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注意編集

この記事は特定のキャラクター・人物の名称を記載する項目ではありません。具体例は避けてください。


解説編集

フィクションが誕生した古来より、悪役はいかにも性格や素行の悪そうな人相であったり、醜悪な容貌をしていたり、バケモノじみた外見(人外であることも多い)のキャラクターデザインが用いられることが多い。作中でキャラクターが担う「悪役」という役割を、視覚的にわかりやすくするための記号的表現としての容貌のデザインである。


「悪=醜く汚く気持ち悪い姿」として描くことで、相対する正義の美しさが強調されることになる。人間は本能的に美しいものを好む傾向があるため、悪役を醜く描くことで、主人公や味方の行動のほうが美しい=正義として認識される効果がある。しかし、そのような立ち位置を要求される悪役を、あえて美しい外見に設定することで、特別な演出意図を持たせたり、役柄とのギャップを狙うケースも多々ある。


悪だが美しい。それが美形悪役である。


悲しい生い立ちや、暗い過去を持つなどの設定が加わると、しばしば主人公よりも人気が出たりするのだが、人気が出過ぎると美形悪役に同情票が集まるのに対し、逆に主人公等の方が、強引どころか理不尽な理屈で批判されてしまう展開もある(判官贔屓)。


主に女性ファンが美形悪役を好むケースも多く、(人によっては主役へのアンチ行為すら厭わないレベルである。)作品により非常に強いインパクトを放ちジャンルを問わず、古今東西のあらゆるフィクションに幅広く登場する。


また、(性格はともかく、外見は)主役のようである為、「作品を敢えて悪役サイドから見る」「パラレルワールドで光落ちする」などの二次創作、考察に適している(まさにイケメン無罪である)。作品に影響を与えない三流悪役の場合、精一杯戦っている美形悪役が初恋の対象となる低年齢視聴者も多い。


なお女性キャラはそもそも立場に関係なく美形に描かれることが多いためか、あまりこのような呼び方はされない。無理やり挙げるならお色気担当などか。一方で団体そのものであれば女性も含められて言われる場合もある。


この他、若いときは美男子であった、髪型を変える等のイメチェンで公開される、「ガンダムシリーズ」でよくありがちな仮面の素顔がイケメンというケースもあり、読者や視聴者を驚かせるギャップを出すパターンもある。


日本の美形悪役編集

歌舞伎の役柄における色悪(色男の悪人)も美形悪役にあたる。


日本のアニメにおける元祖的存在(悪役でありながら女性ファンから人気を博した)は「勇者ライディーン」のプリンス・シャーキン(声優は市川治)と言われている。長浜忠夫が関わった作品に多く見られ、鈴木武幸プロデューサーがこれをスーパー戦隊シリーズに持ち込んで特撮でも定番となった。


関連タグ編集

眉目秀麗であることは第一条件として、漫画やアニメやラノベでは下記の特徴が見られる事が多い。


外部リンク編集

美形悪役は日本独自の文化か?

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