概要
『REVIVE… 〜蘇生〜』とは、データイーストから1999年10月28日に発売されたドリームキャスト用トラップアドベンチャーゲーム。
2003年7月4日には移植のWindows(98~XP)版、2004年8月27日にWindows版の廉価版が発売された。
『慟哭そして…』の続編となっており、開発当初は『慟哭2 惨劇の回廊』というタイトルの予定だった。
今作の舞台となるのは港町の町外れにある海洋開発研究所「海洋開発推進興業」。
多数のデストラップを掻い潜りながらアイテムを拾得していき、道中で罠にかかっているヒロインを救助できるか…等、様々なフラグによってエンディングが変わる。
基本的なシステムは前作と同じだが、謎解きに制限時間がついたり、周回前提の初見殺しが多かったりと難易度が上がっている。
あらすじ
11年前、母親を事故で亡くし主人公の元へとやってきた義妹・小川希春。
父親も2年前に他界し、義兄妹2人で協力しながらも平穏な日常を送っていたが、希春の元へ届いたある一通の手紙により崩れていく。
それは亡くなったはずの希春の生みの母親である晴江が存命だという内容だった。
待ち合わせとして指定された場所は町外れにある会社「海洋開発推進興業」。
希春を連れ戻すべく主人公は希春の親友である水谷菜緒と共に不気味な海洋開発研究所へと向かうのであった。
主な登場キャラクター
- 秋月実(CV:なし)
- 本作の主人公。名前は変更可能。希春の義兄で星ヶ丘高校の3年生。父親と義妹の3人家族だったが父親も2年前に他界し、現在は希春と2人で暮らしている。
- 小川希春(CV:雪乃五月)
- 主人公の同い年の義妹。17歳の高校3年生。菜緒とは親友。5歳の頃に母親を事故で亡くし、主人公の家に引き取られる。根が真面目なしっかり者かつ人当たりも良いため男女問わず人気がある。人前では気丈なそぶりを見せているが現在も大好きだった母のことを忘れられずに密かに泣いている。
- 水谷菜緒(CV:飯塚雅弓)
- 主人公と希春と同学年の友人で希春とは親友。17歳の高校3年生。バスケ部の主将でボーイッシュな外見と性格をしている。彼女も男女問わず絶大な人気を誇っているが、その9割は女子生徒でバレンタインデーに物凄い数のチョコを貰っている。本人も恋愛に興味がないそぶりを見せているが、実は主人公に想いを寄せている。
- 穂高由月(CV:丹下桜)
- 主人公たちの後輩で美澄のいとこ。16歳の高校2年生。人見知りで気弱な性格で厚めの眼鏡にピンク色のリボンで髪を一つに結っている。そんな性格と外見に反して水泳で全国レベルの実力を持つスポーツ万能少女。それに加え成績も優秀。以前に助けられたことから菜緒を慕っている。
- 笠原美澄(CV:永島由子)
- 海洋開発研究所の受付嬢で由月のいとこ。21歳。京都出身の京都弁喋るおっとりとした風変りな女性。パソコン操作に関してはかなりの腕前。研究員の神田に想いを寄せているが冷たくあしらわれている。
- 高野玲子(CV:根谷美智子)
- 海洋開発研究所から非公式でオファーを受けた新人帰国研究員。24歳。グラマラスでセクシーな金髪美女。気丈な性格でプライベートに干渉されることを嫌っている。また過剰に人を警戒しているため信頼を得るのが困難。
- 北条千尋(CV:南央美)
- 元研究所所長である義兼の孫娘。14歳(13歳との表記もあり)。無口で無表情な少女。他人を嫌っているわけではないが頑なに心を閉ざしている。
- 藤沢あおい(CV:小西寛子)
- 海洋開発研究所「素体保管室」のカプセルで眠っていた謎の女性。不健康なほどの青白い肌と薄青の髪色をしている。重い病気を患っているようで時折発作を起こす。何故か自分が目覚めたことを研究員に告げるなと口止めし、素体保管室に籠り寝起きを繰り返している。
- 北条義兼(CV:阪脩)
- 海洋開発研究所の元所長で千尋の祖父。落ち着いた雰囲気の優しい老紳士。千尋を探しに研究所へ訪れた。
- 神田巧(CV:森川智之)
- 海洋開発研究所の男性研究員。20代中後半くらいの美青年。研究所2階で倒れていたところを主人公たちに救助される。
- 水谷陵三(CV:沢木郁也)
- 海洋開発研究所の現所長で菜緒の父親。過去に行われていた禁忌の研究を再開しようと目論んでいるとの噂だが…。
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