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概要編集

『仮面ライダーW』における街「風都」を脅かす怪人。「ガイアメモリ」を"生体コネクタ"や"ガイアドライバー"に挿入することで変身する。


「ドーパント」という名前には「肉体に"地球の記憶"をドーピングした者」という意味が込められている。

しかし、中身の多くはただの風都市民・一般人であり、大半はただの悪人もしくはやむを得ない事情で悪事に手を染めた犯罪者(治安悪いなあ……)だが、中には個々人の特殊な事情でメモリを使用している人々もいる。

また人間以外の生き物でも種族などの特性が合えば、ガイアメモリでドーパントに変身する事はできる。事実、幹部の一人(?)がそうである。


ティーレックス・ドーパントトライセラトップス・ドーパントを見るからに、変身すると銀色のネバネバな物に顔以外の全身が覆われる事となる。


地球上に今までに存在し、地球が覚えた事象の記憶を抽出・封入しているというガイアメモリの設定上、そのモチーフや能力にはほとんど縛りがないが、容姿の共通項して体の何処かに球体のようなコアがある事と、浮き出た血管のようなウネウネした模様がある事が挙げられる。


また「コインに命を封じ込める」「他人の夢の中に入り込む」「座標を指定することで対象をワープさせる」など、ライダー怪人たちの中でもトリッキーな能力を持つ者が多い。中には力が覚醒した場合は都市一つを滅ぼすことができるものも存在する。

劇中に登場するドーパントの中には正体を隠しているものも多く、真相解明前は性別が判断出来ないほどに加工されたような声で喋る個体も多い。小説版によるとドーパント変身時の副産物である変声作用が原因らしい。


一方で、元が戦闘員ですらない一般人が大半なこともあって能力を完全に使いこなせていない者も多数おり、特殊能力を突破されるとあっさりやられてしまうものも多い。

その為、作中ではどういう人間がどういうメモリで変身しているかを割り出すフェイズが発生し、仮面ライダーW自身も様々な状況に対応できるようなスペックとなっている。中には特殊能力が身体能力強化など強さに直結するタイプもおり、こういう手合いが出ると大体が要パワーアップなくらい苦戦する。


仮面ライダー達のマキシマムドライブによる必殺技を受けて倒されると、メモリが強制排出・破壊されるメモリブレイクが起きる。(後にクレイドールエクストリームも可能になった)

これによって基本的に変身者を死なせずに身柄を確保する事ができる。(毒素による反動が大きい旧型メモリを使用している場合メモリを過剰使用している場合などの一部の例外的ケースでは変身者が死亡する例もある)


なお、メモリと人には相性(適合率)があり、それにによって同じメモリでも発動できる能力や出せる力の大きさに差が生まれたり、その持続力も「メモリブレイク」によって効力が消失するものから、メモリが破壊されても(更に変身者が死亡したとしても)効力が消えないものまで、メモリの種類や使用者によってもかなり効力の差が激しい。

中でもハイドープと呼ばれるものは本来のメモリには無い能力まで使う事が出来る。(この能力はドーパントに変身せずとも使える者もいる。本編では語られなかったが恐らく園咲琉兵衛園咲若菜がハイドープであったと思われる。)

その他、古生物などの記憶を持った一部のドーパントはメモリの暴走などが起因となって、モチーフを模した巨大形態に変異することもある。


ミュージアムはガイアメモリを製造する秘密工場を風都の市内に幾つも隠し持って麻薬や兵器のように生産・密売しているため、同じドーパントが存在することもザラ。

特に下位のメモリほど比較的量産がしやすく、同じドーパントも多数存在するが、上記の通り同じドーパントでも使用者との適合率や使用頻度や更に使用者の心身の状態などの影響によって出せる力はかなり上下する。

その結果、ドーパント態の外見や発揮される能力が変化する場合もある。(一方でコックローチメモリのようにメモリの特性で比較的量産が容易にもかかわらず、誰が変身しても一定以上の力を出せるメモリも存在する)


ミュージアム壊滅後はメモリが製造される事は無くなったものの、既に製造されていた相当数のメモリが裏で流出して売買されており、それらのメモリで生まれたドーパントと仮面ライダー達の戦いは続いている。


なお設定上、本作で登場する仮面ライダー達も安全性を高めた新型ガイアメモリ新型ガイアドライバーを使用して変身したドーパントである。


テレビ本編編集

※太字は幹部格。変身者はネタバレになる者が多いため、個別記事を参照されたし。

※備考のDはガイアドライバー使用、それ以外は生体コネクタ使用。



外伝編集

映像編集


小説・ゲーム編集

ドーパント名登場作品備考
ズー・ドーパントZを継ぐ者
ゼブラ・ドーパント
クインビー・ドーパント※1
フラワー・ドーパント※1
ビー・ドーパント※1
エイプ・ドーパント※1
ドルフィン・ドーパント※1
エレファント・ドーパント※1
サラマンダー・ドーパント※1
フィッシュ・ドーパント※1
ゼロ・ドーパント
アンモナイト・ドーパントNのはじまり/血と夢※2
トリロバイト・ドーパント※2
マンモス・ドーパント※2
メモリー・ドーパントHEROSAGA
ゼウス・ドーパントmemory_of_heroez

※1:ズー・ドーパントに記載。

※2:キース・アンダーソンに記載。


風都探偵編集

※記載例は上記本編と同じ。

ガイアドライバーrexによる部分的変身は省略。



ネタ枠編集

ネット版仮面ライダーWにおける「刃野博士と真倉助手のガイアメモリ研究所」などに登場。

刃野博士達が『レッツメモリトライ!』する事により変身するが、手が伸びただけだったり、ただのコスプレにしか見えなかったりと型破りな存在。


ドーパント名メモリ使用者
ビーン・ドーパント真倉助手
歌舞伎・ドーパント刃野博士
クイーン・ドーパント真倉助手
エリザベス・ドーパント刃野博士
UFO・ドーパント風麺のマスター
ヨガ・ドーパント刃野博士
ふうとくん・ドーパント鳴海亜樹子

余談編集

デザインは寺田克也氏が担当している。

それまでのライダー怪人は、生まれながらの人外であったり、元が人間であっても無理矢理怪人にされた悲劇的な出自を持つものだった中で、ドーパントは「普通の人間が各々の目的をもって仮面ライダーと同じアイテムを使い『変身』する」という点で一線を画する存在であり、後の作品にもこの要素を受け継いだ怪人が度々登場している。


また、上述の通り本作の仮面ライダーも新型のガイアメモリとドライバーを使用して変身するドーパントとも言え、「仮面ライダーと怪人は本質的には全く同じ存在」であることを強く意識している。


探偵モノのお約束を踏襲・作劇上の意外性を狙って、本作ではドーパントの正体、もしくは事件の黒幕や元凶が女性だった……というケースが多い。

そういったこともあって、風都は悪女の街とされる発言がファンはおろか公式からも存在し、それを利用したエピソードすらある。


遂には「風都探偵」作中においても、

左翔太郎は悪女と惹かれ合う。そしてその結末の多くは悲劇だ。」

…と、フィリップが改めて発言している。

アニメ版風都探偵登場した裏風都の幹部格のドーパント達とロード、メガネウラ、アルコールはアニメ化に当たり作画チームは線画しかしなかったため設定資料に色はあるのか問い合せたところ無いとあったため、最初は各々で自分の思う色付けをしてたが最終的に寺田氏監修の元作り直して今の形になっている。



関連イラスト編集

さあ、お前たちの罪を数えろ!マグマ


関連タグ編集

仮面ライダーW ガイアメモリ 怪人

ドーパントメモリ


大ショッカードーパントヤミー/グリード



関連リンク編集

ドーパント - 仮面ライダーW(ダブル)まとめ@Wiki

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