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概要編集

ビデオDVDブルーレイなどを有料賃貸し、その収益金及び延滞料金を売上としている店舗のこと。元々、VHSが映像メディアの主流であった1980年代半ばに勃興したため、VHSが過去の遺物となった現在でも慣習として、この名称で呼ばれる。


レンタル用の映像作品は店舗で購入できる、いわゆるセル用のものとは異なる。(特に、レーザーディスク及びDVD/Blu-rayの場合は、セル用(レンタル禁止)とレンタル専用が存在する。なお、VHSなどのビデオテープではレンタル禁止/レンタル専用製品は少なかった。ちなみに、レンタルCDではCD自体はレンタル禁止ではないが、特典DVDはレンタル禁止になっている為、本編CDのみのレンタルになる。


また、レンタルした作品を上映するのは禁止されている(上映用または業務用という別の媒体が存在する)。


逸話編集

レンタルビデオ店が最も活用されたのは昭和末期~平成の開始時における昭和天皇の病状報道から崩御による大喪の礼の一連の頃だったとされる。

その頃は自粛ムードかつテレビは殆どがそれらの特別報道番組がひしめいていた為、当時の若者は見たい番組がなくレンタルビデオを利用するケースが多かった。当時はネット環境の存在しない時代であり、なおかつ個人で作品が収録されたテープを買えるのは富裕層に限られて(当時は一本あたりで5~8000円はザラであった)いたためである。


レンタルビデオ全盛期に見られた光景編集

1989年頃から、ビデオテープの次世代の映像メディアであるDVDが市井に普及し、セル作品の一個あたりの値段が急激に低下し始める直前の1999年まで、レンタルビデオ店で料金の安い旧作を10本以上借り、家族でその割合を決め合い、本数を少なくされた子供が駄々をこねる光景が全国のどこかしこでも見られた。その十数年がレンタルビデオショップの全盛期であったといえる。


2025年現在に35歳以上の人々なら、若い頃、もしくは子供時代にレンタルビデオ店に行くことが一種のレジャーであったことの経験があるだろう。配信サービスがない時代、子供や、セル作品を購入できる資金のない若者にとって、レンタルビデオショップの棚一杯のビデオの中から、一つの作品を選ぶことは一種のワクワクドキドキであったのだ。

現状編集

2010年代になるとネット配信を通して自宅のみならず、外出先でもPCやスマートフォンで視聴できるサブスクが登場し、レンタルビデオ業界は衰退がいっそう加速している。


2020年代になると新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要がより拍車をかけており、全盛期に開店し、盛況していた大型店舗の閉店と撤退が加速。以前のように市場が拡大するのは厳しい状況となっている一方でネット配信やDVDやブルーレイ化が(権利関係の複雑化により)行われていない作品がいまだ多いため、需要はまだ残されている(時代が進み、諸事情で封印された作品もビデオ化はされた事があるため)。


レンタルビデオでよくあること編集

VHS時代の場合編集

VHSデッキの不調でデッキ内部でテープがワカメになってしまう。ビデオ最盛期を過ごした世代にとって最大の恐怖であった。


レーザーディスクの場合編集

落下してひびが入る。


CD/DVD/BDの場合編集

借りた者たちの扱いが乱暴で、盤面が傷だらけだったりする。無論、研磨機をかけるが、小さい子供やペットがつけた傷は業務用研磨機でなければ修復は困難であり、店員らの頭痛の種。そのため、人気の作品は多めにディスクをストックするという慣習がある。


関連タグ編集

TSUTAYA

GEO

DMM.com

橘ワタル

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