概要
ポンピコ星からやってきたパレード星人。時々シューと音が鳴る。
1997年に北海道テレビ放送(HTB)の1年間限定のマスコットキャラクターとして登場。しかし同局の「水曜どうでしょう」において、スーツアクターがTEAM NACSの安田顕なのをいいことに大泉洋らから理不尽に暴虐の限りを受け、その酷く雑でぞんざいな扱いが視聴者にウケて人気となり、1998年以降も使用が継続され、名実ともにHTBのマスコットキャラクターとして定着することとなった。
「どうでしょう」のなかで「HTBの二大マスコット、onちゃんとYOちゃん」とネタにされたことがあったが、現在では名実ともにHTBの顔といえる存在である。安田顕との共演経験もあり、HTBの現社屋(さっぽろ創世スクエア)移転特別番組では(大泉のアドバイスを受け)安田の「積年の思い」がこもった拳で殴られている。本当は蹴りたかったらしく、その理由は「どうでしょう」を見るようテロップが出ていた。
ちなみに、「シェフ大泉」の企画の中で朝番組「早起きクマさん」に飛び入りして、大泉と鈴井が生放送中にonちゃんをフルボッコにした際には、いくら何でもマスコットキャラクターの扱いがひどすぎるとして藤村Dが始末書を書くはめになった。
「どうでしょう」で中身が安田になったのは、十勝二十番勝負の際行われた大泉の強制連行の際、成り行きで安田も連れて行かれてしまい扱いに困った挙げ句、onちゃんの着ぐるみを着せたといういい加減な理由。安田が入ったonちゃんの見せ場は着ぐるみのまま車に乗るという芸当で、中の人が安田ではない時にも見せている模様。その他、中身が安田顕の際には「怒り」「死刑!」のポーズを取ったり、門別沖釣りバカ対決の際は中から声がした。ボクonだよ!
しばらく安田onちゃんは登場しなかったが、2019年のどうでしょう祭りで久々に姿を見せたとか。着ぐるみは何体か存在するらしく、そのうちの一つがヤスケン専用になっているとのこと。
過去に3回テレビアニメ化され、木藤玲子、篠原ともえ、田中理恵が中の人として出演している。どうでしょうのDVDに収録されているタイトル映像にも出演していることがある(相変わらず扱いは雑でぞんざい)。
onちゃんは現在HTB局舎のあるさっぽろ創世スクエア高層棟のバルコニー部分に鎮座している。また、南平岸の旧局舎でも、2021年5月に撤去されるまで屋上に鎮座しており、同局隣の平岸高台公園と並び「どうでしょうバカ」の聖地となっていた。ちなみにどうでしょうに登場したのは初代で、レギュラー放送終了後の2007年に2代目に交代している(初代はonちゃんだけしか無かったが、2代目はHTBのチャンネルである「6」のオブジェが添えてある)。
なお、平岸高台公園の園名碑(字:嬉野D)にはonちゃんの姿が描かれていて、裏面はどうでしょうのロケ地だったこととHTBがかつて平岸にあったことが書いてある。
札幌ドームの内野バックネット側(一塁寄り)上部にHTBが広告を出しており、4枚に渡ってonちゃんのイラストが大きく描かれているが、ほぼ真上の位置にあることからテレビ放送などで映る機会は少ない。コナミから発売されている野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』や『プロ野球スピリッツ』でも広告は再現されている。
その甲斐あって(?)、2008年8月に北海道日本ハムファイターズのマスコットキャラクター・ブリスキー・ザ・ベアーとのコラボグッズ「Bon☆BonTシャツ」を発売された。
2011年、ファイターズのキャップを被ったonちゃんのぬいぐるみが登場。「イチオシ」や「イチオシモーニング」のセットに置かれている。ただし、非売品であるため「FFFFF」や野球中継などの視聴者プレゼントとして使用。
ねんどろいどのonちゃんも発売されたことがあり、「どうでしょう」の釣りバカ対決の際安田onちゃんが持っていた大漁旗が付属している。2013年のどうでしょう祭限定グッズとしてキューブリックになったこともあり、中身であるヤスケンと簡易onちゃんが付属。ヤスケンは簡易onちゃん仕様の全身タイツで、「どうでしょう」登場時を再現できるようになっていた。
好き嫌い
好きなものは、食べ物で言えばチーズととうもろこし。飲み物だと牛乳。『水曜どうでしょう』内では塩辛も好物だと発言している(安田が「簡易onちゃん」の時に酒を飲んだ状態で発言)。
安田が簡易onちゃんを着けたまま喫煙し、藤村Dに咎められたこともある。
反対に、onちゃんの苦手なものはカラスと大泉洋である。大泉に関しては上述の通りである。
また、簡易onちゃん装備状態の安田がクリスマスパーティでシェフ大泉が作ったエビチリが原因でアレルギーを起こしてダウンしたこともあってエビも食べられないという設定が追加された。
容姿
着ぐるみ版は手足が長くなり、HTBのロゴマークが入った青い帽子を被っており、末期色ともオレンジ色とも形容できるおよそ黄色とは呼べない色をしている。
なお、HTBのロゴマーク変更に伴い、onちゃんの被っている帽子のデザインが2006年に変わっている。
中の人
onちゃんの仲間たち
noちゃん
釣り企画で新キャラとして登場、一見するとonちゃんとは大差ないのだが目は反対のnoとなっているほか、口が尖っていて黒い。
中の人はこれまたNACSの音尾琢真。同じHTBの番組「いばらのもり」では大泉洋が中の人となり、アニメでは平井啓二が担当。
キャラクターの設定としては、幼いころにかくれんぼをした際にonちゃんに見つけてもらえず、それ以来onちゃんをライバル視しており、意地悪をすることがある。
ただし、onちゃんはnoちゃんを嫌ってはおらず、むしろ仲良しだと思っている。
おそらくだが、元ネタはどうでしょうで温泉に入ってる際に丸めた雪玉とぬいぐるみから抜き取った「o」と「n」を逆に配置したことがきっかけ。この模様はベトナム最終夜に放映されたEDにも収録されている。
okちゃん
onちゃんの幼なじみでガールフレンド。ピンク色の体をしており、目がokになっているのが特徴。
可愛いものが大好きで、おしゃれで明るい性格。
そのほかにonちゃんのペットのぐち(メイン画像でonちゃんの隣にいるキャラクター。アニメにおける声はミスター)、onちゃんのパパとママなど、様々なキャラクターが存在する。
巷(ちまた)のonちゃん
2016年6月から、HTBで毎週木曜日20時54分~21時に放送されている短い紀行番組。
onちゃんが北海道内各地を周り、訪れた市町村のポスターを作るという番組。
題字とナレーションは嬉野雅道。
なお、過去放送分についてはyoutube公式チャンネルにて無料公開されている。
https://www.youtube.com/user/onchan1201
関連イラスト
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末期色 - ネタ扱いされる黄色つながり。
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