解説
KF51パンター(Panhter KF 51)は、ドイツのラインメタル社が2022年に発表した「Kettenfahrzeug」(装軌車輌)系列の主力戦車(MBT)。
高度な火器管制装置・ネットワーク協働能力を備え、第4世代主力戦車の一つに数えられる。
特徴
ラインメタル社が自主開発した車輌で、既存のレオパルト2A4車体に、現行の120mmより一回り大口径な自動装填装置付き130mm滑腔砲と新型砲塔を搭載。
その他にも複合装甲・リアクティブアーマー・アクティブ防御システム等、現行の主力戦車で必須となる装備を一通り備えつつ、車重は現行の欧州戦車比で軽い59トンに収まっている。
また、ユーロサトリ2024(国際防衛技術展示会)ではロシアのT-14のような無人砲塔化案のKF51-Uが展示された。
採用状況
正式な採用国はまだ無いが、ラインメタルはハンガリー政府やイタリアのレオナルド社とそれぞれ別個のKF51共同開発事業を推進中で、東欧・ロシア情勢の不安定化に伴い、その販路は拡大していくと考えられる。