概要
1969年4月に名古屋市昭和区で開局したテレビ局。2016年より名古屋市中村区に所在する。リモコンキーは4ch。中京圏で関東とリモコンキーIDが一致するのはNHK教育(Eテレ)を除けばここが唯一である。
名古屋市内にあるテレビ局の中では唯一本社が中心部から大きく離れた昭和区にあったため、新社屋の建設を進めていたが2016年11月21日に名古屋駅近くのささしまライブ24地区に移転した。なお本社移転と同時に営業部のある栄本部の機能も移転・統合された。
開局当初の本社が都心から離れた場所にあったのは中京テレビの親局周波数がUHF35chで、UHF電波を遠距離まで届けるためには高い丘陵地帯が必要だったこと、名古屋空港への飛行機の進入経路の邪魔にならない場所、警察無線への混信妨害を起こさない場所として昭和区高峯町が最適だったためである。詳細は東山タワーの記事を参照。
自社制作の番組と合わせ、月曜日から金曜日まで5:20-19:00まで14時間近くにわたって生放送を行っている。
2019年4月には開局50周年を迎えた。
放送局概略
ニュース系列 | NNN |
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番組供給系列 | NNS |
略称 | CTV |
愛称 | 中京テレビ |
呼出符号 | JOCH-DTV |
呼出名称 | ちゅうきょうテレビデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 4 |
親局 | 名古屋19ch |
主要中継局 | 豊橋17ch 中津川17ch 名張19ch他多数 |
アナログ放送時代、広域放送を行う放送局で唯一親局がUHFを使う放送局だった。というのも名古屋テレビが開局した事で名古屋地区ではVHFチャンネルが埋まってしまったためである(1・3・5・9・11を親局で、主要な中継局で2・4・6・8・10・12を使っていたため8と帯域が一部重複する7は名古屋地区では使用できない)
親局がUHFだったため開局時、名古屋市周辺ではVHFアンテナしか立てていない世帯、コンバータを持っていない世帯が多く、営業活動で大きく苦労したらしい。
アニメ事情
在名放送局ではアニメの自社製作への参入は最も遅く、2017年10月期に他局と共同で製作した「Infini-TForce」が初であり、単独製作の30分アニメに至っては2021年10月から放送された「シキザクラ」で漸く初参入である(東海テレビは2009年7月期より関西テレビとの共同制作という形で参入し、2011年6月からは単独で短編アニメを製作しているが、未だに30分アニメの製作実績はない。その他の3局は自社製作実績多数)。
UHFアニメ放送への参入も在名放送局どころか近畿地方2府4県の民放を入れても一番遅く、2007年5月から放送を開始した「アイドルマスターXENOGLOSSIA」が最初である。
UHFアニメのネット局において在阪局との組み合わせは朝日放送、テレビ大阪、関西テレビ、読売テレビ各社との実績を持つ。毎日放送と組んだことは今のところない。
「逆境無頼カイジ」以来廃止された日本テレビ製作深夜アニメの同時ネットを2014年春より開始したが2クール限りで取り止めた。また、UHFアニメに関しては基本的に読売テレビおよびその子会社である読売テレビエンタープライズが制作に関与した作品を月曜日の深夜に放送していたが、2015年冬アニメだった「夜ノヤッターマン」を最後に廃止されたが、2015年秋アニメの「ルパン三世(イタリア版)」(日本テレビ製作)から、深夜アニメ枠が再開された。UHFアニメの放送も2016年1月開始の「虹色デイズ」より再開されている。
日本テレビ製作のアニメ「それいけ!アンパンマン」は日本テレビでの放送枠がローカルセールス枠のために遅れネットとなっているが、遅れ幅は1週間と遅れネットを行っている系列局中最短である。
資本関係
開局時は日本経済新聞資本が強く、同じように日経資本が強い東京12チャンネル(後のテレビ東京)とネットワーク関係を結んでいたこともある。
現在日経資本は薄くなり、大株主にキー局の日本テレビや名古屋鉄道などが名を連ねている一方、地元有力紙の中日新聞との関係が皆無に等しい。
自社制作番組
2021年4月から、全国ネットのバラエティ番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」の製作を任されているほか、1995年から(一時期の中断を挟んでではあるが)日本テレビ系列全27(+1)局ほかで、何らかの形で放送されている深夜のバラエティ番組の製作ホスト局を任されている。
ヒューマングルメンタリー オモウマい店:ほぼPS純金を全国バージョンにしただけのような内容。
PS純金:こちらはローカル番組で、名前の通り金曜ゴールデンでの放送(「小五クイズ」や「大阪ほんわかテレビ」の放送されている時間帯と同じ)。高田純次と藤森慎吾が司会。もともとはグルメ番組だったが、ゴールデン移行した頃からおかしな店の特集が増えた。
前略、大とくさん:情報番組。東海三県の住民の声をうかがいます、というコンセプトで進められる番組。
前略、西東さん:月1のネタ番組。
オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです!:オードリーと一般人がトークする番組。KBS京都、サンテレビ、日本テレビ系列の一部の局のほか、フジテレビ系列局約1局でも放送されていた。2019年4月からは日本テレビ系列全27+1局に加えて先のフジテレビ系列局約1局での放送となっている。なお、関西圏ではこの時にKBS京都とサンテレビから読売テレビに移行。
上沼・高田のクギズケ!:読売テレビと共同制作。MCは高田と上沼恵美子という両局を代表する司会者が担当。芸能ニュースから関連する知識を紹介する番組。
ゴリ夢中:ガレッジセールゴリによる旅番組。主に名鉄沿線を旅する。TwellVおよび日本テレビ系列の一部の局でも放送。
放送終了
あんたにグラッツェ!→あんグラ★NOW!
サルヂエ:なぞなぞ番組。元々は深夜番組だったが、後にゴールデンに進出。深夜番組時代から全国ネット番組だった。
スーパーチャンプル:ダンス番組。日本テレビ系列27+1局ばかりか、フジテレビ系列局・TBS系列局各約1局ずつでも放送されている。
小園総研
ここにシャチあり!
神様!!BOMB!
ろみひー:以上4本はヒロミ司会のトーク番組・日本テレビ系列27+1局とフジテレビ系列局約2局において、同時ネットで放送。現在でも「オモウマイ店」でMCを担当するなど、ヒロミは中京テレビと極めて深い繋がりを持つ。
いただきマッスル!:体力自慢の吉本芸人5人が、力仕事のお手伝いをし、報酬として食事をご馳走になる番組。鹿児島讀賣テレビでは不定期番組という形になってしまっていた上、四国放送がネット局から外れてしまった一方で、TBS系列局約1局でも定期番組として放送されていた。
採用!フリップNEWS:お笑いタレントがフリップで出してきたネタを、タカアンドトシが評価した上で、この二人がうなったネタがVTRで紹介出来る、という内容。
この人に逢わせて喜ばせたい!逢喜利:ゲストを一組呼び、この人があったら喜ぶかも、と思しき人を対面させちゃう番組。
チュウキョ~くん
マスコットキャラクター。カービィというかonちゃんにそっくりな体形をしている。
2歳。寿命は1000歳らしいのでまだ子供。基本は「チュウキョー」しかしゃべらないが、番宣などでは
挨拶程度はしゃべれる。
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名古屋テレビ:在名ライバル局。1972年に前身の名古屋放送が日テレとの協定(ゴールデンタイムは日テレ番組に固定)を無視したために日テレが裁判を起こし、のちに和解。同年12月のトップ会談により、1973年4月1日に中京テレビは日テレ単独局へ移行することが決定する。しかもこのテレビ局、企業として設立された当初の名称は中京テレビ放送であった。