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演:飛鳥凛

CV:M・A・O(KAMEN RIDER memory of heroz仮面ライダースカルの肖像)


概要編集

物語で重要な位置を占める園咲家次女。年齢21歳(第45話での描写から)。

クレイドール・ドーパントに変身し、仮面ライダーWと対決する。

物語終盤では秘密結社"ミュージアム"の野望を達成する上での重要な役目を帯びる。


人物編集

物語の舞台・風都で人気のアイドル。

ファンからは(後述の冠ラジオ番組のこともあり)"若菜姫"と呼ばれ、親しまれている。翔太郎フィリップ刃野幹夫も彼女のファンである。


風都のラジオ局"WIND WAVE"で、「園咲若菜のヒーリングプリンセス」という冠番組を持つ。

なお、この番組はインターネット上で実際に配信され、本編の展開ともリンクしている。

ちなみに翔太郎たちが、自分たちが「仮面ライダー」と呼ばれていることを初めて知ったのもこの番組であり、以降彼らは街の人たちがくれた名前として自ら「仮面ライダー」を名乗るようになる。


「Naturally(ナチュラリー)」という持ち歌があり実際にCD販売された。


園咲家はミュージアムという裏の顔を持っているが、若菜もまた無関係ではない。

アイドルとしてはにこやかであるが、ファンの見ていないところではことある度に苛立ちを募らせ舌打ちをする表裏の激しい性格。(その際の口癖は「なんで私を怒らせるの!?」)

特に姉の園咲冴子とは対立が激しい。

物語当初はミュージアムに携わっていなかったが、の死以降は、父の意向により冴子に帯同する形で経営に関与することになった。


アイドル活動をしている頃はお団子頭、ポニーテール等と髪型のバリエーションが豊かであったが、物語終盤ではほとんど髪を下ろしている。


人間関係編集

園咲家編集

幼いころから、園咲家の跡継ぎとして教育される姉・冴子を見て育つ。

自分は姉と比べると甘やかされ、自由奔放に育てられる一方で、父・園咲琉兵衛からスパルタ教育を受ける冴子を"お父様から目をかけられている"と感じ、嫉妬。自分のことを見てくれない父にも不満を抱えていた。

加えて、育てられ方の違い故に冴子からいじめを受けていたため、彼女を強く恨むようになる。冴子もまた若菜を憎んでおり、姉妹仲はすこぶる悪い。しかし、若菜のことを完全に憎んでいた冴子とはやや違い、若菜は冴子のことを嫌いながらも身を案じている節もややあり、冴子が井坂と共に琉兵衛に造反した際には井坂に騙されているのではと心配し考え直すよう進言している(結局聞き入れられず、逆に冴子の怒りを買う結果になってしまったが)。

冴子の霧彦や、愛人井坂のことも嫌っていた。

霧彦に対しては家族としての情も抱いていたが、井坂のことはその気味悪さや自分がされた仕打ちもあり心底嫌悪している。


唯一、家族の中で愛情を向けていたのは、弟の園咲来人であった。

だが、幼い頃に死別してしまう。


フィリップ編集

フィリップ鳴海探偵事務所の探偵であり、仮面ライダーWの片割れという裏の顔を持つ。

第13話にて、ストーカーに狙われるアイドルと、それを護衛する探偵として出会う。

若菜はフィリップを嘗て愛情を向けた弟に重ね合わせ、フィリップも若菜といることに安心感を抱き、2人は単なるアイドルとファンを超えた関係を築くのだった。

なおフィリップに会って以降は、生来持ち合わせていた優しさを取り戻し比較的柔和な性格となる。舌打ち癖も消えていた。(井坂にガイアドライバーを直挿し同様の状態に無断で改造された際、一時期情緒不安定となり再発したことはある)

また、ガイアメモリに忌避感を抱くようにもなり、家業に携わってからも表向きは父や姉に従いつつも、その迷いが抜けきることはなかった。


だが、冴子の失脚によって、園咲家の新たな跡継ぎに選ばれた若菜は、芸能活動を休止することになる。

若菜は悩んだ末、フィリップと駆け落ちしようとするが失敗。さらにフィリップの正体を知らされる。

いつかなんのかべもなく


第38話以降編集

若菜姫

フィリップの素性を知らされた若菜は暗黒面に堕ち、冷酷かつ刺々しい態度に変貌。ミュージアムの後継者として辣腕を振るう。

また、服装も一貫して黒を基調としたものを纏うようになった(これに因み、公式等からは第38話以降の状態を「黒若菜」と称されている)

実は、園咲琉兵衛は最初から若菜を後継者にするつもりで、冴子は若菜を奮い立たせるための"火付け役"、もしくは若菜が動き出すまでの"つなぎ"に過ぎなかった。

彼女がミュージアムを継いでからは計画の遅延が改善しており、実際に後継者としての資質は冴子より勝っていたことがわかる。ガイアメモリの素質に関しても、彼女は地球という神の全てを降ろす巫女としての資質とそれを可能とする土人形=クレイドールメモリと高い適合率を持っていた。

琉兵衛の最終目的であるガイアインパクトの計画において最も重要な存在だったのである。


園咲琉兵衛の目的とは、若菜を巫女としてガイアインパクトを起こし、全人類を地球の記憶と一体化させ強制進化を促すことで、人類を地球が存在する限り永遠に絶滅しない種にすることだった。

この強制進化では適応できない人間はそのまま死亡することになるが、彼は人類と地球を守るための犠牲と割り切っていた。


…弟の真実を知らされて以降豹変した若菜だが、実は彼女は父・琉兵衛から真意や目的、そのための自身の役割を聞かされたことで地球と人類を永久的に守るという自らの使命に目覚めた結果、自らの意思で地球の巫女という道を選んだのであって、厳密には本当の意味で悪堕ちしていたというわけでもない。本当はフィリップや家族への情を失っていたわけでも無かった(実際にフィリップ、冴子、彼女のことになると非常に感情的になるなど、描写の端々から完全に家族のことを割り切れていない節は窺える)。

地球に選ばれた家族としての本質的には強い使命感を持ち、そのために自分の心を騙しながら、家族に対してあえて冷徹に接して、使命を遂行しようとするなど実は琉兵衛とはとてもよく似た親娘である(琉兵衛は、彼女の自身と似たこういう面も見抜いた上で自身の後継者として信頼していたと思われる)。


Rナスカ・ドーパントへの敗北から自ら力を求めた若菜は、ジーン・ドーパントを脅迫した末「ガイアプログレッサー」と融合しクレイドールエクストリームに進化。"地球の巫女"となる資格を完全に得る。

フィリップの能力「地球の本棚」へも自由に介入できるようになり、フィリップが求める本を取り上げたり、検索の妨害工作を行った他フィリップに対しても挑発的な言葉を投げつける。

なお本棚とのシンクロ率や影響力はフィリップ以上で、本棚の中でドーパントに変身するということもやってのけた。

最終回では生身の状態でもドーパントの能力をある程度使えるようになっており、これは正統続編の風都探偵で示唆されたハイドープの先駆け的な存在だと思われる。

地球の巫女としては地球規模でのガイアインパクトを起こせるキーとなる他、地球の記憶そのものと一体化して自在にそれを引き出せる生きたガイアメモリ精製工場ともいえる存在となる。


しかし一方で"地球の巫女"とは、第三者から見ればミュージアムの最終目的であるガイアインパクトを起こすための道具に過ぎず、そのガイアインパクトを巡って若菜の身は翻弄されることとなる。


そして終盤、若菜はついに"地球の意思"を体内に宿すこととなり、最終回に重要な役割を果たすのだが――。


余談編集

駆け落ち前にフィリップの正体が発覚したため回避はされたが、気付かなかったか気付くのが遅れていたらある意味とんでもないことになっていた


また「ヒーリングプリンセス」だが、なんと正統続編『風都探偵』アニメ版のミニコーナーで2人目のヒロインが引き継ぐこととなった


関連タグ編集

仮面ライダーW 園咲家 ミュージアム ドーパント

土偶 女怪人 ヒロイン

ヒーリングプリンセス


関連人物編集

園咲琉兵衛 園咲冴子 園咲来人 ミック

フィリップ シュラウド


立花結菜:演者が同じ令和ライダー第2作後日譚のキャラクター。制作発表の会見でも言及していた。



関連リンク編集

園咲若菜 - 仮面ライダーW(ダブル)まとめ@Wiki

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