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「自慢の婿の誕生です、お義父さん」

演:君沢ユウキ

概要

旧姓は須藤(すどう)。
敵組織ミュージアム及びそのフロント企業であるディガル・コーポレーションの幹部。
ガイアメモリの密売セールスマンとして史上最高の成績を挙げたことで、ディガルの社長である園咲冴子に見出され、その婿となった。
第2話で衝撃的な初登場を果たし、以降ファンの間では「尻彦さん」と親しまれている。
戦闘においてはガイアメモリの力でナスカ・ドーパントに変身し戦う。

彼の特徴として、ガイアメモリのことを、人々を蝕むものではなく「人類の発展に貢献するもの」と考えていた所にある。
そのため、ガイアメモリの実験の邪魔をするWを「街のゴミ」呼ばわりしたり、メモリのバイヤーが犯罪を犯したりすること自体も、欲にまみれた使用者の自業自得・自滅と考えている。
その一方で彼なりの矜持はあり、大人に売ることはあっても表向き禁止されている青少年への販売・譲渡は一切行わず、それを発見した際にはまだ分別のつかない子供を実験台にすることに対して強く憤っている。
彼が所属するミュージアムは人身の安全に対してさほど興味を持たず、逆にガイアメモリを精錬されたメモリと正しい使用者が使えば人々に貢献できるということを仮面ライダーは証明しているのは皮肉というほかない。

そんな独自の考えを持つ彼だが、故郷風都への愛情は本物である。

劇中での活躍

第2話にて初登場、全裸にベルトという衝撃的な姿で全国のお茶の間に姿を現す。
第4話にて冴子と結婚式を挙げ園咲家婿養子に。

以降はWを宿敵として付け狙ったり、妻に手痛いお仕置きをされシャワーシーンで2度目の裸体を晒すことになったり、妻への名誉挽回と意気込むが逆に失望されたりなどネタキャラの色が定着しつつあった。

しかし第14話では義妹である園咲若菜を陥れようとした輩を粛清したり、第15~16話では冴子から冷たくされても、密かに訓練を重ねナスカの新たなる力を覚醒させ妻のピンチに助けに来るなど、除々に成長を重ねていく。

早過ぎる最期

第17話では彼の風都に対する愛情が取り上げられ、風都のイメージキャラである「ふうとくん」は彼が幼い頃にコンクールで優勝し生まれたキャラクターであることが明かされた。
同じ風都を愛する者であり、Wの変身者の片割れである左翔太郎とはたまたま行きつけの散髪屋が同じ「バーバー風」だった事で素顔で鉢合わせすることとなったが、互いに散髪中の、顔にタオルがかかった正体のわからない状態で風都への愛を語り合い、敵同士ではありながら少しだけ気持ちを通じ合わせる事となった。

第18話にて園咲家、更にガイアメモリの謎に近づくも、彼もまた園咲家の野望の実験台に過ぎなかったことを明かされる。
更にナスカメモリの新たなる力に彼の体は蝕まれることになる。

最期はWと協力し、バードメモリの実験台にされていた少女を救い出す。そして散髪屋で翔太郎に約束していたふうとくんキーホルダーを渡し、ミュージアムという組織の恐ろしさを伝えた後に別れを告げる。

そして妻の冴子に、共に園咲の家を出ることを持ちかけるが、父・琉兵衛に園咲を背負う存在として認められることに固執していた当時の冴子にとってその選択肢は論外であり、遂に見捨てられ、冴子が変身したタブー・ドーパントによって致命傷を負わされる。
最後に「風都… やっぱり、いい風が吹くなぁ…」と、愛する街の風だけに看取られながら息絶えた。
彼の遺体は砂のように崩壊し、街の風と共に流れていった。

愛用のナスカメモリは、皮肉にも、彼を見限ってその手で殺めた妻の手に渡る。
そして、同じく彼がいつも仕立てのよいスーツとともに身に着けていた、もうひとつの愛用品たるスカーフは…。

彼の死は表向きには事故死として扱われ、翔太郎には「街を愛する者同士」として虚無感を与えることとなった。
その早過ぎる死は視聴者にもショックを与え、数多くのファンが悲しんだ。
pixivにおいても彼の死を追悼する絵が数多く投稿されている。→園咲霧彦追悼式

風都はやっぱり良い風が吹くなあ…



余談

彼の早い退場は当初から決まっており、「組織の恐ろしさを見せるためには新入りが犠牲になるのが定番」という三条陸氏(本作のメインライター)の考えによる。視聴者間の人気を受けて延命する可能性もあったが、「人気があるからこそきっちり死なせる」という結論に至ったとのこと(『風都探偵』第5巻巻末インタビューより)。

演者の君沢氏は、オールアップ後も翔太郎役の桐山漣氏を撮影場に送っていたことがあるという逸話がある。
退場から4ヶ月程経って並びに霧彦の新撮シーンが登場したのも、その縁からと言われている。

本編外での活躍

『ネット版仮面ライダーW』では、頭に天使の輪をつけて「霧彦の部屋」というコーナーを担当。
園咲家の面々や自身の関係者を呼び出してトークする……という内容なのだが、

  • クレイドールエクストリームへの進化を「太った」と茶化して義妹ビンタされる
  • 嫁と井坂のキスシーン(本編未公開)を見せつけられ、さらには思い出してうっとりする嫁にショックを受けて本編同様風になる
  • その井坂と対面し敵対心をむき出しにするも、討論の末加頭順の存在を知らされ結託。しかし加頭について教えられる最中に鉄アレイを右足に落とされ骨折
  • ↑の怪我で車椅子に乗って登場。聞く耳を持たないミックをからかって投げ飛ばすも、変身した彼に仕返しとしてボコボコにされる
  • さらに左腕にギプスを装着。加頭の物を落とす癖を笑った結果、紅茶をかけられる→アタッシュケース内のガイアメモリをぶちまけられる→アタッシュケースを落とされる(それも骨折した方の足に)→指パッチンで金タライが召喚され頭部に直撃して気絶(余談だが、加頭の笑顔やスキップが見られるレアなシーン)
  • とうとう頭にネット包帯を巻いた状態に。息子同然のふうとくんの活動を「アイドル気取りか」と咎め、地道に活動するよう説教。風都に風を吹かせるべく、頭の風車を回すよう強要した結果暴風で画面外に吹き飛ばされた
…とまあ、(大抵自身の態度が元で)なんらかのダメージを負わされて怪我でボロボロになっている。

ファイナルステージでは、ナスカ・ドーパントを嫁に使われマスカレイド・ドーパントに回されてしまう(ナスカを取られたのは、タブー・ドーパントが足の構造上アクションできないためという事情もあるのだが)。
「最強のマスカレイド」を名乗るもマスカレイドがマスカレイドなのでアッサリやられてしまった。

公式でもすっかりネタキャラ扱いされている。

関連タグ

仮面ライダーW ナスカ・ドーパント 尻彦 霧彦さん 美形悪役

関連人物

左翔太郎 園咲冴子 ふうとくん


ザンキ仮面ライダー斬鬼檀黎斗神仮面ライダーゲンム…ライダー作品劇中で全裸の後ろ姿(尻)を見せることとなった人物つながり。

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