- 殺虫剤のCM風で、リモコンをゴキブリ退治に使う。
- 中学生の男女が川で水を掛け合って遊んでいるうちに、川がゴミだらけになり、2人もゴミだらけになって遊んでいる。(河川環境保護を訴える内容)
近年はコンプライアンス的な部分でおとなしめ。しかし、テレ玉グッズをごり押しするかのようなCMも放送されていたりした。
テレ玉くん
マスコットキャラクター。黄色い卵がモチーフ。元は「たまごろー」だったが数年経たずに名前が変更された。
目が上方向に飛び出ていることからあのキャラクター扱いされることがある。特に西武贔屓の局ということもあり、本拠地では話題に上がることがある。
何の卵なのかは不明(テーマソングの歌詞でもそう歌われている)。
テーマソングの作曲はヒャダインこと前山田健一。