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概要

東ヨーロッパに位置する国家
2006年に旧ユーゴスラビアのセルビア・モンテネグロからセルビアとモンテネグロが分離したことにより独立。
現地ではツルナ・ゴーラセルボ・クロアチア語:Црна Гора)と呼ばれており、日本語での通称はイタリア語名からの流用。「モンテ」は「山」、「ネグロ」は「黒い」の意。現地名ツルナ・ゴーラも同様で、「ツルナ」は「黒い」、「ゴーラ」は「山」の意。ツルナはチェルノーゼム(黒土)やチェルノブイリ、チェルノボグのチェルノと同源。お隣の国アルバニア(白い土地の意)とは対照的な名称である。
首都はポドゴリツァとされるが、憲法上の首都はツェティニェとされる。

地理

全体的に山がちな地形で、交通の便はかなり悪い。バルカン半島の中では例外的に、この国がオスマン帝国に対して独立性を保った一因とも言われる。

歴史

バルカン半島の大半がオスマン帝国の猛攻に飲み込まれるなか、モンテネグロはツェティニェの主教の元に現地の有力者が従うことで、宗政一致の国家としての独立をたもった。主教たちは妻帯できないため、自らの「おい」へと主教位を継承させることになる。こうして19世紀中ごろまでモンテネグロはその体制を保ち、その後公国、次いで王国としての地位を獲得することで世俗化された。

その後、第一次世界大戦後にユーゴスラビア王国の一部となり、第二次大戦後は連邦内のモンテネグロ共和国となる。ユーゴスラビア内戦の後に成立した新ユーゴスラビアにはとどまったものの、2006年に独立した。

日露戦争とモンテネグロ

王政時代に日露戦争が勃発し、ロシアとの関係を重視していたモンテネグロは日本へ宣戦布告している。
実際に満州へ派兵したものの、日本側はこの宣戦布告を完全にシカトし、ロシアとの講和会議にもモンテネグロ代表を呼ばなかった
そのため国際法上、日本とモンテネグロは現在でも戦争を続けていることになっている。
2006年の独立の際、そのことが問題になる可能性が指摘されたが、当時の日本政府ははぐらかすような形で独立を承認した。
なお、日本がモンテネグロの宣戦布告をシカトしたのにはれっきとした理由がある。
それは当時の日英同盟露仏同盟の双方に「一方の国が複数国と交戦した場合、もう一方の国は参戦義務が生じる」という内容があったためである。つまり、もしモンテネグロの宣戦を日本が受理していれば、それぞれの同盟に則ってイギリスとフランスが衝突し、世界中を巻き込む大戦が起きていた。

創作上での影響

・田中芳樹「マヴァール年代記」に登場する国・ツルナゴーラ王国の名称はこれに由来するものとみられる。

SCP-2072「首相お気に入りの墓地」には、なぜかモンテネグロの過去から未来に至る首相の名前が刻まれた墓地が登場する。

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