プロフィール
所属校 | 県立大洗女子学園 |
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学年 | 3年生 |
所属チーム | Eチーム(カメさんチーム) |
担当 | チームリーダー・戦車長・通信手(名目上※)・砲手(対プラウダ高校戦後半~) |
身長 | 142cm |
出身 | 茨城県水戸市 |
現住所 | 大洗女子学園女子寮 |
家族 | 父・母 |
誕生日 | 1月1日(やぎ座) |
年齢 | 17歳 |
血液型 | AB型 |
好きな食べ物 | 干し芋 |
好きな教科 | 家庭科 |
趣味 | 料理 |
日課 | なし |
好きな花 | ひまわり |
好きな戦車 | T28 |
CV | 福圓美里 |
※一応対聖グロリアーナ女学院戦等では通信手の仕事はしている。
概要
大洗女子学園の強引ながら有能な生徒会長。3年生。小柄だが、その手腕は豪快で大ざっぱ。よく好物の干し芋を食べている。
西住みほを戦車道に引っ張り込もうとしている張本人で、大洗女子における戦車道の復活を目論み、経験者であるみほに誘いをかけた。
この際に至ってはみほが戦車道にトラウマを抱えていることなど知ったこっちゃないと言わんばかりの強硬な手段を取った。生徒会にあるまじき人権剥奪行為ではあるが、これには生徒会なりの事情があったことが後で発覚する。
他にも、廃部が決定したバレーボール部の磯辺典子が直談判しに来た際、戦車道で優秀な成績を修めたらバレーボール部を復活させて欲しいという要求を出され、これを了承している。ただし口約束で。
自らも戦車道に参加しカメさんチームのリーダーとして38(t)戦車に搭乗する。
容姿
セミロングの茶髪で、黒のリボンでツインテールにしている。
先述した通り小柄で、身長が低いため、本人は一人では戦車に乗ることができないらしい。
性格
端的に説明するなら、普段は間延びしているが、真面目な時は真面目、だけど高圧的なのが玉に瑕、と言ったところ。
学園への想いが強く、学園艦教育局の辻廉太により大洗女子学園の廃校を通達されるや否や、どうにかして廃校を免れようと奮闘していた。
と、こう書けば生徒会長として生真面目なように見えるが、実際のところ社長プレイに徹しているような行動を取っており、みほやそど子らを無理やり戦車道に引き入れては、自身は怠けがちな方。
カメさんチームでは車長および通信手を務めている…ということになっているが、基本は砲塔の下で好物の干しいもを食べているだけの様子。
その分の仕事は全て忠実な腹心である河嶋桃が担っており、各チームの車長のカットインが入るシーンでも磯辺典子やエルヴィン、澤梓らと並ぶのは桃である。
廃校を免れたいという想いは本物のようだが、負ければ希望が費える本番の試合においても、プラウダ高校戦までは社長プレイに徹している辺り、どこまで本気か怪しかったりする。良い言い方をすればそれだけみほのことを信頼していると見えるが、悪い言い方をすれば無理やり引き入れたみほに全てを責任転嫁しているようにも見える。
しかし、大洗女子チームが優勝した時は、みほに学園を守ってもらったことを感謝し、思いっきりハグ(だいしゅきホールド?)をしたり、大学選抜チームとの戦いをすることになった際はみほを気遣ったりしており、決して傲慢な性格ではない。
廃校の件においても、真実を告げて周りを絶望させないようにと、その時まであえて話さずにいたので、人知れず重い責務を周りに押し付けずに抱え込んでいたのである。
強引ながらも、全ての生徒を想うその様は、まさに生徒会長としての責務を全うしていると言える。
スペック
戦車道に関しても、2話の戦車探しでは生徒会は参加せず、同話で戦車を洗うのも小山柚子、
作戦立案や戦車指揮は河嶋桃と、一見するとまるで役に立ってないように見えるが、
- 戦車道を復活させるにあたり、大規模な説明会と派手な特典で選択者を確保
- 作戦会議では、周りから異論が出ないような自然な流れでみほを隊長に抜擢
- みほ達への脅しであったあんこう踊りに「連帯責任」と自らも参加
- 他校との試合では隊長であるみほに代わって対外的な看板を務める
………など、人を見る目、人を動かす力に優れ、抜群のリーダーシップを見せている。
本人も戦車道を楽しんでいる様子で士気も高く、決してやる気が無いわけではない。
自分で動くのではなく各々の長所を活かしてチームを導いていくカリスマ性が彼女にはあるのかもしれない。奔放で個性の強い大洗女子の面々を精神面からまとめているのは彼女に他ならないと言えるだろう。
なお、練習からしてまともに戦車に触れてすらいないのにも拘らず、初めて自主的に動いたプラウダ高校戦では砲手として優れた実力を発揮するあたり、元々のスペックはかなり高いようである。
戦車に関してかなりの知識を持っているような台詞を度々言っているが、元々詳しいのか戦車道を始めるにあたって学んだのかは不明。他にもケイやアンチョビなど他校の戦車道チームの隊長たちと面識があるようなやり取りをするなど、その経歴には謎が多い。
趣味は意外なことに料理で、OVA2話でその実力をうかがえる。
本人が豪語するほどジャンケンが強く、50連戦であいこを3回程挟んだだけで1敗もしていない。この確率は50回中3回あいこで残り全て勝つ確率と考えて約2.73×10^-18%。ちなみに宝くじで1等が当たる確率が約1.0×10^-5%と言われる。数学的には30万分の1以下は0と見なせるという事を考えるととんでもない確率であることがわかる。そのあまりの運の強さから、自動車部の物資不足(実際は柚子の早とちり)の折には予算捻出のため、桃から宝くじを買うように頼まれたこともある。
客商売もお手の物であり、魚屋でアルバイトをした際は言葉巧みに魚を売り捌き、本職の魚屋さながらの働きぶりを見せた。
そんな彼女だが、桃に会長日記なるものをつけられている模様。
劇場版
『劇場版』では、エキシビションマッチ後の親睦会の途中に放送で学園艦に呼び戻され、そこで学園艦教育局の辻から廃校決定が告げられる。
辻は「廃校撤廃は口約束で確約したわけではなく、あくまで『廃校は考える』という方向だった」と約束を反故した。
約束を反故されたことに納得がいかず、立て篭もって徹底抗戦を主張する一同を逆らえば他の生徒達はもちろん、学園艦に住む一般人の迷惑にもなると諭しながら説得し、泣く泣く下船させる。
しかし、杏は下船後も一人で廃校撤廃に向けて奔走し、蝶野亜美と戦車道連盟理事長・児玉七郎、さらに西住流家元・西住しほを味方に付けて直談判し、辻がうっかり口にした「大学強化チームに勝てれば」という言質を聞き逃さずに付け込み、誓約書をしっかり書かせた上で、大学選抜チームとの試合を決定させた。
大学選抜チーム戦ではどんぐり小隊の一員として、謎の砲撃の正体を探りに行く。
その正体であるカール自走臼砲を撃破すべく「殺人レシーブ」作戦が実行されたがあえなく失敗。
しかし、機転を利かせて会長がCV33の力を借りて突撃。見事にカールを撃破することに成功する。
その後は、迷路内にて、あんこうチームとの連携やGPSでの連絡を元に敵を撃破するなど、様々な活躍をした。
そして、各強豪校チームの援軍とともに大学選抜チームに挑み、激しい死闘の末ついに勝利を手にして正式に廃校撤廃を掴み取ると、帰って来たみほに前回よりも豪快なだいしゅきホールドをした。
主な活躍
- 対プラウダ高校戦後半では砲手を桃と交代し、桃を装填手に集中させる配置で、最前面に立って突撃を敢行し迎え撃つ敵のT-34を1両撃破し、包囲を脱出する味方を援護するための右方向に逸れて捨て奸として敵に乱戦を挑む。
- 唯一敵戦車を行動不能にできる近接戦で敵を撹乱。IS-2とT-34の計4両を相手取り、3両のT-34の内、2両撃破、1両損傷させる大戦果をあげる。
- 対黒森峰戦では、みほ率いる本隊とは別行動をとり、森の中からの奇襲攻撃や「おちょくり作戦」で本隊を追撃する黒森峰の部隊を撹乱する。この時、狙った敵車の履帯を破壊しまくっており命中精度の高さがうかがえる。
- 大学選抜戦ではCV-33をカタパルトにして飛びカール自走臼砲の砲口にヘッツアーの砲弾を打ち込んでカール自走臼砲を行動不能にした。
余談
何かと対立しがちな辻であるが、悪役っぽく描かれている彼と杏は、案外似た者同士だったりする。
口約束は約束ではないと辻に言われたことを不服そうにしているが、彼女もアンチョビらに口約束で話しており、本気でそれを守ろうとしているのかが怪しい。
また、権力を振りかざして脅迫したりと強引に事を進める辻に対し、杏もまた生徒会としての権力を振りかざしては同じように脅迫したりと強引な手段を取っている。
そして、どちらも目的のためなら何が何でもと徹底した方法を選択している。目的が相反するものでなければ、恐らくは気が合うところがあったかもしれない。
『もっとらぶらぶ作戦です!』では、好物の干し芋の在庫が学園艦中から切れた際、一日食べなかっただけで禁断症状的な状態に陥り、周りの人が干し芋に見えたりしていた。
関連イラスト
関連タグ
辻廉太:宿敵(?)
双葉杏:『アイドルマスターシンデレラガールズ』より。名前、幼児体型、ツインテール(結び方は違う)、有能な怠け者つながり。ちなみに好物は干し芋ではなく、飴。
絢瀬絵里:『ラブライブ!』より。母校の廃校阻止を目的とする生徒会長つながり。杏と違って真面目な堅物タイプで柔軟性に欠ける面もあったが、アイドル活動を始めてからは若干、丸くなった。
棗イロハ:中の人、戦車長担当つながり。ただしこちらはマジモンのサボり魔。一応働くが。