「言い訳は無用!」
「素晴らしい!暗黒科学の偉大なる力を、今こそ思い知らせてやるのだ!」
概要
暗黒科学帝国デスダークの首領。太古の昔から群雄割拠していた暗黒科学者達を統一して、5000年前にデスダークを創始したとされる謎めいた存在。
常に拠点であるデストピア内部の擦りガラスの様なベールの奥に鎮座しており、最終決戦までその姿を表に現わすことはなかった。赤い巨大な一つ目を光らせて配下を威圧し、この目は組織のシンボルマークにもなっている。
合成怪獣の元になる遺伝子の選抜以外は自ら作戦を立案したり指令を出したりすることは少なく、作戦はほぼ部下任せ。部下の立てた作戦を聞かされ、「素晴らしい」「面白い」と後押しをする発言をしていた。
その正体は、「暗黒科学によって生み出された最高にして究極の遺伝子」。
部下を全て倒された後、デストピアの爆発と共に巨大化した。
ゴーグルロボの攻撃を物ともせず、単眼から発するハイトロンビームで攻撃を加えるが、胴体を「地球剣電子銀河斬り」で両断されてしまう。
それでも死なずに上半身のみでなおも襲い掛かるが、一発大逆転の新技「地球剣電子銀河ミサイル」を目に受けて「無念…じゃ~」との叫びと共に絶命した。
余談
デザインを担当した久保宗雄氏によれば、デザインイメージは「水槽の中と、特殊な空間で蠢くわけのわからないモノ」とのこと。また、巨大タブーは、認知度が低かったDNAの二重螺旋ではなく、神経細胞がモチーフとなっている。
準備稿ではタブーの正体はホヤ状の生物がコンピューターと合体したもので、体中に世界中から集まった暗黒科学者達を取り込んでおり、その体に取り込んだ科学者達の顔が人面瘡として浮かび上がっているというものだった。
また巨大戦は自らを模した「タブーコング」を操縦して行う案もあった(タブーコングのデザイン画もあり、首から下がメカ化したタブーという外見だった)。
関連タグ
サタンエゴス:似たような必殺技で倒された『バトルフィーバーJ』の敵組織の首領。
ハイド・ジーン:「最強の遺伝子」「究極の遺伝子」を求めた『轟轟戦隊ボウケンジャー』夏映画の敵。ファンの間では「わざわざ最強の遺伝子を求めて地球という偏狭の星に来たのは、タブーを探していたからでは?」と考える者も存在する。なお、『ボウケンジャー』には、レッドダークというデスダークから名前をとったネガティブシンジケートも名前のみ登場している。
全能の神/キングマグマー←総統タブー→若き帝王メギド/ファイヤースフィンクス