水曜どうでしょうのカメラ担当ディレクター。
ときどき脚本家・プロデューサー・(ビデオ撮影ではない方の)カメラマン。シカでした。
人物
佐賀県佐賀市出身。東京でフリーの映像ディレクターとして活動していたが、奥様に連れられて北海道に移住。北海道テレビ放送(以下HTB)の子会社(HTB映像)勤務時代に「モザイクな夜」の制作スタッフとして参加、後継番組である水曜どうでしょうに撮影担当ディレクターとして参加。
その後水曜どうでしょう内で製作したドラマ「四国R-14」と、舞台「水曜天幕團『蟹頭十郎太』」では脚本を手がけ、またHTBスペシャルドラマ「歓喜の歌」ではプロデューサーとして参加している。
現在はHTBに転籍。定年を迎えているため、2021年現在は嘱託になっている。onちゃんの出演する紀行番組「巷のonちゃん」の題字とナレーションも担当している。かつてのHTB最寄りで、どうでしょうの前枠の撮影に使っていた平岸高台公園の園名碑の字も嬉野Dの字である。
水曜どうでしょう
番組内では「カメラ担当ディレクター」として撮影を担当している。これは単純にチーフディレクターである藤村忠寿がサイコロ1にカメラクルーを連れていくと金がかかる(どうでしょうは低予算番組だったため)と悩んでいたところに、嬉野Dが学生時代に自主制作映画を作ったことがあり、そのときカメラを回した経験があったということで引きうけたから。なので嬉野D自身はビデオカメラについては素人だと言っていて、プロのカメラマンのような迫力のある映像は撮れないとも言っている。
撮影に使用するカメラは民生品のデジタルビデオカメラ(番組内で鈴井貴之が「ヨドバシで28万で買える」と発言しているほか、大泉洋が「カメラ壊すぞ」と脅迫している。記念すべき最初の企画であるサイコロ1の収録直前まで説明書を読んでいたらしい)であり、音声もこの機種で収録することから、番組内では撮影に徹し、藤村Dと異なり滅多なことではしゃべらないが、そのせいで発言そのものがある種の希少性を持ち、「マレーシアジャングル探検」での「シカでした」を筆頭に高評価の発言が多い。ミスターのインキー事件の際には大爆笑していたこともある(笑い声が大泉でもヒゲでもない)。
また「四国八十八ヶ所シリーズ」で大泉に自分が買ったクリームパンを2度も食われた事(それぞれの回で一度ずつ)があり、2度目にやられた際には(直前に訪れた岩屋寺で「悟りを開いで『仏様』になった」と嘯く)大泉が袋を開けた途端「それ俺んじゃねぇかよ!」とマジギレ(よく勘違いされるが「アメリカ横断」の際に「四国でクリームパンを食ったろ」と触れたのはこのよく知られる「2回目」の方ではなく「アメリカ横断」の前に行われた大泉の「草餅食わせなさいよ」という迷言が残された1回目の方である)し、その後も普段の寡黙さがウソのように大泉への恨み言を吐き続けている。
しかし、「ヨーロッパ・リベンジ」では大泉と共に飯が食いたいと言い出した結果、ひどい目に遭っている。
ただ、実際は結構なおしゃべりらしく、カメラを回していないときにはよく雑談に花を咲かせているんだとか。YouTubeチャンネルでの藤村Dとの会話でもそれがうかがえる。
また、どうでしょうで旅系の企画をやっているときは、4人で一部屋という特殊な状況にでもならない限り、宿の部屋割りは制作・構成の中心である藤村Dと鈴井氏が打ち合わせを行うために同室となることが基本のため、嬉野Dは自ずと大泉と同室になることが多かったらしく、DVD特典で収録された大泉のコメントによれば「宿の部屋ではよく話しかけて僕に気を遣ってくれる」と語り、「僕と一緒に旅をする上で一番相性が良いと思う」「嬉野君は僕の最高の友達です」とまで評していた。
実は意外なことにカメラに映ったのは最初の企画である「サイコロ1」。フェリーで船酔いしてダウンしている姿をお茶の間に流されている(カメラを回したのはヒゲ)。
「粗大ゴミで家を作ろう」「サイコロ3」には参加していない。後者については当時テレビドラマ「なまらキッズ」の撮影に参加していたためである。また、2010年の「原付日本列島制覇」ではカメラを担当しなかった(嬉野Dが病み上がりだったからだが、藤村Dの愛称である「ヒゲ」ディレクターならぬ「ヒラ」ディレクターに降格したという設定にされた。そのため別のカメラマンがカメラを回している)代わりに喋る機会が増え、「生でどうでしょう見てるみたい」という本末転倒な発言(宿内のトークでは大泉からも「そこの…そこの視聴者の方」と冷やかされた)を残している。これは藤村Dが嬉野Dの喋りを使ってみたかったからだとか。
一方で、同番組の人気からか藤村Dと共にアニメ作品のゲスト声優を務める事も少なくなく、これまで「茄子 スーツケースの渡り鳥」のメカ役、「秘密結社鷹の爪 THE MOVIE3~http://鷹の爪.jpは永遠に~」のオーディション番組の審査員役、「ゆるキャン△ Season2」の管理人役として出演した。
バイク
「原付ベトナム縦断1800キロ」の第4夜で「アクションカメラマン」「チーム40」として鈴井貴之のカブの後ろにまたがっているが、氏の奥様はバイク乗りで新婚旅行もバイクで全国一周、そのときに後部にタンデムで乗っていた経験がアクションカメラマンとして生かされている。
ミルトGA
水曜どうでしょうの写真集を制作する際、「写真のネガをそのまま印刷する」と言ったこだわりを見せた上に、とどめに「この紙がいい」と持ってきた別の写真集に使われていたのが、当時絶版状態にあった「ミルトGA」という紙である。
そのあまりの熱意に、当時の担当プロデューサーが「3万部分発注したからね!」とさらに熱くなって発注、生産を手がけた日清紡でも在庫を復活している。(現在は東海製紙の「GAスピリット」と統合され「ミルトGAスピリット」として生産されている)
名言(以下追加希望)
- シカでした
- それ俺んじゃねえかよ!
- 食うなよもう!
- 人の 人のさぁ クリームパンとか欲しいっていうわけ?
- 止まってるようだもの
- 何でそんなに増えたんだよぉ 焼きそばみたいになってんじゃんか 早くしないとまだ増えてるよそれ
- 四国でクリームパン食ったろお前!
- お前が人の金で勝つわけねえんだよ
- ビンビン起きてます僕は
- パイク見つかるまでこの画かぁ?
- 糸ようじ言わないと似てないですよ
- やっぱり人類のために戦わないとダメだ
- あぁそうか わかったわかった じゃあカメラ回そう
- これ以上北に行ったら僕は死にます
- 早すぎるよ シカ!
- シカいっぱいいんじゃん
- 12羽もいたらどれかにはピントが合うんじゃねぇか
- アレ?カッパの質の問題ですかね?
- 生でどうでしょう見てるみたい
関連イラスト(以下追加希望)
外部リンク
藤村忠寿氏と一緒に動画配信している『藤やんうれしーの水曜どうでそうTV』のYouTubeチャンネル