栃木県を放送対象地域とするテレビ単営局。1999年4月1日に開局した。平成新局最後のテレビ局であり、現時点で日本で最後に開局した地上波民放テレビ局である（マルチメディア放送を除く）。
放送局概略
| 番組供給系列 | 全国独立放送協議会 |
|---|---|
| 略称 | GYT |
| 愛称 | とちぎTV・とちテレ |
| コールサイン | JOGY-DTV |
| 呼出名称 | とちぎテレビデジタルテレビジョン |
| リモコンキーID | 3 |
| 親局 | 宇都宮29ch |
| 主要中継局 | 矢板局29ch 今市局29ch |
略称のGYTはコールサインJOGY-DTV（アナログ時代はJOGY-TV）に由来する。開局時はTTVという略称を使っていたが、先にケーブルテレビ局の多摩テレビがこの略称を使用していたためほどなく使用を中止した。
受信可能エリア
デジタル放送では宇都宮局の空中線電力が100Wと低く、ほぼ栃木県内のみで受信できる。アナログ放送時代は栃木県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、福島県の各一部で受信できた。
アナログ時代、宇都宮局31chが深夜の停波時や夏の異常伝播発生時に栃木県内の広い範囲でテレビユー福島の笹森山親局アナログ31ch（空中線電力映像30kW・音声7.5kW）と混信する場合があった。県中央部から県南部の一部地域ではtvkの平塚中継局アナログ31ch（空中線電力映像1kw、音声250w）と混信することがあった。
アニメ事情
「栃木は民放5系列みんなきちんと映るんだから放送しなくていいでしょ？」とでも言わんばかりにUHFアニメの放送は少なく、旧作アニメを再放送することが多い。その為か、児玉方向にパラスタックアンテナを増設してテレ玉を受信したり、東京タワー/東京スカイツリーにパラスタックアンテナとブースターを増設してMXとテレ玉（アナログ時代は長野放送と混信）を受信したり、BS11放送以前はスカパー加入、CATV加入やアンテナ増設出来ない場合はレンタルビデオ/DVDに頼らざるを得なかった（ちなみに、数年前には地場系レンタルビデオチェーンのハーマンが重宝されたが、現在は殆ど閉店している）。アナログ時代にチバテレビを受信しようとすると、足利中継局（46ch（アナアナ変換で47chに変更で解消））と混信する問題が発生した。
しかし2011年4月に深夜アニメ枠を群馬テレビと共に新設しTOKYOMXのE!TV枠の同時ネットを実施している。
2022年7月現在、月曜日〜木曜日の23時台に新作及び過去作の放送と、水曜日24時30分〜25時00分、金曜24時00分〜24時30分、土曜日23時30分〜25時00分にアニプレックス制作作品をTOKYOMX、群馬テレビ、BS11と同時ネットしている。
放送枠新設記念に声優や制作スタッフをゲストに呼ぶイベントを開催する予定だったが、東日本大震災の影響で中止となってしまった。
その後2012年から2019年にかけて、および2022年以降、「とちてれ★アニメフェスタ!」を、毎年ゴールデンウィーク後半（ただし1回だけ7月7日）に開催している。なお、2020年に関しては会場の事情により開催を延期する方向で調整をしていたが、COVID-19（いわゆる新型コロナウイルス）の影響で事実上開催を断念した。さらに2021年についてもCOVID-19の影響が長引いたことから開催を事実上断念している。
プリキュアシリーズのうち初代、Yes!プリキュア5からスマイルプリキュア!を放送していた。
アニメ以外の番組
- 月曜から金曜までの21：40分、および土曜・日曜から21：15分から5分間「おくやみ」という名前の番組を放送している。名前から連想できるようにグレー系の背景に亡くなった方の氏名・年齢・住所・告別式等の日時が表示され、女性アナウンサーがトーンを落とした声で淡々と読み上げる。軽くトラウマになりそうな番組である。似たようなものに都市伝説のNNN臨時放送がある。2008年、秘密のケンミンSHOWにてとちテレが特集された際に本番組はとちテレの全番組の中で当時視聴率3位であることが紹介された。
- 水曜どうでしょうや太陽にほえろ!など他系列制作番組を放送している。
- 番組ソフトが不足しているからか通販番組の比率が高い。
- 羽田空港・成田空港・百里空港のエリアなのに福島空港のフライト情報と、空気が読めない。
- 2014年から2019年まで『雷様剣士ダイジ』というオリジナルの特撮作品（ご当地ヒーロー）番組を放送していた。地域に密着した内容やご当地アイドルがヒロイン役を務める等で注目を集め、当初は2クールで終了の予定が200話まで続いた。途中でテコ入れの為設定や作風を一新した新シリーズをスタートするも、急激な作風の変化から視聴者離れを起こしてしまい、わずか3ヶ月で打ち切られ、従来の路線に戻して再スタートするも、失った人気は戻らず再度打ち切りになってしまっている。
まろに☆え〜る
先述の深夜アニメ枠新設以降の好評ぶりから2013年にアニメ宣伝ポータルサイトを新設し、そのマスコットキャラクターとしてアイドルキャラクターユニット「まろに☆え〜る」が登場した。
