概要
三悪とは、六道における三悪趣のこと。または、「悪」の3人(例:隠し砦の三悪人)。
pixivにおける用例は本来、タツノコプロ制作のアニメ『タイムボカンシリーズ』に登場するライバル3人組を指す通称だったが、後に転じて「同じ雰囲気の悪役3人組」を表す愛称として用いられている。
曖昧さ回避
- 『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部「スターダストクルセイダース」の悪役→「3悪」
- 『地獄堂霊界通信』の3人組→「三人悪」
タイムボカンシリーズの三悪
『タイムボカン』でマージョら3人組が登場した際、タツノコプロ作品に限らず勧善懲悪をメインに押し出した作品の悪役・敵役とはイメージが異なり、所謂“哀しき悪役”ともまた違った、人間臭さ、ダサさをもったキャラクターとして、ヒーロー側(丹平・淳子)を差し置いてしまうほどの人気を得た。
後番組の昭和版『ヤッターマン』ではこの路線をさらに強調し、「三悪」の呼称と共に「人間臭さと哀愁に溢れた独特の魅力を醸し出す人物像」を定着させ、シリーズそのものを象徴する存在にまで名を高めるに至った。
昭和版『ヤッターマン』は全108話にわたって放送され、タツノコプロとフジテレビの袂別(詳細は イタダキマン の項目を参照)以降も、テレビ東京で繰り返し放送されたため、元祖であるマージョ一味よりもドロンボーの方が一般に浸透することになった。現在はドロンボーが三悪を代表する形で関連作品に出演する機会も多い。
「人間臭さと哀愁に溢れた独特の魅力」はストーリー重視となった『タイムパトロール隊オタスケマン』の「オジャママン」以降、人間関係のしがらみをさらに深く描くようになり、『イッパツマン』の「クリーン悪トリオ」で最高潮に達した。
構成
三悪に位置するライバル3人組は基本的に
の3名で構成される(シリーズによってはボスなど別のポジションがいることもある)。善悪の立場が入れ替わる一部の作品でも「主人公勢力の対立軸にある3人組」という図式は変わらないため、結局は実質的な悪役(敵役)として描かれる。
序列は、初代『タイムボカン』『ヤッターマン』では女性リーダー(マージョ・ドロンジョ)→怪力担当(ワルサー・トンズラー)→頭脳担当(グロッキー・ボヤッキー)だったが、『ゼンダマン』以降は女ボス→頭脳担当→怪力担当の順になっている。
詳細は「後期ボカンの三悪たち」も参照。
「ヨイヨイサー!!」(マージョ一味)、「アラホラサッサー!!」(ドロンボー)など独特の掛け声があるのも特徴。
「女性リーダー」は「お色気担当」とされることも多く、実際『ゼンダマン』のムージョまでは善玉側が惑わされることもあるほどだったが、『タイムパトロール隊オタスケマン』のアターシャは公式設定で30代とされ、以降は嫁き遅れ属性がついた残念な美人扱いされるようになっていく。
三悪の声優
2015年6月に怪力担当役のたてかべが死去、同年10月に頭脳担当役の八奈見が病気療養に伴う完全休業に入った(その後2021年12月に死去)ことを受け、『夜ノヤッターマン』でドロンボーの子孫を演じた喜多村、平田、三宅の3名が最新作『タイムボカン24』及び『タイムボカン 逆襲の三悪人』でも三悪役として続投し、三洋物産のパチンコ『CRヤッターマン』『Pヤッターマン』でもドロンボーのキャストを担当するなど、実質上2代目の三悪の声優陣となっている。
そして、2024年7月には初代三悪での最後の一人だった小原が死去した事により、ついに長年三悪として親しまれた小原・八奈見・たてかべの三人全員が鬼籍に入ってしまった。
三悪の親玉の配役は昭和のシリーズでは固定されていないが、後述の『ヤッターマン』のドクロベエの影響もあってか、平成時代の『怪盗きらめきマン』ではドクロベエ役の滝口順平が務め、滝口の死去後に制作された『夜ノヤッターマン』『タイムボカン24』『タイムボカン 逆襲の三悪人』ではモノマネ芸人のホリが引き継いだ。
歴代三悪
作品名 | 組織名 | 女性リーダー | 頭脳担当 | 怪力担当 | 黒幕 | 三悪+α |
---|---|---|---|---|---|---|
タイムボカン | マージョ一味 | マージョ | グロッキー | ワルサー | 不在 | 不在 |
ヤッターマン | ドロンボー | ドロンジョ | ボヤッキー | トンズラー | ドクロベエ | ドクボン、ネエトン(どちらもリメイク版のみ) |
ゼンダマン | アクダマン | ムージョ | トボッケー | ドンジューロー | 不在(※1) | ニャラボルタ、裁判マシーン |
タイムパトロール隊オタスケマン | オジャママン | アターシャ | セコビッチ | ドワルスキー | トンマノマント | ゲキガスキー、東南長官(※2) |
ヤットデタマン | ミレンジョ一味 | ミレンジョ姫 | ジュリー・コケマツ | アラン・スカドン | 不在 | ドンファンファン伯爵、コマロ王子 |
逆転イッパツマン | クリーン悪トリオ | ムンムン | コスイネン | キョカンチン | コン・コルドー | ミンミン、隠球四郎 |
イタダキマン | 二束三文トリオ | ヤンヤン | ダサイネン | トンメンタン | 不在 | 孫田空作、竜子 |
怪盗きらめきマン | 花の刑事トリオ | ルージュ | ヒエール | オンドレー | どきどきドグリン(※3) | 不在 |
夜ノヤッターマン | 新生ドロンボー | レパード | ヴォルトカッツェ | エレパントゥス | 不在 | オダさま、ガリナ、アルエット |
タイムボカン24/タイムボカン 逆襲の三悪人 | アクダーマ | ビマージョ | ツブヤッキー | スズッキー | オヤダーマ | 不在 |
DORONJO/ドロンジョ(※4) | 不明 | 泥川七音 | 飛悟 | 匠苑 | 不在(※5) | 瑛磨(※6)、小恋 |
異世界ドロンジョの野望(※7) | 不明 | ドロクレア | ボヤトリス | トンズレッタ・アリアス | 不在 | 不在 |
※1:実は存在するが、ネタバレになるため詳細は『アクダマン』の項を参照。
※2:タイムパトロール隊の長官で善玉側の人間だが、オジャママンの表の顔がタイムパトロール隊アターシャ班のため、ヒカル班ともども「オタスケマンに助けられるとは情けない」として毎回「愛の特訓」を課す(アターシャ班がほぼ毎回厳しい特訓を引き当てるので、ヒカル班(=オタスケマン)は楽な特訓で済む。ただし一度だけ、アターシャ班が楽な特訓を引き当てた)実質上のおしおき担当キャラ。
※3:最終盤のネタバレになるので、詳細はこちらを参照。
※4:WOWOWで2022年に放送された、後にドロンジョとなる女性の過去を描いた実写ドラマ。
※5:ただし最終回のエピローグにて新たな黒幕が登場する。
※6:飛悟や匠苑より立場は上だが、公式ブックにて「リーダー格」と紹介されているためここに記載。また、彼に仕事を斡旋する橘という運び屋の男がいる。
※7:2023年に発売されたライトノベル。ドロンボーだけではなく、現状唯一となる女性のみで構成された三悪が登場する。
諸般の事情によって制作が頓挫し、設定資料のみ存在する三悪
作品名 | 組織名 | 女性リーダー | 頭脳担当 | 怪力担当 | 黒幕 | 三悪+α |
---|---|---|---|---|---|---|
タイムボカンエクスプレス ダレダマン | 不明 | パンドール | ヘロヘロ | トンネル | ソンデモンデ | 不明 |
タイムボカンウォーズ サッパリマン | シャークラー | ジョカルト | チンドルフ | ブルゲンス | シャックリー総統 | 不明 |
デザインの変遷
三悪の容姿は以下のような特徴に基づいてデザインされる傾向にある。
- 女性リーダー:金髪、碧眼、吊り目、ナイスバディの美女
- 頭脳担当:出っ歯、赤く大きな高い鼻、カイゼル髭、長身痩躯
- 怪力担当:豚鼻、口周りを占める青々としたヒゲ剃り跡、剥き出しの歯、背は低くごつい体格
ただし、作品によってはこれに倣わない場合もある。
特に『ヤットデタマン』の頭脳担当と怪力担当はそれが顕著である。
頭脳担当のジュリー・コケマツはヒゲがなく小顔になり、普段はガニ股ではないなど全体的に若い感じになったものの、小さくなったとはいえ赤い鼻と出っ歯があるためまだわかりやすい方だが(『タイムボカン王道復古』でコスイネンに「シリーズで唯一顔が違う奴」と貶された際「小生の気にしてることを!」と激昂している)、怪力担当のアラン・スカドンに至ってはすきっ歯で顎ヒゲを蓄えた巨漢になっており、別人レベルで顔や身長・体格が異なる(喋りも他の怪力担当の関西弁と異なり、ルー語のような英語混じりになっている)。
とはいえ『ヤットデタマン』が特に顕著というだけで、細かいデザインの変化は割とよく見られる。
頭脳担当は「怪力担当より背が高く痩せているが、女性リーダーより背が低い」イメージがあるが、グロッキーはマージョより背が高いほか、鼻の色や髭の形なども細かく違っている。例として、グロッキーとボヤッキーの鼻は赤茶色に近いが、トボッケー以降(コケマツ以外)はピンク色で表現されている。
また、怪力担当はキョカンチンとトンメンタンはドワルスキー以前よりやや小柄でぽっちゃり気味の体型、特にキョカンチンは抑揚に訛りはあるものの関西弁ではなく「であります」口調(元軍人のため)でイメージが異なる。オンドレー以降はドワルスキー以前のデザインに戻っている。
女性リーダーもシリーズを通して髪の色や髪型が全く異なる。また、昭和時代の作品とそれを受け継いだ平成版『ヤッターマン』に対し、ルージュとビマージョは唇が薄くなり目が大きくなるなど、時代による「アニメ美女」の変化を受けたデザインになっている。変化を一番繰り返しているのは実は女性リーダーといっても過言ではない。
関係性
『タイムボカン』終了時、後番組の『ヤッターマン』の予告でマージョが「今度はドロンボーに名前を変えて活躍だ」という趣旨の発言をしたため、マージョ一味とドロンボーは同一人物とする向きもあった。また、以降のシリーズでも「これまで数年間(シリーズ放送期間)やられっぱなし」「(過去のシリーズの主役を見て)どこかで見たことがある」といったセリフがでたこともある。
しかし、これはタイムボカンシリーズ“お約束”のメタ発言(楽屋裏ネタ)の一つと思われ、現在は全員が別人という設定が定着している(ただし、血縁関係があったりするなど何かしらの接点があることが多い)。
一方、シリーズを通して以下のように回想として過去の三悪が登場するなど、同一人物かのように描かれた事例は幾例かある(上記のようにメタ発言やお遊びの可能性もあるが)
- ゼンダマン第32話でドンジューローの回想として、マージョ一味やドロンボーを思い出すシーンが挿入される。
- オタスケマン第1話でアターシャがオジャママン男性陣に対して「またこんな奴らとやっていかなくちゃならないなんて」と今までの三悪が同一人物であるかのような発言を行ったほか、放送開始前のてれびくんの記事でも「わてら初めて正義の味方よ~ん」というオジャママンのセリフが書かれた。
- イッパツマン第14話では休憩中に嘆くコスイネンの回想にタイムボカン~ヤットデタマンまでの歴代三悪の男性メンバーが登場。ただしワルサー~ドワルスキーまでの怪力担当(ドンジューローは顔が映らず)はキョカンチンと同じ顔になってた他、グロッキー~セコビッチまでの頭脳担当もコスイネンのような風貌になっていた。
エンディングテーマ
昭和時代のテレビアニメは、主題歌はOP・EDとも主人公サイドをテーマにした楽曲が定番だったが、『タイムボカン』のエンディングテーマは、敵役であるマージョ一味をテーマにした曲が採用された。そして、三悪の人気が高いことから以降のシリーズにもこの路線が継承された。
『ヤットデタマン』の『ヤットデタマン・ブギウギ・レディ』のみ歌詞はヒーローの名前が使われているものの、流れるアニメはミレンジョ姫一味が主体に登場している。
一方、このED曲を「三悪声優(小原・八奈見・たてかべ)」が歌っているというイメージが強いが、小原・八奈見・たてかべが歌ったテレビシリーズ用ED曲は『天才ドロンボー』『ドロンボーのシラーケッ』『アー・ウー・オジャママン』の3タイトルのみである。
『それゆけガイコッツ』は八奈見・たてかべが歌っているイメージが強いが、実際にはプロ歌手デュオのロイヤル・ナイツが歌っている。これ以外も、先の3曲以外は作詞・作曲の山本正之自身を含めてプロ歌手が歌っているほか、著名な『シビビーン・ラプソディー』も山本の曲である。
この路線は『怪盗きらめきマン』の『フララン ランデブー』まで継承されたが、「タイアップ曲を使うことで収益を得る」という近年のアニメビジネス構造の流れには逆らえず、平成版『ヤッターマン』以降は他の多くのアニメ同様にタイアップ曲を使用している(ただし『タイムボカン24』の後期ED『激ヤバ∞ボッカーン !!』は、TVバージョンのみビマージョのセリフが入っている)。
本当に1勝以外全敗なのか
シリーズ公式に認定されている三悪側の勝利は、サブタイトルも「シリーズ初!悪が勝つ」とされた『逆転イッパツマン』第30話のみである。これもコスイネンの功績は大きかったものの、クリーン悪トリオは認識していないが結局は隠球四郎がとどめを刺す形だったため、やや濁されがちである。
だが、「本当に悪玉側はこれ以外は全敗したのか」の議論において、いくつか「これは実質三悪の勝利、もしくは引き分けだったのでは?」といえるケースがいくつかある。
- 『ヤッターマン』(昭和版)第45話「雪女の秘密だコロン」
- ドロンボーメカ・バスガマシーンがヤッターワンを仕留めるべく追尾機能つきのガリガリミサイルを発射するが、発射装置のトラブルでミサイルに引きずられる形になり、そのままヤッターワンに激突して大爆発、結果刺し違える形でヤッターワンは大破し行動不能となった。この時はヤッターマンもファンファーレメカの牽引するソリにヤッターワンの残骸を乗せて帰還するという、ドロンボーのおしおき三輪車に負けず劣らず悲愴感の漂う帰還となった。
- その後ヤッターワンはガンちゃんが1週間徹夜で修理・改造し、ヤッターキングへ生まれ変わった。
- ちなみにこの回はアイちゃんも変顔をさせられるなど、ヤッターマンが割とさんざんな目に遭った回である。
- 『ゼンダマン』第51話「命のもと発見!ゼンダマン」★
- ゼンダゴリラがアクダマンの恐竜メカの必殺ウルトラ36文パンチで大破して戦闘不能となり(しかもこの時はゼンダコトラでも修理できず、一旦基地に戻る必要があった)目の前にあったマルヒ沼の黄金色に輝く水(命のもと)を全て持ち去られてしまう。ゼンダゴリラは次回の最終回・第52話でリベンジするものの、この時はアクダマンは乗っておらず、命のもとの独占と持ち逃げを図った黒幕が1人で操縦しており、アクダマンにすら刃を向けた状態だった。つまりアクダマンとは、事実上最終回では戦っていないとも取れる。
- 『タイムパトロール隊オタスケマン』第52話「オタスケマン大ピンチ!」★
- この回でオタスケマンが操縦していたオタスケキンタは、オジャママンのジュゴンメカとの戦闘で投げつけたマサカリを跳ね返されて両脚を切断された上、アルプス名物ヒエヒエ吹雪で氷漬けにされ行動不能に陥る。さらにメカから脱出したヒカルとナナも、そこを網で捕縛されてしまう(実はここでセコビッチはそのままとどめを刺そうとしたが、ゲキガスキーがオタスケマンの正体を暴くことを優先した)。その後次回の最終回・第53話で、ヒカルとナナからの連絡がないことを案じたヒネボットが自らオタスケサンデー号で救援に向かったことで窮地を脱し、時限爆弾つきのジュゴンメカの尻尾を逆に利用して勝利した。
- しかしその最終回で、オジャママンには(「命懸けで地球の危機を救った英雄になる」という形で)各々の究極の目的の達成を許すことになる。
- 『タイムボカン24』第13話「サンタクロースは○○だった!」
…など、割と際どい所まで行ったケースはいくつかある。さらにいうと、『怪盗きらめきマン』は「主人公側が怪盗で三悪が刑事」という設定ゆえ、本編中ほぼ通して主人公側が悪玉とされている。
三悪に準ずる3人組
3人一組のライバル・敵役集団が登場する作品は極めて多岐に渡り、それを逐一列挙すると膨大な数となるため、ここでは三悪の定義とされる
- 条件1『人員構成』:常に行動を共にする女性1人、男性2人のグループ
- 条件2『役割担当』:女性→リーダーor美女、男A→メカニックor識者、男B→力自慢or大男
- 条件3『赤の他人』:一切の血縁関係のない純粋な他人同士
の3点、即ち「明らかに三悪をオマージュしたと連想できる3人組」を判別要素とし、これに全て該当する3人組のみを記載対象とする。
ただし、風貌や役柄にどれだけ上記3点の共通性がないとしても、「制作側が三悪をオマージュした事実を認める確証を提示できる3人組」についてはその限りではない。
なお、他にここにも3人一組のライバル・敵役集団が列挙されているので、興味があったら参照されたい。また桂歌丸司会時代の『笑点』におけるブラック団が、「かの三悪を彷彿とさせる」と語るファンもいたりする。
漫画
アニメ
先に三悪(に準ずる者)が登場するのが多いシリーズについてあげていく。
アニメという「タイムボカンシリーズ」と同じ媒体のためか、比較的に多い。
ガンダムシリーズ
作品名 | 組織名 | 構成員 |
---|---|---|
機動戦士ガンダム00 | チームトリニティ | ヨハン・トリニティ、ミハエル・トリニティ、ネーナ・トリニティ |
機動戦士ガンダムSEED | オルガ、シャニ、クロト | |
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY | ステラ、スティング、アウル |
デジモンシリーズ
ビックリマンシリーズ
作品名 | 組織名 | 構成員 |
---|---|---|
スーパービックリマン | 天魔界 | 魔スターP、ダークヘラ、魔皇サラジン |
新ビックリマン | 創聖童鬼 | アッシラ王、真因如、聖ピカギリ |
ビックリマン2000 | バカラ軍団 | バカラ軍曹、ダンディーラー、ピンゾロイド |
プリキュアシリーズ
作品名 | 構成員 | 主導権 |
---|---|---|
フレッシュプリキュア!前半 | イース、ウエスター、サウラー | 総統メビウス |
フレッシュプリキュア!後半 | ノーザ、ウエスター、サウラー | メビウス |
ハートキャッチプリキュア! | サソリーナ、クモジャキー、コブラージャ | デューン |
HUGっと!プリキュア | ジェロス、ジンジン、タクミ | ジョージ・クライ |
ポケモンシリーズ
その他のアニメ作品
作品名 | 組織名 | 構成員 |
---|---|---|
クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 | ブタのヒヅメ | バレル、ブレード、ママ |
ブロッカー軍団IVマシーンブラスター | モグール帝国 | ヘルクイーン五世(第1話~第26話)、ヘルサンドラ(第28話~第38話)、ゴロスキー、ザンギャック |
とびだせ!マシーン飛竜 | ゼニゼニチーム | イカリーヌ、ツンツン、オッカナビッチ |
映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記 | 宇宙海賊団 | メーバ、ハイド、オーゴン |
ふしぎの海のナディア | グランディス一味 | グランディス・グランバァ、ハンソン、サンソン |
黄金戦士ゴールドライタン | イバルダ軍団 | マンナッカー、サヨッカー、ウヨッカー |
爆風童子ヒッサツマン | アクダマ三姉妹 | ビージョ、プージョ、パージョ |
万能文化猫娘 | 三島重工 | 夏目晶子、今日子、ありさ |
ガールズ&パンツァー | カメさんチーム | 角谷杏、小山柚子、河嶋桃 |
六門天外モンコレナイト | コレクション伯爵一味 | コレクション伯爵、バッチィ、グーコ、竹中忠左衛門(※1) |
時空探偵ゲンシクン | TPレディ一味 | TPレディ、ダイナ、マイト |
Bビーダマン爆外伝V | デビル三銃士 | アクマント、ドクダンディ、ゲストラー |
カミワザ・ワンダ | バグバイツ | テララ、メガガ、ギガガ |
怪獣娘(黒)〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜 | ブラックスターズ | ブラック指令、ノーバ、シルバーブルーメ |
超電磁ロボコン・バトラーV | 第二次キャンベル星侵略軍 | 女帝ジャネラ、ワルキメデス、ダンゲル |
トミカ絆合体アースグランナー | ダークスピナー | チャンバー、クラッチ、オイラー |
新章デュエル・マスターズ | ウサギ団(※2) | ラビット大佐、ぴょんこ姫、カバまろ |
アイシールド21 | ハァハァ三兄弟 | 十文字一輝、黒木浩二、戸叶庄三 |
YAT安心!宇宙旅行 | ガノン幹部 | バラス、サグール、ドツーク |
遊戯王DM | ドーマ三銃士 | ラフェール、アメルダ、ヴァロン |
超特急ヒカリアン | ブラッチャー | ブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー |
※1:肩書き的にはコレクション伯爵の執事(部下)だが、「坊ちゃまを男の中の男にする」と称して特訓(おしおき)を課す「三悪+α」キャラ。
※2:ただし、公式では敵であっても悪ではないとされ、実際ジョーに対してアンティ(勝者が敗者からカードを奪う行為)を強要する以外には特に悪事は犯していない。そのアンティもすべて未遂に終わっている。
人形劇
ゲーム
作品名 | 組織名 | 構成員 |
---|---|---|
GODHAND | 悪の3人組 | コンチータ、メラン、テッキュウ |
GUNBIRD | 盗賊団トランプ(※1) | ルージュ、エース、クロード |
GUNBIRD2 | クイーンパイレーツ(※2) | シャーク、ギミック、ブレード |
サイバーボッツ | デビロット一味(※3) | デビロット・ド・デスサタンⅨ世、地獄大師、Dr.シュタイン |
究極戦隊ダダンダーン | ハッピードロッパーズ(※4) | ハッピー、ミスター・珍、ガルガ |
古代王者 恐竜キング | アクト団工作員トリオ | ウサラパ、ノラッティ~、エド |
.hack//G.U. | ケストレル | ボルドー、ネギ丸、グリン |
FINAL FANTASY Ⅹ-2 | ルブラン一味 | ルブラン、ウノー、サノー |
真・魔装機神 | 西方騎士隊(従者位) | ヘレーナ、ブラッキー、ドロービ |
ラストピリオド | ワイズマン | ミザル、キカザル、イワザル |
ディスガイアD2 | クリチェフスコイ派 | グロッソ、レーニア、ガルングン |
牧場物語3~ハートに火をつけて~ | レジャーランドカンパニー | アリス、チャールズ、ドジソン |
ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝 前編:碧の仮面 | ともっこさま | キチキギス、マシマシラ、イイネイヌ |
ロックマンDASH | ボーン一家 | ティーゼル・ボーン、トロン・ボーン、ボン・ボーン |
※1・2:共にキャストが三悪と同じである。
※3:デザイン担当の西村キヌ曰く、本当は『不思議の国のアリス』と『ドラゴンクエストⅣ』のアリーナ一行が元ネタ(Dr.シュタインは巨漢だが頭脳担当で、地獄大師はお目つけ役なので怪力担当がいない)。しかし西村がカプコンを退社したのに加え、セガサターン版では地獄大師のキャストを八奈見が担当し、セリフにはない「ポチッとな」の音声が収録されているなど、今では公式でも完全に三悪扱いとなっている。また2008年発売のカプコンの対戦格闘ゲーム『タツノコVS.CAPCOM』のドロンジョEDではドロンボーとの共演が実現し、「真の三悪の座」をかけて対決した。
※4:ドラマCDではキャストが三悪と同じである。
特撮
作品名 | 組織名 | 構成員 |
---|---|---|
超星艦隊セイザーX | 宇宙海賊デスカル | アクアル、ブレアード、サイクリード |
トミカヒーローレスキューフォース | ネオテーラ三大幹部 | マール、サーン、シーカ |
トミカヒーローレスキューファイアー | ジャカエン三幹部 | ウカエン、サカエン、チュウカエン |
五星戦隊ダイレンジャー | ゴーマ3ちゃんズ | 神風大将、墓石社長、電話先生 |
炎神戦隊ゴーオンジャー | ガイアーク三大臣 | ヨゴシュタイン、キタネイダス、ケガレシア |
爆上戦隊ブンブンジャー | サンシーター | デコトラーデ、イターシャ、ヤイヤイ・ヤルカー |
ウルトラマントリガー | 闇の三巨人 | カルミラ、ダーゴン、ヒュドラム |
仮面ライダーウィザード | 上級ファントム | フェニックス、メデューサ、グレムリン |
仮面ライダーリバイス | デッドマンズ(※1) | アギレラ、オルテカ、フリオ |
テツワン探偵ロボタック | ゴールドプラチナ社 | トラボルト、ダークロー、カバドス |
重甲ビーファイター | ジャマール(※2) | ジュラ、シュバルツ、ギガロ |
※1各メンバーのテーマカラーがドロンボーと一致する(アギレラ=ドロンジョ、オルテカ=ボヤッキー、フリオ=トンズラー)、「グラシアス!デッドマンズ!」という掛け声があるという大きな特徴がある。
※2アメリカ向けにローカライズされたビートルボーグではそれぞれジャラ、ノシック、トリプスという名で登場、コミカルな言動などより三悪を思わせる要素が強まっている。
パロディ
小原、八奈見、たてかべの3名は主役・脇役を問わず様々な当たり役を持つため、各自がアドリブで他作品の持ち役を遠回しに演じる場合があり、特に2008年の『ヤッターマン』リメイク版では小原が『ドラえもん』ののび太を、同じくたてかべがジャイアンをあからさまに演じるシーンがいくつも存在する。
無論、後者は制作側の意図的な演出手法で、他局のテレビ番組(『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダム』『NHK紅白歌合戦』など)を彷彿とさせるストーリー設定やデザイン、小道具を敢えて「全面的許諾を前提に放送業界を敵に回すように見せるパロディ化」に落とし込むことで視聴者の驚きを誘う狙いからであり、上述の持ち役ネタもその一つである。
この逆のパターンも存在し、コナミのゲーム作品『実況おしゃべりパロディウス』では1人で吹き込みを担当した八奈見による「全国の女子高生の皆さん」「ポチッとな」などが、翌年にスーパーファミコンからプレイステーションとセガサターンにハードを移した強化移植版でも吹き込みに後から参加した小原による「スカポンタン」などが収録され、上記の通り3人揃って吹き込みを担当した彩京のゲーム作品『GUNBIRD』(コンシューマー版)では各キャラクターの会話音声はもとより、プロフィールの一部にも『ヤッターマン』や『ドラえもん』の設定が反映されている。
関連イラスト
- 元祖三悪
「それでは行きますですよマージョ様、今週のハイライト !! ブチュッとな」
- 本家三悪
「お前たち、や~っておしまい !!」
「アラホラサッサー !!」
- 新生三悪
「清く正しく美しく。ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない !!」