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パンター

ぱんたー

第二次世界大戦期のドイツ製中戦車。V号戦車とも呼称される。戦争中盤からIV号戦車と共にドイツ戦車隊の主力を担い、終戦まで連合軍を苦しめ続けた。
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曖昧さ回避編集

  1. ドイツ語ヒョウクロヒョウ)の意。柄付きのヒョウはレオパルトと区別される。
  2. 第二次世界大戦期のドイツ中戦車本記事で解説
  3. ドイツラインメタル社製最新鋭第4世代主力戦車KF51パンター
  4. ロックマンゼロ2ボスキャラパンター・フラクロス
  5. ガングリフォンの装甲歩行砲システム⇒パンター歩行戦闘車

WW2最強の中戦車?編集

 パンターPanther)は、第二次世界大戦の中盤から後半にかけてドイツ戦車隊の主力を務めた中戦車

 その名はドイツ語ヒョウ)を意味し、V号戦車Panzerkampfwagen V / Pz.kpfw.V)としても知られる。


 有名なティーガーI以上の砲火力、強固な正面装甲、優秀な悪路走破性を兼ね備え、また戦中開発のドイツ戦車としては最も多く生産されたことにより、数的有利で押し寄せる連合軍戦車隊にとって最大級の脅威となった。


 なお、パンターはIII号戦車の後継として開発されたという経緯から一般に中戦車としての分類を受けがちだが、その砲火力・正面防御力および車格・車重は他国の重戦車に匹敵するもの。実際、ソ連赤軍はパンターを重戦車として識別していたという。


開発編集

WW2 GERMAN PANZER MK III TANKソビエト連邦 中戦車 T-34/76
力不足のIII号戦車強敵T-34

 バルバロッサ作戦の発動により独ソ戦が始まった1941年6月。

 III号戦車を主力に据えるドイツ戦車隊は、ソ連赤軍T-34中戦車KV-1重戦車に対して火力・防御力の両方で完全に圧倒されてしまう


 そこで、性能不足のIII号戦車を置き換える後継として計画車重36トンの『VK30.02』開発が開始された。


IF×3VK3002 [試作パンター]
T-34の影響が大きいVK30.02(DB)MAN社案・VK30.02(MAN)

 計画はダイムラー・ベンツ社案・VK30.02(DB)とMAN社案・VK30.02(MAN)の競作となったが、前者が開発遅延したことなどから1942年5月には正式にMAN社案の採用が決定し、同年末にはVK30.02(MAN)試作車が完成。

 1943年1月にはV号戦車パンター(Pz.kpfw.V Panther)として制式化、夏の大規模攻勢に間に合わせるべく急ピッチで量産が進められた。


火力編集

鋼鉄の豹

 主武装は7.5cm砲『KwK 42』。

 これは従来のIV号戦車後期型が搭載していたKwK 40と砲口径こそ同一ながら、装薬量の増大や1.5倍近い砲身の長さにより通常の徹甲弾でも初速900m/s以上という高速を発揮し、その射程や威力は1943年当時の戦車砲として最強格


 ティーガーIが搭載するKwK 36型56口径8.8cm砲以上の対装甲火力でもってT-34M4シャーマンに加え、IS-2のような重戦車の装甲も容易く貫くことが出来た。


  • KwK 42型70口径7.5cm砲の射貫装甲厚(垂直より30°傾斜の装甲に対して)
弾名弾種初速射貫装甲厚/射距離
Pzgr 39/42被帽付徹甲榴弾(APCBC)920m/s138mm/100m,111mm/1000m,89mm/2000m
Pzgr 40/42硬芯徹甲弾(APCR)1,120m/s194mm/100m,149mm/1000m,106mm/2000m

防御力編集

砲塔編集

battle of the bulge豹式!前進!
通常の防盾アゴ付き防盾

 正面の大部分を覆うパーツ、防盾の装甲厚はおおむね100mm厚で、M4シャーマンやT-34の従来の搭載砲をほぼ無力化できた。


 ただし、下部の曲面で跳弾した砲弾が車体上面の装甲を貫通してしまうショットトラップ現象という問題も抱えており、これの対策として後期型には下部に張り出しの設けられたアゴ付きが導入されている。


車体編集

Panzer V Pantherpanther tank with night viaion
車体側面下部シュルツェンが1枚無い

 正面は80mm厚だが、垂直から55°ほど傾けられた傾斜装甲の効果により実質的にティーガーIを凌駕する140mm厚程度の防御力を発揮。

 これを射貫できる連合軍の戦車砲は一部の強力なもののみに限られた。


 他方、側背面は40mm~50mm厚と非常に薄く、ドイツ軍の教本『パンターフィーベル』でも敵に晒してはならない弱点として強調されている。特に脆弱な側面下部に関しては、歩兵携行の対戦車ライフルでも射貫可能なほどだった。

 一応、対戦車ライフル対策としてはシュルツェンと呼ばれる側面下部の増加装甲があり、43年4月以降の生産車はほとんどがこれを施した状態で供給されている。

 ただ、シュルツェンは走行中にぶつけたり戦闘中に撃たれたりすると剥がれ落ちることもあったようで、戦場写真では欠損していることも多い。


機動力編集

パンターD型

 厚い装甲と重戦車並みの巨体が相まって車重は45トンにまで嵩んでいるものの、700馬力の高出力を発揮するマイバッハ社製HL230P30水冷4ストロークV型12気筒ガソリンエンジンの助力により、その出力重量比は他国中戦車と同等だった。

(1943年11月以降の生産車では機械的信頼性確保のため最大出力が600馬力に制限されている)


 さらに当時の戦車としては走行装置が非常に凝っているという特徴があり、大型で複雑ながら優秀な悪路走破性を提供するダブルトーションバー方式サスペンションと接地圧の大幅低減を図った挟み込み式転輪の組み合わせにより、その走破性は10トン以上軽量なM4シャーマンやT-34にも全く引けをとらないレベルの優秀さだった。


 ただし、この凝った走行装置が原因で整備の煩雑化・故障率の増大など負の影響もあった。

 特に、ダブルトーションバー方式に関してはパンター以降のもっと重いドイツ戦車でも全く採用されておらず、凝り過ぎたらしいことが分かる。


運用・実戦と評価編集

V号戦車パンターD型 1943イラストでわかる!Ⅴ号戦車パンター【戦歴編】
擱座エンジン火災

 初の実戦投入となったのは東部戦線で1943年7月に発起したクルスクの戦いだったが、あまりにも急ピッチだった量産に起因して数多くの初期不良(駆動系破損、エンジン火災など)を生じ、その多くは放棄されてしまった。

 その惨状は、投入全車259輌(100%)のうち75輌(29%)が故障などで落伍、攻勢発起時点で既に184輌(71%)にまで減ぜられていたという事実からもよく分かる。

 この初期不良の問題は同年末まで続いた。


 ただ、パンターは1943年赤軍戦車隊の主力たるT-34を遠距離から一方的に撃破可能な火力を有し、またT-34の76mm砲を正面防御でほぼ無力化できた。

 さらに、76mm砲以上の火力を有する1943年の赤軍戦車は数が少ないSU-85KV-85などに限られており、このことからもパンターの脅威性は明らかと評せる。


Нам с тобойIS-2 スターリン重戦車
新たなる主敵・T-34/85圧倒的大火力・IS-2

 1944年、パンターの初期不良は解消の傾向にあったが、主敵たるT-34は85mm砲搭載型へと改良されていき、さらに強力な122mm砲搭載のIS-2も登場。

 パンターを正面から撃破可能な装備が普及するに連れて正面防御の優位性は消失していった。


 とはいえ、パンターの車体正面装甲は85mm砲による至近距離からの攻撃も十分に防ぐことが可能な程度には未だ有力であり、また7.5cm砲はIS-2の120mm厚にもなる装甲を戦闘距離で貫けた。

 適切な運用のできる高練度のドイツ戦車兵が活躍すれば数倍の数で迫る赤軍戦車隊に対抗することは不可能では無く、実際に善戦した例もそこそこある。


出撃!バルクマン・コーナー
ヤーボ仕様のP-47バルクマン・コーナー

 1944年6月、ノルマンディー上陸作戦に伴い再形成された西部戦線でもパンターに対抗可能な米M1型76mm砲、英17ポンド砲の配備が本格化。

 さらに連合軍が航空優勢を確保したことから、ヤーボ戦闘爆撃機)による航空攻撃の脅威も大きくなった。


 それでも、7月27日には第2SS装甲師団「ダス・ライヒ」のエルンスト・バルクマンにより『バルクマン・コーナー』と呼ばれる大活躍が成された...という話はSSによるプロパガンダの可能性が高いらしいため本記事では取り扱わない。


 実際のところ、西部戦線の急な発起に対応しきれなかったドイツは自軍の戦車隊に未熟な戦車兵ばかりを割り当てることになり、一方の米軍は高練度の戦車兵が駆る大量のM4シャーマンを投入したため、結果としてパンターとM4シャーマンとの性能差は打ち消され、ほぼ拮抗する状況にあった。


M26パーシング(前)Cologne1945
M26パーシングケルン大聖堂

 しかし、機転の利く精鋭戦車兵らが扱った場合のパンターは未だに大きな活躍を残すポテンシャルを有していたほか、1945年1月17日には第10SS装甲師団のエルヴィン・バッハマン中尉らが率いる2輌のパンターは前人未到の珍記録をも残している。


 その内容は『街道を進む多数のM4シャーマンの隊列を前後から挟み撃ち、逃げ道の無い状態で一方的に追い詰めて9輌を撃破、うろたえて白旗を挙げた米兵60名を捕虜としたついでに残りのシャーマン12輌を鹵獲(ぶんどり)』というもの。

 2vs21という圧倒的劣勢を完全勝利で終わらせたこの『前門の豹、後門も豹』とも呼べるエピソードは、大戦末期のドイツにとって数少ない痛快な勝利劇の一つである...。


 以後、3月にはケルン大聖堂前で米軍の最新鋭T26E3重戦車(=M26パーシング)に撃破される映像が記録されていたり、追いはぎでスーパーパーシング追加装甲にされたり...。


 とはいえ、その間も東西の両戦線において『M4シャーマンとT-34/85を正面戦闘において圧倒可能』でありながら『まとまった数で現れる』パンターが、真に連合軍最大の脅威的存在であったことは間違いない。


パンター中戦車パンターG型
末期戦ベルリン

 絶滅戦争の終局、ベルリン市街戦でもパンターは投入されており、この第三帝国最期の戦いがパンターにとっても最後の戦場となった。

 ただし、パンター自体の運用歴はそれ以降も続いている。


フレンチ・パンター編集

 時は戦後。1940年7月の完全敗北以来、戦中の長期に渡ってドイツの傀儡政権下にあったフランスは軍備の自給能力をほとんど失っていた。

 特に深刻なのが戦車で、一応アメリカからM4シャーマンやM10GMCを相当数供給されてはいたものの、それらは戦中にドイツ戦車に圧倒されていた程度のものでしかなく...。


 二度とあのような敗北を喫するわけにはいかないフランス軍が、そこで目を付けたのがドイツの遺産西部戦線の舞台となったフランス領内には多数のドイツ兵器、およびその予備部品が残されており、その中で最も強力かつ実用性に足るものこそがパンターだった。


 フランス軍は50余輌のパンターをかき集め、1947年頃から本格的な運用を開始。最終的には1952年に退役となった。


主要な型式編集

 パンターの型式は開発順にD型→A型→G型→F型とアルファベット順になっていない。この理由は諸説あるものの未だ謎に包まれており、これ以降、新たに判明することも無いだろう。


 各型式を合わせた総生産数はIII号突撃砲の約10,000輌、IV号戦車の約8,500輌に次いで多い約6,000輌となっている。戦中開発のドイツ戦車としては最も多い。


型式開発決定生産期間生産数
D型42/543/1~43/9約850
A型43/243/9~44/7約2,200
G型43/544/3~45/4約3,000(※)

 (※:当初の生産予定は2,650輌だったが、後継となるF型の開発遅延により最終的に計画を上回る生産が行われた)


 なお、他のドイツ戦車と同様に同じ型式であっても生産中のマイナーチェンジ、現地改修などが都度実施されているため、以降の特徴は必ずしも全ての車輌に当てはまるものではない。


  • D型(Ausf.D)
panther D tankう豹ォォォ!

キューポラ車長ハッチ操縦手視察手段車体正面右側機銃口車体側面上部装甲
円筒形、防弾ガラス越しの直接視察口付き跳ね上げ式車体正面装甲の視察口長方形の開閉式カバー垂直より40°傾斜、40mm厚

  • A型(Ausf.A)
パンターA(雪無し差分)超戦車長

キューポラ車長ハッチ操縦手視察手段車体正面右側機銃口車体側面上部装甲
お椀を伏せた形、埋め込み式ペリスコープ7個装備スイング式車体正面装甲の視察口43/11半ばまでD型と同じ、それ以降はボールマウント方式垂直より40°傾斜、40mm厚

 追記:キューポラに対空機関銃架リング装備


  • G型(Ausf.G)
パンターG型V号戦車

キューポラ車長ハッチ操縦手視察手段車体正面右側機銃口車体側面上部装甲
お椀を伏せた形、埋め込み式ペリスコープ7個装備スイング式車体上面の旋回式ペリスコープボールマウント方式垂直より30°傾斜、50mm厚

 追記:44/9以降の一部生産型はショットトラップ対策として防盾下部に張り出しを追加(アゴ付き)


  • F型(Ausf.F)
イケてた戦車(´・ω・`)Panther 211

 戦争終結時で試作寸前という段階にあった型。未完。

 小型軽量でステレオ式測距儀を装備する新型砲塔・シュマールトゥルム(Schmalturm:小砲塔)が採用されており、これは正確な測距情報に基づいて数的優位の連合軍戦車を遠距離から撃破しようとする試みと考えられる。車体はG型と同様。


特殊仕様・派生型編集

  • パンター指揮戦車(Befehlspanzer Panther)

パンター指揮戦車(´・ω・`)

 無線通信機能が強化された型。

 中隊指揮官・副官以上用に350輛が生産された他、既存のパンターから改修されることもあった。


  • FG 1250暗視装置搭載型
どこでもキューポラsdkfz251赤外線暗視装置付き
キューポラに装備されたFG 1250暗視装置Sd.kfz.251(赤外線サーチライト搭載型)

 1944年後期に約50輌のG型がアクティブ式赤外線暗視装置FG 1250をキューポラに装備した仕様で生産された。


 連合軍航空機の活動がほとんど無い夜間においても効果的な戦闘を可能とした。

 目標の捕捉を補助するため、強力な赤外線サーチライトを搭載するSd.kfz.251/20ハーフトラックとの共同運用も想定されていたという。


Jagdpanther Tank destroyer

 パンターの車台を流用しKwK 43型71口径8.8cm砲を搭載した駆逐戦車型。


  • ベルゲパンター(Bergepanther)

山岳戦車

(イメージ画像のような運用は想定されていない点に注意)

 パンター戦車回収車とも呼ばれる戦車回収車型。279輌が生産された。


 それまで一般に用いられていたハーフトラック戦車回収車では50トン近いパンターやティーガーを回収するのは困難だったため、より牽引力に優れるパンター車体がこの用途に流用されることとなった。

 当初は車体に簡易クレーンをつけただけの暫定的なものだったが、次第に回収用ウィンチや車体固定用アウトリガーも装備した本格的な戦車回収車となった。

 なお、一部の車輌は自衛用にKwK 30型55口径20mm機関砲を搭載していた。


  • M10偽装車(Ersatz M10)

たまにはアメリカーナ・・・

 アメリカ陸軍M10GMC戦車駆逐車に似せて偽装されたパンターG型。

 可能な限りM10に外見を近づけるべく装甲板を被せてシルエットを変え、キューポラは撤去、米軍風に塗装するなど、徹底した偽装が施されている。


 米軍に偽装して後方への浸透を図るグライフ作戦に際して5輌がこの仕様に改装され、第150装甲旅団が1944年のバルジの戦いで運用した。


 バルジ戦中に全5輌が失われている。


  • IV号戦車砲塔搭載型ベルゲパンター

Ⅳ号戦車砲塔搭載型ベルゲパンターとは

 IV号戦車の砲塔を載せたベルゲパンター。第653重戦車駆逐大隊で1輌が改造された。

 用途は指揮戦車であり、砲塔は固定搭載のため旋回できない。


試作・計画型編集

  • ガスタービンエンジン搭載型

 当時のドイツ陸軍は新世代の動力として灯油でも運用できる高効率なガスタービンエンジンを検討しており、その試作品がパンターに搭載、試験された。


 搭載されたエンジンは後のアメリカ製主力戦車M1エイブラムスなどに搭載されたものと原理は同一であり、1100馬力以上を発揮したとされる。

 しかし、低速域での性能不足、劣悪な燃費とドイツ全体の根本的な燃料欠乏などから、実用化には至らなかった。


  • パンターII(Panther II)

パンターⅡ

 未成に終わったパンターの後継計画。

 開発決定の1943年1月はA型よりも早期で、D型の問題点改善、ソ連戦車の砲火力増大や対戦車ライフル対策としての装甲増厚(車体正面100mm、車体側面60mm)、ティーガーIIとの走行装置共通化、砲塔の小型化など、様々な改良が予定された。


 1943年秋の生産開始を目標としていたものの、当時は既存車輌の生産および小規模な改良で手一杯であり、供給の低下は得策ではないと判断され、最終的にはA型の生産開始以前に計画放棄となった。

 その後、パンターIIに施されるはずだった改良点はA型とG型に順次導入されている。


 なお、ゲームやプラモデルではシュマールトゥルムとKwK 43型71口径8.8cm砲(ティーガーIIのものと同型)の組み合わせで登場することがあるが、これはおおよそ実現しえない設計だった。

 そもそもKwK 43は非常に大型で、シュマールトゥルムに収めるには物理的に大きすぎる。


  • ケーリアン対空戦車(Flakpanzer Coelian)

シュトルモヴィク

 対空戦車型。計画のみ。

 パンターの車体に3.7 cm Flak 44 機関砲を連装した全周旋回式密閉砲塔を組み合わせたもの。

 木製模型が製作されたが、生産コスト比の火力効率の低さや戦局の逼迫により未成に終わった。


  • E-50(Entwicklungsfahrzeug 50)

E-50 1946

 E計画におけるパンターの後継にして、E-75と並ぶ標準戦車(Standardpanzer)。

 1944年には試験段階のサスペンションのみ完成していたが、それ以上の進展無しに終戦しているほか、現存する設計図は車体のみで、砲塔・武装に関しては具体的な情報が「ティーガーII後継のE-75と共用する」程度しか判明しておらず、その完成形は謎に包まれている。


登場作品編集

書籍編集

 主人公のクルツ・ウェーバーおよびエルンスト・フォン・バウアーが搭乗。


  • 『ベルリン1945』

 ハルス中隊で半ば強奪する形で一時配備される。


 野良中戦車同好会の保有するF型が登場。


 主人公らがスクラップの中からA型を修理して搭乗。


アニメ編集

縞騎士

 pixivにもアカウントを構える同人作家のEXCEL氏が新車1台分もの予算を費やした2012年8月の超大作(3分)。

 パンターを克明に描いた史上初のアニメ作品だったが、同年10月にはガルパンがTV放送開始されてしまった...。


「勝利の微笑み」

 黒森峰女学園が運用するG型が多数登場。劇中登場車はシュルツェン未装備。


映画編集

 アーヘンでの戦闘にレオパルト1を改造して似せたものがパンター役として登場するが、あまり似ていない。

 同年制作の『女王陛下の戦士』ではマズルブレーキを取り付け塗装を変更した同型車が登場している。


 パリ市内で自由フランス軍やレジスタンスと交戦。撮影に使用されたのはM24軽戦車を改造したもの。


 中盤から後半にかけ、主人公たちと対峙するドイツ軍戦車として登場。主人公の宿敵イェーガーの搭乗車は暗視装置搭載型となっている。

 撮影にはT-54をパンター風に改造した車輌が用いられており、その再現度は映画史上トップクラス。前半のIII号戦車に続き、中盤から後半にかけて主役級の活躍を見せた。


ゲーム編集

  • コンバットチョロQ』シリーズ
    • コンバットチョロQ:英語の「パンサー」表記。D型とG型、パンターII、さらにはケーリアン対空戦車が登場。D型とケーリアンはバトルアリーナ「ミドルクラス」で交戦するのみだが、G型とパンターIIは中盤の強敵として立ちはだかる。
    • 新コンバットチョロQ:D型・A型・G型・F型・パンターIIが登場。中盤以降のステージで登場する。D型は「ザンブニール攻防戦」、パンターIIは「爆撃の閃光都市」クリアで使用可能となる。A型とF型はステージ中には登場せず、A型はエキスパートアリーナ「マスボンバー」で、F型はバトルアリーナ「ウォーター」で対決、勝利すると使用可能となる。G型もエキスパートアリーナ「テクニカルウェイ」で対決、勝利すると使用可能となる。いずれも同軸機関銃タイプ「T」カテゴリーと車体機関銃タイプ「B」カテゴリーの武装を装備できる。
    • コンバットチョロQ アドバンス大作戦:G型らしき車輌が「V号戦車パンター」として登場。「75ミリカノン」と「汎用バトルタンク」で再現可能。クセがなく扱いやすい75ミリカノンと、そこそこな機動力を誇る汎用バトルタンクによる中堅クラスの戦車。敵タンクとして登場する際にはクラッシュ効果(一撃必殺)を防ぐことが出来る「お守り」を装備している。敵勢力Qシュタイン帝国の主力戦車であり、「エリートタンク」と名乗る強化タイプも登場。タイプごとに異なるサブウェポン・オプションを持つが、「エリートタンクIV」と「エリートタンクV」は主砲を換装している(IVは「ロケット砲」、Vは「15.2センチ砲」)ためパンターからかけ離れた外観になっている。



関連タグ編集

ドイツ陸軍 戦車 中戦車 重戦車 駆逐戦車 対空戦車 自走砲

パンサー

KF51パンター - パンターの名を冠するドイツ戦車その2。最新型の主力戦車

pzkwv - 名前がパンターの型番と類似している。


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