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概要

言語 チェコ語
正式国名 Česká-republika
首都 プラハ
人口 約1,040万人。

ドイツ連邦共和国オーストリア共和国ポーランド共和国スロバキア共和国に接する。
通貨はチェココルネを使用。

国民の大半がスラヴ系であるが歴史的にドイツ文化との関係が深い。

地理

国土はオーストリア帝国時代のボヘミア(チェヒ)とモラビア(モラヴァ)、さらに厳密にはシュレージエン(スレスコ)を合わせた地域である。
東部のモラヴィア地方は帝国時代はウィーンの近郊にあたる地域であり、現在もつながりは深い。中心都市はブルノ。
西部のボヘミア地方はウルタヴァ川が貫く盆地。中心都市はプラハだが北部のカルロヴィ・ヴァリ(カールスバード)などの都市も存在する。
北東部のシレジア地方(スレスコ)はオーデル川につながる土地で、北のポーランド・シロンスク地方とのつながりが深い。というよりも18世紀のプロイセン=オーストリア戦争前は一体の領邦であった。

歴史

本来「チェコ(チェヒ)」とは西部のボヘミア地方のみをさす語であり、10世紀にこの地方を中心とした小国が誕生した。この国は神聖ローマ帝国経由でキリスト教を受容し、その結果神聖ローマ帝国の構成国としての歴史を歩むことになる。
さらに王国となったボヘミア王国は神聖ローマ帝国有数の有力諸侯として多いに栄えた。オタカル2世は一時オーストリア・スロヴェニアまでを支配するも、勃興しつつあったハプスブルク家に敗れる。それでもボヘミアの優位は揺るがず、ルクセンブルク家のカレル4世は神聖ローマ皇帝にも選出。彼の時代にモラヴィア・ボヘミア・シレジア(シュレージェン、現在でも一部はチェコ領である)、ラウジッツ(今のドイツ・ザクセン州東部)を「チェコ王冠の諸邦」として一体のものとみる概念が生まれた。

この王国を支えたのは中世欧州有数の銀鉱と豊かな農地、そしてウィーンと並ぶヨーロッパの東部と西部をつなぐ交通の要衝という地位であり、プラハは中世ヨーロッパの文化都市のひとつとして栄えた。
その栄華は1526年にボヘミアの王冠がハプスブルク家に移ってからも続く。

だが、三十年戦争(1618~1648)で事態は暗転。ボヘミアでのプロテスタント派の国王選出に始まる大乱はチェコの大半を戦場に変え、さらに以降ハプスブルク家の「帝都」としての地位はウィーンに確定したことで、ボヘミアは中央ヨーロッパの政治の中心としての地位を失った。

とはいえ、18世紀後半からの啓蒙主義の中で回復。19世紀には工業化が進められ、ハプスブルク家領屈指の工業化された地域として栄えた。このころには今のチェコ領に近い地域が「ボヘミア王冠領」として確定する。この時代、チェコにはドイツ人とスラヴ系チェコ人が暮らしていたが、スラヴ系チェコ人のナショナリズムは19世紀を通じて高まり、ついにハプスブルク帝国が崩壊した1918年にスロバキアとともにチェコスロバキア共和国として独立。戦間期には比較的安定した。

しかし、今度はナチ・ドイツの台頭が暗雲となる。もともとチェコにかなりの人口が暮らしていたドイツ人の地域への「権利」を求めてまず国境部のスデーテン地方が併合され、さらに残る地域も保護領、次いで併合されてチェコは独立を失った。

ドイツに併合・占領された中欧諸国の例にもれずドイツ統治は過酷であり、その反動は大戦後、ポーランドと同様に、独立を回復した領内のドイツ人の追放を行う事態に発展する。そして、ソ連の衛星国時代を経て、民主化後の1993年にスロバキア共和国との連邦制を解消しチェコ共和国として独立した。

チェコとスロバキアの連邦解消は友好的に行われたので、円満離婚にたとえて「ビロード離婚」と言われる。


文化

オーストリア帝国時代から多数の音楽家を輩出し、ヨーロッパの音楽院ともいわれた。

ドヴォルザークマーラー、スメタナ、フィビヒ、ヤナーチェク、スーク、マルティヌー、指揮者のヴァーツラフ・ノイマン、ラファエル・クーベリックなどの音楽家を多数輩出している。

絵本イラストレーションの分野でも名高い。
画家ではミュシャ、作家では「ロボット」という言葉を生み出したとされるカレル・チャペックなどを輩出している。
ドイツ文学作家だがフランツ・カフカもプラハ出身で、アニメの分野でもヤン・シュヴァンクマイエルなどが名高い。

日本で活動したチェコ出身の人物には元大相撲力士隆の山俊太郎(本名パヴェル・ボヤル)がいる。

食文化ではビールの醸造の中心地で、現代ビール醸造の発祥の地。

関連項目

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