マズルカ(ゴーグルファイブ)
まずるか
デスギラー将軍直属の前線指揮官を務めるスパイ活動を得意とするデスダークの諜報部長。
黒のレオタードに赤の装飾をあしらった、シンプルながらもいかにも悪の華らしい妖しさとセクシーさを体現した女幹部の模範のような容貌をしており、内面もまたそれに違わない。
情報を収集する一方で、マダラマンや合成怪獣達に直接命令を下し作戦の実行を行う。
また、手にしたスティックから爆撃や麻酔ガスを発射して戦闘を行う事もある。
スパイ活動や破壊工作などといった隠密活動を主な任務としている為、変装は彼女の十八番で、農夫やエスニック風の侍女、シスター、コックなど謎の数々の変装術を駆使してゴーグルファイブ達の動向を探り、作戦の立案や実行を行っている。
なお、第4・39話で任務の活動中に子供から「おばさん」呼ばわりされて気分を害したり、イガアナ博士とザゾリヤ博士より立場が下であるのにも拘らず、不甲斐ない二人に上の2番目の皮肉を言ったこともある。
組織への忠誠心は高いが、デスマルク大元帥からは軽んじられているらしく、初期から登場していた幹部達の中ではデスギラー将軍と共に終盤まで生き残っていたが、第48話で「デスギラーはあてにしておらず、作戦成功の暁には大臣にしてやる」というデスマルクの甘言に唆され(実際は「女スパイごときが大臣になれるワケがない」というのがデスマルクの本音であった。デスギラーが嘲笑して言っている)、ハイトロンエネルギーで透明になって未来科学研究所に潜入するも、実はその体には密かにデスマルクによって爆弾が埋め込まれており、その事を知り、組織から切り捨てられた事を知った彼女は自暴自棄になってデスギラーから爆弾のコントロールを奪うと、将軍を道連れにするつもりで指令室諸共自爆するという哀しい最期を遂げた。
当初のモチーフはデスギラー同様、軍服と骸骨であったが、女性に骸骨モチーフはいかがなものか、との吉川進プロデューサーの意見を受けて変更された。
また、ヘルメットはデザイン担当者の赤坂徹朗氏がデザインを練っていた喫茶店にあったシャンデリアの形がモデルとなっている。