概要
CV:飛田展男
『劇場版』から登場。
大洗女子学園の廃校撤回のために自分のもとを訪ねてきた角谷杏と蝶野亜美の主張に理解を示すものの、プロリーグの設立をはじめ2年後に控えた世界大会の誘致に向けて戦車道に力を入れている文科省の面子を潰すわけにもいかないため、最初は彼女たちに力を貸すことに難色を示していたが、最終的に文科省からプロリーグ設置委員会の委員長に推されている西住しほと共に杏の後ろ盾となり、杏と学園艦教育局の辻廉太の交渉の場にも蝶野やしほと共に同席し、終始気まずそうな様子を浮かべていた。
立場の都合上、文科省に対してあまり強く出られないが、彼自身は大洗女子学園に対して好意的なようで、辻が大洗女子学園と大学選抜チームの試合形式を「プロリーグの基本ルールに合わせる」という名目で、保有する戦車が8輌しかない大洗側が圧倒的に不利な「30輌による殲滅戦」に決定すると、裏で手を回してダージリンの呼びかけに応じた西住まほたちの「大洗女子学園への短期転校」に許可を出し、更に彼女たちが乗ってきた戦車について辻が異議を唱えた時は「みな私物なんじゃないですか?私物がダメってルールありましたっけ?」としたり顔でルールの抜け道を提示して彼の言い分を一蹴する強かな一面を見せた。
そして、激しい戦いの末に大洗連合チームが大学選抜チーム相手に劇的な勝利を収めると、ガックリと肩を落とす辻の隣で大喜びしていた。
なお、劇中で大学チームに配備されていたカール自走臼砲のようなオープントップの車輌を戦車に分類することに対して否定的なようで、大洗と大学チームとの試合中にも辻にそのことを問い質しているが、「考え方次第ですよ」の一言で片づけられてしまっている。
『最終章』は台詞は無いが大会本部の席で観戦に訪れている姿が確認できる。
ちなみに、彼の本名は杏が辻に書かせた誓約書にある署名や、「もっとらぶらぶ作戦です!」第6巻で確認できる(現在は公式サイトで本名を確認できる)。
外伝『プラウダ戦記』
プラウダ戦記14話後編に登場。当時はスーツ姿に七三分けの髪型(ただしカツラ)で登場。みほ一年時には副理事長であり、当時の理事長だった乃木坂の尽力で現在の地位にいることが本人の口から述べられている。ただ、当時の高校戦車道の惨状を心苦しく思いながらも何も出来ない自身を歯痒く思う等、板挟みにあっている。それでも自身ができる限りのことを戦車道大会でやってきたものの、悪天候の中で強行された決勝戦においての一連の出来事から、恩のある乃木坂達を告発して戦車道の体質改善をすることを宣言した。
余談
劇場版のEDでは「理事長」としか表記されておらず、本名は劇中で登場する書類にある署名や『もっとらぶらぶ作戦です!』第6巻でしか確認できなかったが、後に公式サイトでも本名が公開された。