概要
範囲は広義でも狭義でも様々で、定義は時代によって変わる……が、20世紀後半の冷戦構造においてチェコ・スロバキア・ハンガリーの西側の国境辺りでキレイに資本主義国・社会主義国が分かれていたことから、この辺りのラインの東側(かつ、北欧と南欧に含まれない)国々のことを東欧と呼ぶことが多い。
国連による分類では
が東欧に含まれる。
CIAによる分類ではロシアは、複数の大陸にまたがる国として東欧には含めてない。
過去に存在した国家では、オスマン帝国、東ローマ帝国、オーストリア・ハンガリー、ロシア帝国、ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)、東ドイツ(ドイツ民主共和国)、ルーマニア社会主義共和国などが含まれる。
地理的な狭義ではウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、ロシア。
広義ではバルカン半島地域(アルバニア、クロアチア、コソボ、スロベニア、セルビア、トルコ、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロ、ルーマニア)、中央ヨーロッパ(チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランド)、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、元ソ連構成国(アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、グルジア)などが含まれる。
歴史的には「(旧)共産圏」の意でも使われる。東欧革命以降のポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーは含まない場合もある。