概要
「総統閣下の下で再び戦えること、光栄に存じます」(第15話)
演:中庸助
第15話から登場した、デスダーク史上最強の勇者にして伝説の英雄。
2000年にも渡り南極の氷山の下の棺でデスダークの歴史と暗黒科学の睡眠教育を受けており、戦力増強のため総統タブーが目覚めさせた。人形が人間大になって動き出すベラとベスという侍従を従えている。
性格は冷酷非情そのもの。イガアナ博士とザゾリヤ博士に復活祝いに人間の命のエキスをことごとく狩り尽くすよう命じ、失敗するとタブーの命令で躊躇なく処刑した。一方でタブーには絶対の忠誠を誓っている。グラスを手に作戦の上首尾を喜び、デスギラー将軍が河田博士の娘を花嫁にすると言った際には上機嫌になる(第34話)等、人間臭さも時折覗かせる。
デストピア内の金色の玉座に座し、緑色の龍を思わせる形のパイプを愛用し、白煙立ち込める酒と思しき飲料を飲む場面も存在する。
能力および戦力
強大な暗黒パワーを有し、天候を操り、標的を転送させる光線を放つ。デスギラー曰く「命のエキスなど召し上がらなくとも、これ程までに偉大なるぞ」。人間を蒸発させる光線も放ち、第15話ではイガアナ博士とザゾリヤ博士をこれで処刑している。
人間態となったベラとベスおよび直属の鎧武者型戦闘員を従えた最終決戦では妖刀・暗黒剣を携え、「ブラックサンダー」「ブラックホール」なる技を用いてゴーグルファイブを圧倒する。
しかし暗黒剣に自分の生命力まで注いだためか、これをゴーグルゴールデンスピアの強化版「スピア風車」で折られて致命傷を負ってしまう。最期はタブーを讃えて爆死した。
余談
デザイン画は当初司教や祈祷師のように描かれたが、ファラオのイメージに変更された。
演者の中氏はかつて仮面ライダー(新)でも敵最高幹部の魔神提督を演じていた。中氏は両者は似たようなキャラクターだったと語っている。