大洗連合チーム

おおあらいれんごうちーむ

大洗連合チームとは、『ガールズ＆パンツァー劇場版』において編成された、8校30輌からなる大隊規模の戦車道チームである。

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※以下、劇場版後半のネタバレがあります。

概要

全国大会での優勝を果たしたのにもかかわらず、再度大洗女子学園に突き付けられた廃校の二文字。生徒会長・角谷杏の奔走により、大学選抜チームに勝利することを条件に、大洗女子学園の廃校が今度こそ撤回されるとの確約が取り付けられる。
しかし文科省の担当者は、大洗を勝たせまいと、「プロリーグの基準に合わせる」という名目で著しく不利なルールを押し付けてきた。

試合形式は、最大30輌の殲滅戦。
8輌しか戦車を持たない大洗女子には絶望的な戦いであった。

だが、試合当日、決戦の舞台となる北海道に集結したのは、黒森峰女学園、サンダース大学付属高校、プラウダ高校、聖グロリアーナ女学院、アンツィオ高校、継続高校、知波単学園からの転入生と、彼女らの戦車・計22輌。大学選抜チームからの異議申し立てもなく、30輌という戦力を得た大洗女子学園チームは、経験したことのない大規模戦に臨むこととなる。

参戦に際し、各校の生徒は大洗女子学園への「一時転校手続き」をとっており、形式的には全員が大洗女子の生徒となっている。戦車も「転入生が私物に乗ってきた」という解釈が通るらしく、「連合」という呼称は便宜的なもの。
連合の全員が駆けつけた時には大洗女子の制服を着ているが、これは「一度着てみたかった」というメンバーの意向をくんでダージリンが用意したもの（劇場版ノベライズでは、大洗の制服が投げ売りされている話から、後々の波乱を予見したダージリンがアッサムに買い集めるように依頼している）。
試合開始後は、各自が元いた学校のパンツァージャケットに着替えている。

一見すると、高校戦車道における強豪校ばかり集結して非常に頼もしく見えるが、どのチームも癖や個性が強いために、悪く言えばまとまりがない。試合開始前の作戦会議でも、銘々が好き勝手に作戦を立案し、作戦名を提案するという有り様。もちろん合同練習も一切していない。
とは言え、各校の共通点として、大洗の実力を肌身で感じ、みほの才能と人柄に少なからず魅了されたという点がある。この共通点があるからこそ、互いにバラバラの個性を持ちながら、一つのチームとして試合に臨むことができたと言える。そして繰り返しになるが、どの学校も(一部除いて)強豪校、言うまでもなく個々のポテンシャルは非常に高い。そういう意味では、この大洗連合は間違いなく最高のドリームチームであっただろう。

なお、『最終章』の「無限軌道杯」では、奇しくも参戦した全学校がそれぞれ一回戦突破を果たしている。

部隊編成

30輌の大部隊であるため、3中隊に分けて運用されている。
大隊長の統率の下、各中隊に中隊長及び副隊長を設けて指揮を任せるという形を取る。
当初は中央高地にひまわり中隊が進撃し、両翼をたんぽぽ中隊・あさがお中隊で挟撃する「こっつん作戦」を遂行。
作戦失敗後は小隊に再編成され、遊園地で遊撃戦を展開する。

大隊長：西住みほ