三重テレビ
みえてれび
1983年からは主にテレビ東京の番組を多く購入して放送している。ピーク時には放送時間の3割以上を占める事もあったが、TXNマストバイ局のテレビ愛知が開局するとネット受けが制限され、独自色を深めていった。現在はテレビ東京系と同時ネットをする番組は殆ど無い。この辺りは岐阜放送と対照的である。
放送時間は午前4時台開始、翌日午前3時台終了と比較的長いが大半が通販番組である。
放送エリアの人口が少ないうえに独立局という性質上経営的に厳しく、全国区の芸能人が出演する番組は少ない。大阪や名古屋に拠点を置くタレントの出演は多少あるが多くはない。
民放では珍しく定期的にマルチチャンネル編成を行っている。主に平日の朝から夕方まで実施しているが、夕方にアニメ番組の枠があるため、この時間帯に放送されるアニメをハイビジョンでは視聴できない。最近ネットを始めた「妖怪ウォッチ」も例外ではない。ただし日中は通販番組か他局の昔のドラマの再放送なのでさして問題にはならない。
UHFアニメについてはテレビ愛知が多くのUHFアニメの放送権を持って行ってしまうために年間で放送される本数は10本あるかないか程度である。
ただし「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」に関してはテレビ愛知が放送権を獲得したにもかかわらず並行ネットを行った。
自社制作番組
三重だけでなくたまに他県も旅する番組。「東・名・阪ネット6」を結成していた頃に一部の独立局でも放送されていた。2023年4月から新・ええじゃないかというタイトルで復活。YouTubeで見逃し配信をしている。なおTOKYOMXの「ええじゃないか!!」は全くの別番組。
- キンさばっ!!
かつて萩本欽一が県内のテーマパークのプロデュースをしていた縁で制作された。県内の小さなトラブルを大岡裁きで解決し、欽ちゃんがデウスエクスマキナ的に割って入る番組。
- ビスケットブラザーズの行けばわかるさ!
BSよしもととの共同制作のため全国で見られる。ビスケットブラザーズが桑名から歩いて伊勢神宮まで行く番組。
- ボイメン☆パーク
三重テレビ初のTVer配信番組。BOYSANDMENが三重の各所でお祭りを開催する。
三重県全域と愛知県の沿岸部、岐阜県のごく一部。アナログ放送の頃は愛知県の奥三河地域をのぞくほぼ全域で受信できたため、三重県域局でありながら愛知県向けのCMや番組を放送していた。
デジタル化により指向性が強められ、区域外受信可能地域は狭まったが、今でも愛知県内のケーブルテレビ局で区域外再放送が行われている。ただし東三河・奥三河地域ではNHK三河一宮局が27ch(垂直偏波)で送信しているために直接受信は不可能である。
逆に三重県内でも愛知県との県境に近い桑名市ではもともとアンテナを名古屋方面にしか向けていない世帯が多々あったため、NHK津放送局と共同で、三重県の局だけ中継する中継局を県境に近い場所に建てている。デジタル化前でも中京テレビがUHF帯で放送していたため、チャンネルさえ合わせれば見てもらえるようにはなっていた。
- 開局当初はテレビ局であるにもかかわらずスタジオを作る計画がなかった。しかし「スタジオがないのはテレビ局として如何なものか」というまともな感覚を持った人が居たためか、会議室を無理やり改造してスタジオにしたらしい。現在はちゃんとしたスタジオを持っている。
- アメリカの音楽専門テレビ局MTVが日本でも放送を開始する時に三重テレビに「MTV」の使用申請許可を求めたという噂がある。三重テレビは先述のように1969年に開局、アメリカのMTVは1981年に開局している。
- 中日新聞系列のテレビ局で、中日新聞関連会社、東海テレビなどの資本が入っており、岐阜新聞系列の岐阜放送と協力することは殆ど無い。
- 独立局の常として、通販番組の放送時間が非常に長い……にもかかわらず、放送割合としては50%を必ず切る。総放送時間が31時間超/日のため。
- アナログ時代、親局が33chで送信していたことから、先代ロゴは「33」を赤青緑に塗り分けたものだった。
- ストックボイスの番組である『東京マーケットワイド』(株式ニュース)を地上波で放送する数少ない放送局でもある。一時期はサンテレビが午前10時まで終了もあったのに加え、TOKYOMXでも大井競馬場の競馬中継の関係で早く切り上げて終了(2023年12月29日には午前10時30分までで終了)もあるため、数少ない放送局になっている。なお、ストックボイスに加入すれば視聴は可能なので、他局で放送されていなくても視聴手段がゼロと言うわけではないのだが…。